それが、どこでも見る人工的な街、大型店、全国チェ-ン店ばかりで、
それも地域の香りも生活感も、日常性のない街だったりすると、
「ああこれこそが、この街の問題だ」と思ったりする。
街を見て,感じて、それから宿に入って、
頂いた資料やITでその街を掴むといった下調べは、
講演なりが始まる間にやる。
ここかから話を横道へ。
上に、宿と書いたが、できれば旅館が良い。
旅館なら街のおもてなし、サービスの
おおよそが体感できる、「るつぼ」と考えているからだ。
その点、ホテルは疑問詞を付けたい。
殆ど標準的なマニュアル装備でかためられており
その土地の香りはほとんどしないからだ。
だが観光地を除いて旅館が少なくなった。
ならば次善策として、その土地のビジネスホテルと思うのだが
それも大手のナショナルチェーンに押されて、あっても系列店だ。
私の理想は、山口県・防府の、ちっちゃなホテル「あけぼの」だ。
ここには、土地の香りがある。
家族経営の暖かさ、ほのぼのさがある。
ホームページでもわかるが
http://www.akebono21.com/
ここの素晴らしさ、いちどでいい。体感してみることを
お勧めしたい。
感動とは、どんなものか、感動は身体で感じるものだ、
ということを、体感できるはずだ。
そして感動は人が生むもの。人柄が醸し出すもの
ということがわかるはずだ。
こんなホテルが、宿としてある土地こそ
私が駅を下りて、ワクワクする街なのだ。
以下、話を本線に戻す。
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