泉飛鳥塾

「古(いにしえ)の都・飛鳥」の原風景と共に、小さな旅で出会った風景等を紹介したいと思います!

飛鳥の「秋の風景と案山子・2021」

2021年09月27日 21時03分02秒 | 散歩

奈良県明日香村は、秋になると美しい棚田に真っ赤な彼岸花が咲き乱れます。

今回は、飛鳥の「秋の風景と案山子・2021」を紹介したいと思います。

飛鳥時代に日本の都だった明日香村は、村内いたる所で彼岸花が真っ赤に咲いています。

特に有名な彼岸花の場所は、稲渕地区の棚田です。(残念ながら今年は、あまり咲いていませんでした。)

棚田に咲く彼岸花の景色は、まさに日本の原風景とでもいうべきものですね!

〇「飛鳥の秋風景と彼岸花」

明日香村内、何処でも彼岸花を見ることができますが今年のお薦めは、飛鳥寺周辺・橘寺等です。

また、彼岸花と共にススキやコスモス等の秋の景色を村内いたる所で見ることができます。

                    

〇「案山子コンテスト・2021」

日本の原風景が楽しめる明日香村稲渕の案山子ロードにおいて、9月19・20日に「案山子コンテスト・2021」が行われました。今年のテーマは、「~マスクの似合う案山子~」です。

2021の案山子コンテスト入選作品を、紹介したいと思います。昨年は、作品は例年の半分程でしたが、今年は作品の数も多く力作揃いの案山子さん達でした。来年も、楽しみにしています!

                   

〇明日香村村長賞「稲渕の棚田でとれた棚田米」と優秀賞紹介

      

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古都飛鳥「遺跡さんぽ・やさしい歴史教室(川原寺)・2021」

2021年09月18日 09時43分51秒 | 歴史

奈良県明日香村において、9月中旬に「帝塚山大学と古都飛鳥保存財団連携イベント」が実施され参加しました。

今回は、古都飛鳥「遺跡さんぽ・やさしい歴史教室(川原寺)・2021」の様子を紹介したいと思います。

今回のテーマは、古都飛鳥「遺跡さんぽ・やさしい歴史教室(川原寺)」という題で、帝塚山大学の二人の先生方の講義が午前中に明日香村中央公民館で行われました。コロナ感染対策の関係で、マスク着用・消毒等や人数制限がなされましたが、飛鳥大好きの方々が熱心に受講されていました。

講座の前半は、座学でした。後半は、川原寺と川原寺裏山遺跡の見学と川原寺での写経体験でした。

前半の講義の内容は2部編成で、前半は川原寺の考古学編ということで「川原寺の創立」・「川原寺の堂塔」・「川原寺の瓦」でした。後半は、川原寺裏山遺跡から発掘された「川原寺の塑像」でした。映像を交えながら、とても分かりやすく説明が行われました。

昼食後、川原寺・川原寺裏山遺跡に行き詳しい説明がおこなわれました。見学の後は、川原寺での写経体験でした。

川原寺(弘福寺)の写経道場の場所は、673年に写経生を集めて一切経の写経を行った場所で日本で初めて写経が行われた場所です。その場所で、写経体験を行いました。

写経の前に本堂に入り、住職さんから川原寺の歴史や本堂にある仏像等の説明がおこなわれました。その後、写経する部屋に移動し簡単な説明をうけ約1時間半の写経体験を行いました。

日本で初めて写経が行われた場所で、講堂跡の景色を見ながらの写経体験ができたことはとても貴重な体験となりました。(昨年度は、飛鳥時代の寺から発掘された瓦の「拓本」体験でした。)

この講座の面白い所は、座学だけでなく大学の先生が一緒に郊外にでて、案内・説明されることです。色々な角度からの説明に、大変興味を持ちました。また、昨年度より、体験活動が取り入れられています。

飛鳥の楽しみ方は自然散策・歴史探訪等色々あると思いますが、今回のこのような講座もその一つだと思います。今回の「古都飛鳥遺跡さんぽ・やさしい歴史教室(川原寺)」は、体験活動も取り入れられてとても満足感一杯の講座でした。! 

