泉飛鳥塾

「古(いにしえ)の都・飛鳥」の原風景と共に、小さな旅で出会った風景等を紹介したいと思います!

飛鳥の無形文化財 「南無天(なもで)踊り」

2015年04月30日 14時07分16秒 | 歴史

明日香村には、「古事記・日本書紀」の時代より受け継がれてきた伝統的な芸能があります。

村内には、現在それを復元し、継承に取り組んでいる団体(明日香村伝承芸能保存会)があります。

今回は、その一つである「南無天(なもで)踊り」を紹介したいと思います。

「南無天(なもで)踊り」は、「日本書紀」の皇極天皇条「雨乞い」に関する記述があり、それを起源とした農耕の踊りです。

日本書紀に、「642年8月1日、天皇は南渕の川上にお出ましになり、ひざまずいて四方を拝し、天を仰いでお祈りになった。すると、たちまち雷が鳴って大雨になり、とうとう五日も降り続き、あまねく国中をうるおした。そこで、国中の百姓は、みなとともに喜び、すぐれた徳をおもちの天皇だと申し上げた。」と記されています。

現在の「南無天(なもで)踊り」は、神社に伝わる江戸時代の絵馬と古老の記憶により復元されているようです。

4月25日に、明日香村にある「奈良県立万葉文化館」の前庭において、明日香村伝承芸能保存会の皆さんにより、「南無天(なもで)踊り」が披露されました。

明日香村は歴史的景観の保存と共に、伝統的な芸能も大事に保存・継承されていることに頭の下がる思いでした!(4月24日に、明日香村は「日本遺産」に認定されました。)                              

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シャクナゲ満開の 「岡寺」

2015年04月25日 16時09分15秒 | 散歩

飛鳥の東の山の中腹にある「岡寺」は、日本最初の厄除け霊場として有名なお寺です。

飛鳥時代の名僧「義淵(ぎえん)」僧正が、天武天皇の皇子である「草壁皇子」の宮を賜って、寺としたのが始まりとされています。

伝説では、本堂前の池に暴れる「竜」を封じ込め、梵字の「阿」を彫り込んだ大石でふたをしたということから、「龍がい寺」の寺名があります。

重要文化財に指定されている「仁王門」を通り過ぎると、境内には約3、000株の「シャクナゲ」が咲き誇っています。

また、本堂近くに咲いている「ボタン」の花も見ごろでした。

新緑に映える「シャクナゲ」や「ボタン」の花を見ながら、「飛鳥の春」の爽やかなひと時を過ごすことができました!

                                      

 

 

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風かおる 「飛鳥の春(2)」

2015年04月21日 16時21分02秒 | 散歩

風かおる「飛鳥の春」は、色々な所で催し物が行われています。

5月3〜5日には、国営飛鳥歴史公園「高松塚地区」芝生広場において、「里山あそび広場 2015春」ということで、ボランティアグループ「飛鳥里山クラブ」の皆さんにより、色々な体験活動等が行われます。

今回は、4月19日に石舞台地区の「国営飛鳥歴史公園」で行われた、催し物「アースデー2015inなら」と、新緑と花が咲き始めた「祝戸地区」周辺の「飛鳥の春」を、紹介したいと思います。

「アースデー2015inなら」は、「つなげよう 広げよう アースデーの わ(輪・和・環)」ということで、新環境政策・エネルギー政策を実施する環境保全活動や、温室効果ガスの発生を抑制する資源循環をめざした取り組みが発表されていました。色々見ながら、「環境」について考えさせられました。

「資源循環コーナー」では、太陽光発電による「目玉焼き」の実験や、バイオディーゼル燃料仕様の配達車両とゴーカートの展示・ゴミ分別の啓発等が行われていました。

「体験コーナー」では、「丸太切り体験」・「木工工作」等が行われていました。

他に、ステージでは「ダンス・音楽演奏」等が行われていました。模擬店や色々な展示コーナーがあったりして、多くの方が楽しそうに「飛鳥の春」を、満喫されていました。

「音楽演奏」の時に、小さな男の子が突然、演奏者の前に立って指揮している姿が、とても微笑ましかったです!

翌日、新緑と花が咲き始めた「祝戸地区」周辺を散策しました。霧が出ていたせいか、幻想的な「飛鳥の春」の景色を見ることができました。

                                  

 

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風かおる 「飛鳥の春」

2015年04月18日 20時21分11秒 | 散歩

飛鳥の地域は「桜」が終わり、新緑の景色となりました。

今回は、風かおる「飛鳥の春」を紹介したいと思います。

「奥飛鳥」と言われている「稲渕・栢森」を散策すると、新緑が目に染みて、心が洗われる気がしてなりませんでした!

                              

 

 

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吉野山の 「花供懺法会と桜」

2015年04月13日 20時59分25秒 | 散歩

奈良県吉野町吉野山「金峯山寺」において、4月12日に「花供懺法会」の行事が催されました。

この行事は、ご本尊「蔵王権現」に対し、ご神木である山桜の満開を報告し、お供えする法会です。俗に「花供会式」と呼ばれる行事は、奴行列を先頭に鬼衆や稚児、山伏、僧侶、大名駕篭と続く十万石の格式と伝えられる行事です。

役行者が「蔵王権現」のお姿を、山桜の木に彫刻したことから、吉野山では山桜がご神木として保護、献木され、日本一の「桜」の名所となったそうです。

この日は、多くの方々が参詣されていました。

眺めの良いロープーウエイに乗り、銅鳥居、仁王門(国宝)、金峯山寺蔵王堂(国宝)を散策しました。丁度、本尊である「蔵王権現三体」が御開帳されていました。

「花供会式」の催しを見学した後、満開の中千本の「桜」を見ることができました。

日本の「春」を感じた、素敵な一日となりました!

                            

 

 

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