Jerry Emma Laura Piano

Mina, Dalida, Barbara, Laura, Lara....美人大好き! あっ、Mihoが一番好き

Laura、、、おとしゃんが遊んでくれない

2017年03月10日 | 毎日の話

ラウラ「お昼休みなのに遊んでくれないの」

お父さん「ちょっと面白い読み物があってさ。手が離せない」

ラウラ「あとで読めばいいのに」

お父さん「そんなに目を吊り上げて見なくても」

ラウラ「じゃ、アタシは寝るからね。起きたら遊んでよ」

源太郎は空返事したが、ラウラは完全に昼寝の体制にはいった。「シメシメ」

読み物というのは昭和9年4月、「日食観測の為南洋に旅して」と題して、東京帝国大学の早乙女教授の講演したものだ。

冒頭の書き出しは(旧漢字は現代の字体に替えました)「本文は先づ南洋ロソップ島の位置、気候及び風俗習慣等の概要を述べ態々かゝる遠き島に旅して日食観測を行ひたる所以を説き、更にこの観測が学術上如何に貴重であるかと言ふことを論じたものである」とある。1934年だから今から80年も前の現実の旅の話だ。読まなくてはなるまい。

のっけから、文章が心を引きつける。「来たのでありますが」、「お話をしやうと思ひます」ときたもんだ。

ロソップ島の位置の説明に「日本の委任統治」の話がでてきて、子供の時普通に使った「〇人」という言葉が抵抗なく使われている。別段違和感はないが、今こんな文章や、発言をしようものならマスコミや一部の方々に袋ただ気に合うだろう。

「これらの島は、多くは珊瑚礁でありまして、僅かに海面から4~5尺、或いは3~4尺しかない様な低い島なのであります」と説明される。今のようにインターネットで情報が氾濫している世の中なら想像はつくが80年前の聴講した人たちは、色合いやその状況が頭に浮かんだのだろうか。

「その数多い島に、〇人が5万人くらい住んでいて、日本人も2万5千人くらい居りますが、それは琉球の人たちが多数を占めて居ります。これらの島の中には支那人はいない。ご承知の通り支那人は表南洋にいたるところに居るのですが裏南洋には全くいないのであります。日本の委任統治ですから当然であります・・・・17世紀にポルトガル、スペインというような航海者がこれらの島を開発したのでありまして、結局スペインがこれを持ちきれないで、ドイツに渡し、ドイツが敗戦の結果、日本が統治することなった次第であります」 こんなことは習ったのかなぁ。

次第に、島の風俗・風習に話が移ってゆく。「この種族はどんな家族制度を持っているかと申しますと、大体一夫一婦でありますが、女性が幅を利かせている、女尊男卑であります。家も女性を標準にして組織されています。その結果として夫が死亡するというようなことがありますと、妻は実家に帰ってしまい、子供も一緒に帰ってしまう。妻が亡くなると子供は男のほうには行かないで、妻の実家に帰ってしまうというわけで、妻が標準となっているのであります」 源太郎は行きたくないね。

「物質に対する欲はなく、全く無欲でありまして、品物でもなんでも独占するというようなことはありません。生活が楽ですから、あまり欲張る必要がないとも見えるのであります」 そうか、そんな世界が当時あったのか。

そしてやっと日食の話になりますが、この観測には遠くアメリカから2人の学者が参加されたということなんですね。そして仲良く観測したというのです。まだ昭和9年ですから。

ここからは、東大の天文台長を務める教授、専門用語が飛び交いますが、我々が教えられた太陽の表面温度やコロナとか、知っている情報が大半だった。専門の話はさておき、遠く離れた島に日本人が多く住んでいた時代の話は実に面白かった。読めない漢字も多いが、それでも大抵は読める。いまの学生さんなら飛び飛びに読むしかないかもしれない。楽しい昼休みだった。


源太郎、、、Mihoちゃんと久しぶりに「うなぎ」

2017年03月10日 | 毎日の話

今朝は冷え込んだ。富士山は雲の帽子をかぶっている。

米国の友人と植樹した「甘夏の成長を一枚にまとめて」と夕方Mihoちゃんに頼まれ、チャチャチャと貼り付けておしまい。

昨夜、一日早いけど「パパのお祝いね」と二人でうなぎを食べに行った。久しぶりに美味しかった。