ここから、項を改め、
3 リーダーとしての資質と要件
とし、リーダーとしての資質と要件を、具体的に考察してみたい。まずはこれまでの整理と前置き。
*
できるだけたくさんの人たちと接触し、動員し、組織し、各自が自在に活動できるようにし、さらにその活動をうまく組み合わせ、配分して、1つの戦略目標を達成する。
そして、1つを達成すると、さらに次の戦略目標へ取りかかる。このようなパターンで次々と活動を積み上げていく。この繰り返しを継続していける人間、これがリーダーの資質ということになる。
この「サイクル」と「繰り返し」、どちらかが抜けても真のリーダーとは言えない。ちなみに前者が欠けると戦略の成就はできないし、後者が欠けると事業で言えば短期、一過性に終わる。
リーダーとは、「○○だ」と抽象的な言葉で定義し、それを暗記し、人にしゃべることは誰でもできる。だが口では言えても、実際にどう手足を動かしたらよいかはわからず、言葉のイメージや思いつきで動くことになる。各自がバラバラ、無戦略、無目的、無意味に動いていては、とうてい組織的活動は果たせない。
そこで、実際にどう人間が動いたらよいかということが極めて需要になる。
動くことに、目的性が付加されていなければ、「働き」にはならない。また「動き」には起点と終点が必要不可欠である。「起点と終点のない線を引いてみよ」、といわれても絶対に出来ない。起点があることは終点もあること、またその間の方向性、時間性も存在することを意味する。
さらに、動くということは、脳の指示、命令による判断である。判断には基準がこれまた不可欠である。
こうしたことを頭に置いて、次に真のリーダーの資質と要件を、次号以降まとめてみたい。 2006/06/29
3 リーダーとしての資質と要件
とし、リーダーとしての資質と要件を、具体的に考察してみたい。まずはこれまでの整理と前置き。
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できるだけたくさんの人たちと接触し、動員し、組織し、各自が自在に活動できるようにし、さらにその活動をうまく組み合わせ、配分して、1つの戦略目標を達成する。
そして、1つを達成すると、さらに次の戦略目標へ取りかかる。このようなパターンで次々と活動を積み上げていく。この繰り返しを継続していける人間、これがリーダーの資質ということになる。
この「サイクル」と「繰り返し」、どちらかが抜けても真のリーダーとは言えない。ちなみに前者が欠けると戦略の成就はできないし、後者が欠けると事業で言えば短期、一過性に終わる。
リーダーとは、「○○だ」と抽象的な言葉で定義し、それを暗記し、人にしゃべることは誰でもできる。だが口では言えても、実際にどう手足を動かしたらよいかはわからず、言葉のイメージや思いつきで動くことになる。各自がバラバラ、無戦略、無目的、無意味に動いていては、とうてい組織的活動は果たせない。
そこで、実際にどう人間が動いたらよいかということが極めて需要になる。
動くことに、目的性が付加されていなければ、「働き」にはならない。また「動き」には起点と終点が必要不可欠である。「起点と終点のない線を引いてみよ」、といわれても絶対に出来ない。起点があることは終点もあること、またその間の方向性、時間性も存在することを意味する。
さらに、動くということは、脳の指示、命令による判断である。判断には基準がこれまた不可欠である。
こうしたことを頭に置いて、次に真のリーダーの資質と要件を、次号以降まとめてみたい。 2006/06/29
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