JJ1WKN Log

自作や移動運用関連のログです。

ロジックアナライザのテスト

2011-05-03 | 測定器
先日秋月でロジックアナライザ(LAP-C 16064)を買ってきたので、使い方の勉強を兼ねて簡単なテストをしてみました。

Tanukinoなどで製作する際に信号を確認できるといいのですが、持っているオシロではストレージ機能が無いので繰り返す信号しか測定できません。
購入したロジックアナライザは16チャンネルで各チャンネル64Kビットのメモリがあるので、複数のポートの信号を確認することができます。
また、各種のプロトコルアナライザが用意されているので、UART(シリアル)や7セグメントLEDなどの解析ができます。

最初にシュミットインバータ1個で発振させ、方形波を作ります。
余っているインバーター2個で反転、反転させて、反転する様子を測定してみようと思います。
ブレッドボードでHD74HC14Pで発振回路を作ります。
ロジックアナライザとの接続は、発振回路の出力、反転1、反転2の3箇所です。


プローブチャンネルの設定をします。
A1~A3の3CHを使います。


測定結果です。
上から発振回路の出力、反転1、反転2です。
540μSと510μSデューティー比は50%でないことが分かります。


次に、秋月のペラ紙マニュアルに掲載されているUART(シリアル)の解析をしてみました。
ターゲットはTanukinoでシリアル出力を繰り返すプログラムを作ってみました。

プローブチャンネルの設定とバスグループの設定をします。
TX:A3(黄)とRX:A4(黄緑)をグループにします。


プロトコルアナライザでUARTを選択します。


ボーレートなどの設定をします。


ロジックアナライザのプローブをTanukinoの2、3ピンに接続します。
トリガ条件を設定してスタートボタンを押して測定を開始します。
サンプリングレートは200kHzにしてみました。
精密な測定をする場合はサンプリングレートを高くしますが、測定時間は短くなります。
Tanukinoのスケッチではシリアルプリントで"WKN"を3mSのインターバルで繰り返し出力しています。
写真ではよく見えませんがスタートビット、データ、ストップビットといったお馴染みの信号を見ることができました。


最後は標準で付いている7セグメントLEDのプロトコルのテストをしてみました。
7セグメントLEDのテストはa~gの7本とコモンの1本の接続が必要で、少し複雑です。
ポートAの8本のプローブで使って接続します。
TanukinoのソケットにL字形のピンを刺して信号を取ります。


プローブチャンネルの設定とバスグループの設定です。


プロトコルアナライザで7SEG LEDを選択します。


ピン接続の設定をします。a~gピンとコモンピンを割り当てます。
また、アノードコモンかカソードコモンかを設定します。


トリガ条件を設定してスタートボタンを押して測定を開始します。
Tanukinoのスケッチでは1と8を繰り返し表示しています。


そこそこのお値段なので、マイコン関連の自作をする場合はこういうのがあると重宝しますね。

最新の画像もっと見る

コメントを投稿