経営コンサルタント田上康朗の雑感帳

経営コンサルタント田上康朗が、気ままに本音で記す雑感帳です。書く日もあれば書かないときもあります。

代理について

2006年12月17日 | Weblog
 近未来社の事件で、今朝の新聞に「代理店」という言葉が、目に入った。代理店、目新しい言葉ではない。横浜タイヤ代理店、京セラ代理店、新日鐵代理店、○△保険代理店、、課長の代理の課長代理などなど、普通に何気なく使われている。

お客様係は、どうか。多分に支店長に代わってお客様のことを担当する係ということだろう。カスタマーサービスは、どうか。店長はどうか。課長代理はどうか。販売員はどうか。レジ係はどうか。
 
こうして考えていて、ふと思った。様々な会社の役職をすべて並べてみても、恐らく消費者の代理、お客の代理を果たす役職は、存在していないのではないか。もちろん実態として、実質的にお客に代わって、代理を務めてくれる仕事は、結構あるだろう。仕事としてだけではなく代理妻、代理母、代行業などもある。だがこれは、松阪の代理人が、彼の代理として交渉に当たり、莫大な報酬を手にする、つまり個人ないしは団体が、個別に代理役として契約した場合に限られる。あるいは代議士のように、主権者である民の代理もある。課長代理は、課長より威張ることはないが、代議士は主人の民より偉いと思っている違いはあるが。

今 ほとんど見かけなくなったが、会社の組織図を、それまで会長なり社長を上に、落下傘型に表していたものを、消費者を一番上に持ってきて、逆落下傘型に、といったことが流行ったことがあった。

 まさに小手先。組織図をさかさまにしても実態は変わらない。変えていないから変わらない。変えるとは、「あなたの職務は、御客様の代理です。ですから会社の損得ではなく、お客様の損得を優先して仕事してください」といったことであろう。
だが、こうしたことが組織的に行われている例は、私は1社しか知らない。
身近に、そうパソコンに関してのお店に、私に代わって一生懸命になってくれるお店があったら、とつくづく希っている。
昨夜、ホームーページをいじっている間、一部のファイルが消えた。



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