泉飛鳥塾

「古(いにしえ)の都・飛鳥」の原風景と共に、小さな旅で出会った風景等を紹介したいと思います!

秋の花満開の 「馬見丘陵公園」

2017年10月28日 15時40分21秒 | 散歩

このところ、明日香村においても長雨が続いています。この前の台風では、奥飛鳥と呼ばれている地域で災害があり、現在一部通行止めなっています。一刻も早く、元の状態になることを願っています。

ところで、昨日はとても良い天気でしたので気晴らしに、県営「馬見丘陵公園」の花を見に行ってきました。

今回は、秋の花満開の「馬見丘陵公園」を紹介したいと思います。

県営「馬見丘陵公園」は、奈良県広陵町と河合町の両町にまたがる公園です。わが国でも有数の古墳群と、良好な自然環境が残された地域にあります。
この歴史と文化の遺産やすばらしい自然環境を、憩いの空間として広く活用してもらうことを目的に整備された公園です。
園内では四季折々の自然を満喫でき、春には桜やチューリップ、夏にはバラや花菖蒲、ヒマワリ、秋にはダリアやコスモスなど色とりどりの花が咲き誇ります。

今は、ダリアやニューギニアインパチェンス等の花が満開です。「ダリア園」では、色とりどりのダリアの花が満開で、とても綺麗でした。特に、ダリアの花の中でも最大級の花を咲かす「エモリーポール」というダリアは、花の大きさがなんと33cmもありとても見事でした。

また、「ダリア園」近くに咲いていた「ニューギニアインパチェンス」も鮮やかな色彩で、とても綺麗でした。

秋の一日、弁当を持っての花満開の「馬見丘陵公園」散策、とても気持ちが良かったですよ!

                               

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日本の心の故郷 「秋の飛鳥」

2017年10月20日 15時20分44秒 | 散歩

明日香村は、奈良県の中央部付近に位置する村です。1400年前の、日本の中心地です。中央集権律令国家の誕生の地であることから、飛鳥時代の宮殿や史跡が多く発掘されていることで知られています。

山・川・田園にいたるすべての空間で、千四百年前の飛鳥時代の 歴史や文化を感じ取れる所です。現在は、「日本の心の故郷」とも言われていて、「日本の原風景」が残る素敵な場所です。

今回は、日本の心の故郷「秋の飛鳥」を紹介したいと思います。

飛鳥は今、いたるところ黄金色の稲穂で飾られています。丁度、稲刈りの時期なのですが長雨のため1〜2割程度しか行われていません。

秋の一日、鳥のさえずりや飛鳥川のせせらぎを聴きながら飛鳥を散策していると、懐かしい風景をあちらこちらで体感することが出来ますよ!

                          

 

 

 

 

 

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「古都飛鳥文化祭 2017」

2017年10月15日 15時40分13秒 | 散歩

奈良県明日香村において、10月14・15日に「古都飛鳥文化祭 2017」が行われました。

飛鳥は今、稲が黄金色に輝きとても秋らしい景色を見ることが出来ます。

残念ながら今回、両日ともあいにくの天気となりましたが、多くの方が「古都飛鳥文化祭」を楽しんでおられました。

今回は、「古都飛鳥文化祭 2017」の様子を紹介したいと思います。

古代文化の香り豊かな「飛鳥」は、遥か1400年前に日本初の都が置かれていた地です。歴史的風土と人々の心が築き上げてきた文化と誇りを伝える秋の祭りが、2015年に始まった「古都飛鳥文化祭」です。本年は「第32回国民文化祭・なら2017」の一環として行われます。

2017年は、国民文化祭の一環として「明日香の祭りをみんなで創ろう!」を合言葉に、明日香村伝承芸能、奉納祭、古墳祭、明日香の子どもらによる郷土学習発表「南無手踊り」、和太鼓「倭」の特別ライブ、御輿や山車の村内パレードなどが催されました。

飛鳥の地において、古代そして現代の文化の形を未来へ伝えるとともに、飛鳥の文化の魅力を体感できる「古都飛鳥文化祭」です。

〇10月14日(土)は、何とか雨も降らず主なプログラムは実施されましたが、残念ながら「持統天皇行幸ウォーク」は中止となりました。

楽しみにしていた和太鼓「倭」さんの特別ライブは、おおいに盛り上がりました。今回も、とても素晴らしい演奏でした。

演奏後、参加者全員で手作りの御輿や山車を引きながら村内をパレードしました。昨年から始められ、私自身も2回目の参加となりました。「祭」に参加できて、とても楽しかったですよ!

