古い映画だが、暗い映画だったことを覚えている。その映画のバックに流れていた曲が通称「さらばベルリンの灯」。マット・モンローの甘い声の曲だった。曲名は「Wednesday's Child」だったと思う。哀愁の帯びた曲で、濡れた石畳の路地が何故だか思い出される。
映画は、ネオナチのアジトを探す諜報部員と偶然知り合った学校の教師で話が展開したが、この女性が源太郎一押しの美人だということ。名前はセンタ・バーガーさんだが、もう70歳を超えているだろう。もちろんマット・モンローが歌った「ロシアより愛を込めて」の映画の女優のダニエラ・ビアンキさんにはかなわないが、一二を争う美人なことは間違いない。今となっては、イタリア出身のダニエラさんがやっぱり美人だと思うが、確か二人は同い年くらいのはずである。
センタ・バーガーさんの写真を一枚。
なんで、この曲に思い出があるかというと、高校一年生の時に通称「デンスケ」を肩にかけ、高山線から北陸に電車の音を録音に行った。その時津幡駅の録音がうまくいき、編集して、バックミュージックにこの曲を使ったので印象が強い。
当時、石坂浩二の「駅」というLPが発売され、FM放送でも生録を構成した番組が多くあり、ちょっとしたブームだった。オープンデッキでエァーチェック(今は死語だが)して楽曲を集めたり、自分で録音してきた音をミキシングして、友人にダビングテープをプレゼントしたものだった。今ならそんなことをする人など誰もいないだろう。
この曲と深夜の津幡駅の録音が、とてもいいと喜んでもらったことを今でも覚えている。YouTubeの力を借りで、お聞き願いたい。アップしていただいた人に感謝です。