年月に関守なし…… 

古稀を過ぎると年月の流れが速まり、人生の終焉にむかう。

今後は節減に努める

2016-05-14 | 俳句&和歌
◇◇◇   今後は節減に努める

 舛添要一都知事を会議費や海外視察費、公用車週末別荘通い等の高額な数字を挙げて批判している。都知事の政務活動費だからつましい庶民の経済感覚からすれが、別世界の数字である。曰く、欧州出張費5000万円、龍宮城スパホテル会議費37万円、別荘に公用車49回で400万円…… 
 それが法令違反でなく、都政の安寧平安が保たれ、市民の生活が保障され、まあ夢と希望までもとは云わないまでも、健やかな暮らしが出来るなら問題にする事ではない。しかし、現在の舛添都政が豊かな都民生活の付託に応えているとは到底思えない。況や政治資金規正法違反や法旨に逸脱するなら言語道断、即刻辞職のうえ司直に委ねる事だ。
 そもそも知事の年収:2222万円(月収145万円)。厚労省は「いわゆる貧困人と言うのは年収130万円」(国民の6人1人)としているから、知事の月収にも達しない年収レベルで暮らしている貧困家庭がウヨウヨしているのである。欧州旅行で知事は1泊19万8千円のスイートルームを使ったと云うから常識の範囲を超えている。「今後は節減に努める」と反省しているのは無駄遣いを認めた事だ。てんぷら・寿司代などなど政治資金45万を返金するという。
 5月12日のベタ記事が目に焼き付いている。<お湯2リットルを盗み建造物侵入・窃盗容疑で現行犯逮捕><男52才は「温かいものが食べたかった」と容疑を認め「生活が苦しく、水道・ガス・電気を止められた」と供述している>
 このような「貧乏物語」はごまんと報道されている。別荘行の車代でカップ麺のお湯が何杯確保出来るのか。格差の実態に目をつむり、公私混同が分からない知事は失格である。
 52才のこの男、鉄格子に閉ざされた「別荘」暮らしでホッと一息英気を養う事が出来るであろう。
 
 
 

    都市外交パリ・ロンドンで5000万五輪実現成果隆々

 
    天敵の舛添降ろしの光明だ都議会自民虎視眈々

 
    龍宮城で鯛や平目の舞い踊り会議チョコッと粛々と開く


 

      青嵐に加減もあるか藤棚に

 
      主居ぬタックス・タワーは春の果

 
      夏近し光が光り重なりて



 
※青嵐(あおあらし・せいらん)=茂った木々の葉や草を揺さぶって吹く強い風
※タックス・タワー=高額な税金を投入して建造された東京都庁舎の揶揄

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