ファイナーレには花火が打ち上げられ、夜空を鮮やかに彩りました。今年も、とても綺麗でした。

〇10月15日(日)は、残念ながら朝から雨で参加者も少なかったようです。「あすか風舞台」では、予定どおりのプログラムが実施されました。

今回は、明日香の子どもらによる郷土学習発表(南無手踊り)と、明日香村を中心に活躍する劇団「時空」さんと、地元「万葉会」のコラボの歴史劇を見てきました。

明日香小学校の生徒さんによる雨乞いの踊り「南無手踊り」。伝統的な踊りを小学生らしく楽しく踊っていて、とても可愛らしかったです。

また、劇団「時空」さんと地元「万葉会」のコラボの歴史劇は、飛鳥時代に活躍した人々が詠ん歌を「万葉会」の方が朗唱され、それを「時空」さんによって寸劇にされました。

今回、初めて見ましたが古都「飛鳥」にマッチしていて、とても良かったです。 

〇日時:2017年10月14日(土)~15日(日)
場所:国営飛鳥歴史公園石舞台地区あすか風舞台ほか
【主なプログラム】
●八雲琴・南無手踊りなど、明日香村独自の伝統文化の披露
●万葉朗唱や講演会など、万葉文化を通じた交流
●明日香村を中心に活躍する、劇団「時空」による歴史劇
●農産物収穫祭
●山車の村内練り歩き
●明日香村を拠点に国内外で活躍する、和太鼓「倭」のコンサート
 
来年も、楽しみにしています。来年は、秋晴れの中での「古都飛鳥文化祭」になりますように・・・
                                                  
 
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奈良県高取町「第9回町家のかかし巡り」

2017年10月10日 20時07分54秒 | 散歩

奈良県高取町において、10月1日~31日まで住民の方が手作りした「案山子(かかし)」約200体が、メーンストリートの土佐街道沿いにおいて「第9回町家のかかし巡り」が開かれています。

今回は、高取町「第9回町家のかかし巡り」について紹介したいと思います。

高取町は明日香村のお隣の町です。日本三大山城である「高取城」の城下に土佐街道があり、古い街並みが残っています。この高取町の住民団体「天の川実行委員会」が地域活性化の一環として開催しており、今年で9回目となります。

今年のテーマは、「かかしの七福神巡り」です。メーン会場には、宝船に乗る弁財天や大黒天、毘沙門天などが展示されています。

街道沿いの約50カ所では、たこ焼きや綿菓子を売ったり、ベンチに座ったりしているユニークな「案山子」が見物客を楽しませています。丁度、山車が巡行していました。

9月に行われた明日香の「案山子祭り」とは、随分と趣が違う高取町の「町家のかかし巡り」ですが、毎年楽しみにしています。

今年は、「かかしの七福神巡り」ということで「七福神」を探しながらの「案山子」巡り、楽しかったですよ!

                                                    

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奈良 「北の横大路」周辺散策

2017年10月06日 19時56分58秒 | 歴史

奈良県には、古代からの道が数多く残っています。その中でも、余り知られていない「北の横大路」周辺を歴史散策してきました。

「北の横大路」とされる道は、斑鳩町の法隆寺付近から天理市の櫟本までまっすぐ東西に通っていた道です。現在の国道25号線の一部と県道192号の一部区間に相当します。別名、「業平道」とも呼ばれています。西側で、竜田奈良街道に接続します。

今回は、奈良「北の横大路」周辺を紹介したいと思います。

『日本書紀』の613年に、「難波より京に至る大道(おおみち)を置く」とある「大道」の一部が、この「横大路(よこおおじ)」です。奈良盆地を東西に貫く古代からの道です。 「横大路」と呼ばれた道は、奈良盆地南部の藤原京付近を通っていた道 と 、法隆寺付近から現在の天理市櫟本(いちのもと)付近までの道の二つがあり、通常は前者のことを指します。

後者は「北の横大路」と区別されます。通常「横大路」と呼ばれる道は、桜井市の三輪山の南から葛城市の二上山付近まで東西にほぼまっすぐに設置された道です。難波京と飛鳥京を結ぶ官道のひとつとして整備されました。 別名、伊勢街道(伊勢本街道)とも呼ばれています。

「北の横大路」は、天理市の中心部からは北へ約2kmの旧上街道沿いに「奈良の難読地名」の一つ「櫟本(いちのもと)」地区が起点となります。 「和爾下神社」前交差点を東西に走る旧街道とそれに併走 して流れる奈良時代の水路は、「和爾下神社」へ至る古代参詣道「北の横大路」の遺構です 。

天理市の中心部からは北へ約2kmの旧上街道沿いに「櫟本(いちのもと)」があり、「上街道」と「北の横大路」櫟本地区の古い町並みがあります。この町並みは、西名阪自動車道の高架下を南北に縦断し、そして今も「上街道」沿いに商店街を形成しています。

この「上街道」と「北の横大路」が交差する場所で古くから市場が開かれ、 商業の活発だったことから「市場」という地名が始まり、それが転じたのか古くは櫟井とも書かれていました。「北の横大路」は別名「業平道」とも呼ばれ、また東側の伊勢方面への道は近世には「高瀬街道」と呼ばれるようになります。

(行程)

和爾(わに)下神社(前方後円墳の上にある神社)ー在原神社(三六歌仙の一人を祀った神社)ー赤土山古墳(国指定跡)-東大寺山古墳(4世紀後半の前方後円墳)-「上街道」と「北の横大路」

「和爾下神社」を起点に「上街道」と「北の横大路」を歴史散策しましたが、南にある「横大路」と比べると古道の痕跡が少なったです。でも、横道にはいると迷路のような古い町並みや古墳等があり、とても興味を引く歴史散策となりました。

10月15日には、地元の大学と協力して地域活性化の一環として「北の横大路」等のウオーキングが計画されているようです。これだけの歴史遺産を、もっと多くの方に知っていただきたい素敵な場所ですね!

                                                              

 

 

 

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