泉飛鳥塾

「古(いにしえ)の都・飛鳥」の原風景と共に、小さな旅で出会った風景等を紹介したいと思います!

可憐なササユリが見られる 「甘樫丘」

2015年05月30日 13時38分23秒 | 散歩

明日香村豊浦の集落を抜けると、「甘樫丘」(148m)があります。山道をのぼると展望台があり、飛鳥や大和三山を一望することができます。とても、見晴らしの良い素敵な場所です。

豊浦の休憩所からすぐの飛鳥里山の窯の横をのぼると、国営飛鳥歴史公園内で日常活動を行っている、ボランティアクラブ「飛鳥里山クラブ」の皆さんの手によって大切に育てられた、日本を代表する可憐な「ササユリ」を見ることができます。丁度、見ごろでした。

この地は、7世紀半ばに蘇我蝦夷・入鹿親子の邸宅があった場所と言われています。散策しながら、どこにその場所があったのか想像しながら、川原へと降りていくと、7世紀頃の焼けた木材や土・建物跡等が見つかった「甘樫丘東麓遺跡」へと着きます。現在は、空き地になっています。

「万葉集」などに詠まれた植物が植えられた「甘樫丘」は、古代に思いをはせながら、また自然に親しみながら散策できる素敵な場所です!                                              

 

 

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飛鳥の 「越」散策

2015年05月27日 20時23分03秒 | 散歩

飛鳥の玄関口である、近鉄「飛鳥駅」の西に位置する奈良県明日香村「越」の集落を、今回散策してきました。

飛鳥駅北側の踏切を越え、西向きにのぼっていくと国史跡の「岩屋山古墳」を見ることができます。石室は開口しており、花崗岩の切石で表面を丁寧に叩いて整形した見事な石室でした。

越の集落を抜けて丘陵地帯に出ると、乙巳の変(大化の改新)の時の天皇である、皇極(斉明)天皇の古墳とされる「けんごし塚古墳」を見ることができます。丁度、発掘作業をしており見学することができました。

すぐ近くには、最大級の横穴式石室がある「真弓かんす塚古墳」を見ることができます。残念ながら、石室内に入ることは出来ませんでした。

また、この古墳から西方の丘陵には、古墳時代後期の小古墳が多数築造されたようです。現在、県史跡である「カンジョ古墳」は、開口しており石室を見ることができました。その奥には、「与楽かんす塚古墳」を見ることができます。

「越」の丘陵は、「西飛鳥古墳」とされています。「古墳」に興味のある方は、是非とも見学されてください。特に「けんごし塚古墳」は、現在発掘作業が行われており、新たな発見があるかもしれませんよ!

                                       

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古都の風景 「奈良町」

2015年05月23日 17時38分26秒 | 散歩

奈良県奈良市の三条通りから南の元興寺旧境内を中心とした一帯を、「奈良町」と呼ばれています。

猿沢池の南に位置する「奈良町」の小路に足を踏み入れると、古都「奈良」のしっとりとした町家の風情が残り、そこに住む人々の生活や信仰が、古い町並みに溶け込んでいるのが肌で感じられる、古都「奈良」の風景です。

散策していると、各家の入り口付近に「身代わり猿」がぶらさがっていました。この地域だけの風習なのでしょうか、とても興味をそそられました。

「庚申堂」の近くの古民家が開放されていましたので、家の中を見ることができました。町家の素晴らしさを体験することができました。格子戸のあるお店で飲んだ抹茶が、とても美味しかったです。

奈良の「世界遺産」巡りも楽しいですが、またひと味違う古都「奈良」を見ることができました!

                                                 

 

 

 

 

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朱色のツツジで染まる 「葛城山」

2015年05月19日 16時14分45秒 | 散歩

「葛城(かつらぎ)山」は、奈良県と大阪府との境を形成する金剛山地にあります。標高959、7mの山で、様々な季節の雄大な自然が楽しめる山です。

特に、5月に咲くツツジが有名で、山頂から南側の斜面に咲き乱れるツツジは「一目百万本」とも言われるほどです。朱色に染まったツツジの花々の景色は、とても見事で素晴らしかったです!

「葛城山」の麓は、5世紀にヤマト政権内の有力な豪族であった「葛城氏」一族の根拠地として栄えた所でもあります。今度は、金剛山・葛城山の麓を南北に走る古代の主要道路である「葛城の道」を、古代に思いをはせながらのんびりと散策したいと思います。

                               

 

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花の寺 「長岳寺」

2015年05月15日 18時05分59秒 | 散歩

奈良県天理市にある「長岳寺」は、平安時代に空海が創建されたとされる古刹です。創建期の現存唯一の建物である鐘楼門や、平安時代作の本尊である阿弥陀三尊像は重要文化財に指定されています。他にも多くの重要文化財を見ることができます。

大好きな「山の辺の道」の途中にあり、「カキツバタ」など折々に咲く「花の寺」としても知られています。

ピークは過ぎていましたが、緑の中の「カキツバタ」の紫がとても綺麗でした!                      

 

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