JJ1WKN Log

自作や移動運用関連のログです。

18MHz VFO の実験

2008-01-14 | 無線機


野毛トラ28の計画をしていますが、手持ちの水晶の関係で希望する周波数のVXOを作ることができません。
そこで強引にVFOでいけないか実験してみることにしました。

夏の横浜コンテストへの参加を目標にコンテスト周波数の28.6-28.8MHzに出られるようにします。
野毛GENのIFは10.160MHzなので18.44-18.64MHzが必要となります。
周波数範囲は一部我慢するとしても18.6/9.3/6.2MHzの水晶があるといいのですが、ジャンク箱には見当たりません。

そこで6MHz帯のVFOを3逓倍してみることにしました。
6MHz帯ならそこそこ安定したVFOが作れそうです。

回路図です。

TRでは安定していると言われているベース接地型のコルピッツ発振回路で、6MHz帯を発振させていきなり3逓倍しています。
周波数範囲が広いのでバリコンの代わりにバリキャップを使用しました。
周波数の可変には10回転のヘリカルポテンショVRを使用しました。

実験中の基板です。


一晩放置後の結果は、10Hzオーダーで少し動くようですが、安定度はまずまずです。
バリキャップなのでボディイフェクトはほとんどありません。
シールドケースに入れてしまえば温度的にも安定しそうです。
コイルはトロイダルコアにしましたが、タイトスペーサーに巻いた空芯?コイルにすればさらに安定しそうです。
いきなり3逓倍しましたが、バッファを追加したほうが良いでしょう。

VRの回転数と周波数のグラフです。
バリキャップなのでリニアにはなりませんが、28650以上は直線に近いのでこのまま使えそうです。
CカーブのVRとスプレッドVRの組み合わせもいいかもしれません。

このままではVFOの出力が少し足りないので広帯域アンプを1段追加しようと思います。
18MHzのVFOがなんとかなればあとは野毛トラ18と同じ構成でいけそうです。
コンテストですので、5Wくらいは欲しいところです。
CB用の石でなんとかなりそうですね。

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2 コメント

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バリキャップ (JO1ACW)
2008-01-17 12:44:07
バリキャップというとQRHと可変範囲が狭いという印象があったのですが、なかなかFBですね。
先日も50Mhzでバリキャップを使ったリグのOMさん(工作会メンバー)とQSOしました。
野毛ジェネをサトーの水晶40.210Mhz, 40.320Mhzを使用して50Mhzにバリキャップ可変で利用しようかと画策しています。手持ちに1SV50, 1SV101が確かあったような気がするので、どの位可変できるかトライしてみます。
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バリキャップ (WKN)
2008-01-17 20:02:14
3逓倍した後の可変範囲なので、元の可変幅はそこそこです。
私もバリキャップに対しては同じ印象でギヤ付きバリコン派なのですが、入手性を考えてバリキャップにしてみました。
バリキャップを2本逆向きに接続して自己整流しないようにして0V付近の直線性の良い立ち上がりの部分を有効活用すると良いそうです。

今、ダイレクトに18MHzを発振させる実験をしていますが、安定するかは回路次第でバリキャップでも結構安定したものが作れそうです。

周波数表示の課題もあるので、XKPさんの2桁カウンター付きFLLを検討しています。
コイルはFCZのコア抜き(ツボコアも)で十分そうです。
同調用のCは複数のNP0をパラにすると安定します。
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