小雨が降り止んだのでMihoちゃんは窓を開けてお掃除。
そして大阪から帰省してくるお姉ちゃんを迎えにMihoちゃんが車で出かけようと玄関を出た瞬間。
「あぁ!! ラウラ何やっているの」・・・バタバタと窓を横切ったMihoちゃん。
「ダメでしょ。あんたなんでここにいるの」・・・柵のところにいるラウラを後ろから掴み、うさぎを捕まえたように(反対だけど)、逆さ吊りで逮捕された。
ラウラはなんごとが起きたのか、そして「やばい」と思ったのだろう。観念して源太郎がそれを引き受け、タオルで脚や顔を拭かれる。「やだ、やだよ!!」と抵抗してもこればかりは許さない。
「昨日ね。ROMEO(黒猫)がそこにいたのよ」
「あの野郎、またラウラを誑かしに来たのか。ダメだよラウラ!!」
見ると、掃除した時に網戸が数センチ開いていたのだろう。そこから脱走したことがわかった。
ラウラは、しょぼんとしている。
「わかるよ。愛の逃避行失敗だな。ほんとダメだよ」
そして、窓の外をじっと見ているラウラがいる。
こんなラウラにぴったりな曲がある。マッシモ・ラニエリの曲だが、Orietta Bertiがサンレモで歌い入賞した曲
「愛の詩」
僕は歌う 君への愛を
今夜は詩に変わる
僕の声はノスタルジーの涙となる
君には決して尋ねないつもりだ
なぜ、君が僕から離れて行ってしまったのかを
僕には君のすることすべていが正しいのだ
君を愛している そう叫びたい
だけど 心の声は
静かに歌う 判るだろう
君を愛している そう叫びたい
だけど今夜は話すことさえできない
泣いてしまいそうだから・・・・
キャピレット家とモンタギュー家の二人
この愛の逃避行は絶対に許されない。
「ただいま」
お姉ちゃんが帰って来た。
ラウラは「誰、誰」と近づき
ジェリーは、「誰?」と逃げて来た(笑)
さぁ、明日は夏祭り「名店、焼きそば職人」となる源太郎だ。