                     

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飛鳥の「案山子コンテスト・光の回廊・2021」のお知らせ

2021年09月08日 17時20分42秒 | 散歩

奈良県明日香村で毎年9月に行われている「案山子コンテスト」・「光の回廊」については、今年度は新型コロナウィルス感染防止に注意をはらいながら実施の予定です。

例年実施されている、シャトルバスの運行はありません。車で来られる場合は、村内指定駐車場の事前オンライン予約が必要となっていますので、お越しの際は注意されてください。

今回は、飛鳥の「案山子コンテスト・光の回廊・2021」のお知らせです。

〇奥飛鳥の稲渕地区の「案山子ロード」では、9月19・20日に「案山子コンテスト」が行われます。今年のテーマは、「マスクの似合う案山子」です。日本の原風景が色濃く残っている奥飛鳥の稲渕の棚田の「案山子ロード」において、案山子が展示されます。

ちょと早いですが、見学してきました。まだ半分位しか展示されていませんでしたが、力作揃いでした。今年も、どのような案山子が登場するのか楽しみです。コンテストの結果も、お知らせできたらと思っています。

彼岸花については、明日香村内何処に行ってもが見られますが、私の彼岸花のお薦めのスポットとしては、稲渕地区の棚田・飛鳥寺周辺・橘寺前・古宮遺跡等です。稲渕地区の彼岸花は、今のところぽつぽつと咲きはじめた程度です。

〇「飛鳥光の回廊」は、9月25日・26日の18時~21時に実施の予定です。場所としては、石舞台エリア・岡寺・飛鳥寺・川原寺・橘寺・県立万葉文化館等です。今年は、どこの「光の回廊」を見学しようか迷っています。とても、楽しみにしています!

                          

 

 

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中世の大和豪族「越智氏」の跡(前)

2021年09月03日 17時38分45秒 | 歴史

奈良県高取町越智には、中世の大和豪族「越智氏」に関わる跡が残っています。

高取町は、明日香村のお隣の町で高取町越智へは、近鉄飛鳥駅から車で約7~8分の所です。

今回は、中世の大和豪族「越智氏」の跡(前)を散策してきましたので、2回に分けて紹介したいと思います。

中世、越智氏は十市氏・箸尾氏・筒井氏と並び「大和四家」と呼ばれていました。越智維通の代に「多武峯の戦い」に敗れて衰退しましたが、維通の子である越智家栄は河内守護・畠山氏の支援により再興し、筒井氏を圧倒するほど勢力を回復しています。しかし織田信長の勢力が大和に及ぶようになると降伏しました。

〇越智氏(おちし)(中世の豪族)の館跡

越智氏は、大和国高市郡越智荘を支配した豪族です。大和郡山市を本拠地とした筒井氏と対立し、大和国の覇権争奪戦を繰り広げた中世の豪族です。三大山城の一つである「高取城」の礎を築いたことでも知られています。また、中世の芸能を代表する能楽「越智観世」もまた、越智氏の庇護によって育まれました。越智氏の出自は諸説ある中、清和天皇を祖とする大和源氏であった説が有力のようです。最も勢力が盛んだったのは、室町時代の後半とされます。

現在高取町越智には、家中屋敷跡には越智の落ち着いた集落があります。集落の横にある谷間の場所には、「越智館」跡が残っています。残念ながら、今は畑となっており説明板等もありませんでした。

        

〇貝吹城(越智氏の詰城)

橿原市と高取町の境目に位置し、標高は210.3mです。山頂には麓の人々が雨乞いをした「牛頭(こず)天王の塚」と呼ばれる直径約3mの円墳があり、南北朝時代には越智氏の山城が塚の上に築かれました。山城は元々、越智居城の詰め城であったが、後に本城となって高取城を詰め城にするまで発展しました。貝吹の名は、ホラ貝を吹き、敵襲を知らせたことに由来しているそうです。現在城址には、土塁や堀切などの遺構を確認することができます。

以前から、行ってみたいと思っていた「貝吹城」です。登り道がよくわからなかったのですが、ようやくガイドの方と春先に一緒に行くことができました。

高取町のカンジョウ古墳(一辺35mの方墳で県史跡)のすぐそばに、登り口がありました。

土塁や堀切などの遺構の説明板等があればよかったのですが、残念ながらありませんでした。主郭周辺は、整備されていました。主郭までは、途中に竹藪等がありなかなか登るのが大変でした。

                   

 
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