経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

塞翁が馬-2

2014年04月12日 | Weblog

「塞翁が馬」みたいな、こんな高邁な話を、
それすら道具なのだから使い次第よ、
といったら叱られるのかも知れません。
で、これでもこわごわ書いています。 

今が未来を作る。
そして、あの名画「哀愁」の忘れられないセリフ。
「未来がこちらへやってくる」
(正確ではありませんがニュアンスは間違っていないと思います)
のですから、今のそのことをピンチとうけとってはならない。
ピンチといったレッテルを付けてはならないのです。

またピンチはチャンス、と言ったことも、
ピンチというレッテルを貼って、
それをまた剥がし、チャンスというレッテルに貼り替える。
どうしてこんな二重の手間をやらねばならないのか。
私にはわかりません。 

師の、脳力開発の創始者、城野 宏先生の話、著書の、
どこにもそんな解をしていません。

苦は苦というレッテルを貼ったら苦。
楽というレッテルを貼ると楽、
どちらを選択し貼るかは、その人の判断。

だからどっちでも自由に選べるのだから、
好きな方を、どちらでも自由にどうぞ、と言っている。

その前提に、「苦」は苦として、「楽」は楽として認識することと、
苦という認識があって楽が存在する。
楽という認識があって苦が存在する、
といった2つの原則があるのだぞ、
ということです。

ですから、ピンチがチャンスだ、
すなわちピンチ=チャンスは、
概念としても絶対に有り得ないこと。


塞翁には、そうしたことが見えていた。
悲喜こもごもに、いちいちラベル貼りして
一生を終えるなんてつまんないこと、
といったかどうか。
続く


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