泉飛鳥塾

「古(いにしえ)の都・飛鳥」の原風景と共に、小さな旅で出会った風景等を紹介したいと思います!

博多の街は祭りのムードいっぱい「博多祇園山笠(追い山ならし)」

2019年07月14日 11時16分25秒 | 旅行

福岡県福岡市で行われる「博多祇園山笠」は、最高潮を迎える7月15日の「追い山」を前に、12日に本番さながらに山をかく「追い山ならし」が行われ、博多の街は祭りのムードが高まっています。「博多祇園山笠」は、毎年7月1日から7月15日まで行われます。7月1日からフィナーレとなる7月15日の「追い山」に向けて、ほぼ毎日数多くの神事が執り行われます。

今回は、博多の街は祭りのムードいっぱい「博多祇園山笠(追い山ならし)」の様子を紹介したいと思います。

「博多祇園山笠」は、760余年の伝統を誇る神事です。福岡市博多区のおもに博多部(那珂川と御笠川間の区域)で7月に行われる「祭」で、博多の総鎮守・櫛田神社にまつられる素戔嗚尊(祗園宮)に対して奉納される神事であり、国の重要無形民俗文化財でもあります。「博多祇園山笠」は7月1日から開幕し、まずは博多部を中心に合計14の飾り山が公開されます。1日から9日までの間はいわゆる「静の期間」で、山笠が走ることはありません。この期間は、絢爛豪華な飾り山を見物しながら博多の街を散策することをお勧めします。人通りの多い繁華街や商店街の飾り山周辺には、賑やかな出店なども立ち並び、お祭りムードを盛り上げてくれます。今回は、福岡市の中心である博多駅前と天神の「飾り山」を見学してきました。今年は、博多の街のあちらこちらにソフトバンクホークスの「鷹の祭典」のポスター等を見ることができました。
ところで「追い山ならし」は、祭りの最終日となる7月15日の早朝に行われる「追い山」を前に、本番よりも1キロ短い4キロのコースを、時間を競って「山をかく」神事です。12日は、15日の「追い山」に向けた予行演習の日です。でも予行演習とはいえ。時間とコース距離が若干短い以外は何もかも本番同様。山の男達は他の流よりも1秒でも早く駆け抜けようと本気で山笠を舁きます。太鼓の大きな音を合図に、ことしの一番山笠・千代流の男たちがその音に負けまいと「ヤァー」と大きな声をあげながら、櫛田神社になだれ込みました。そして、男たちは清道と呼ばれる旗の周りを回って、1番山笠だけが行う「祝いめでた」を歌い上げ、勢いよく神社を飛び出していきました。
沿道からは、「勢い水」と呼ばれる暑気払いの水がやむことなく浴びせられていました。「追い山ならし」、凄い迫力でした!

今回の「追い山ならし」の写真は、7つの舁山と走る飾り山「上川端通」が一同に並ぶ冷泉公園から櫛田神社にかけての「土居通り」は櫛田入り前の緊張感が伝わるもっともオススメスポットの写真です。櫛田入りを控えた舁き手たちの表情は真剣そのもので、見ている方にまで緊張が伝わってきます。このように見所の多い「大本命」のスポットですが、それゆえに尋常でない混雑でした。「博多祇園山笠」が最高潮を迎える「追い山」は、15日の午前4時59分にスタートします。

久しぶりに見た「博多祇園山笠(追い山ならし)」、やっぱり、「博多の夏は山笠たい!」

                              

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