泉飛鳥塾

「古(いにしえ)の都・飛鳥」の原風景と共に、小さな旅で出会った風景等を紹介したいと思います!

私が好きな「飛鳥の風景(春~秋)・2020」

2020年12月29日 11時52分43秒 | 散歩

いよいよあと数日で、2020年も終わろうしています。

2020年最後の「泉飛鳥塾」のブログは、私が好きな「飛鳥の風景(春~秋)・2020」を紹介したいと思います。

2020年も、毎日のようにカメラを持って大好きな飛鳥を散策しました。私が住む明日香村は、奈良県の中央部付近に位置する人口約5500人が住む小さな村です。村内には、飛鳥時代の宮殿や史跡が多く発掘されていることで知られ、「日本人の心の故郷」とも言われています。

飛鳥は、歴史はもちろんですが、日本の原風景がいたる所でみられます。散策していると、四季の変化を肌で感じられる素敵な所です。

今回は、春から秋にかけての私が好きな「飛鳥の風景」を紹介します。

春は、飛鳥寺周辺の真神原に咲くレンゲ草や飛鳥川沿いの桜並木・石舞台古墳周辺の桜がとても綺麗でした。また八釣の里の景色は、春の訪れを感じられるような風景でした。

夏は、稲渕地区の棚田や真神原に咲く蓮花・細川谷の棚田の夕焼けがとても美しかったです。

秋は、黄金色した坂田・稲渕地区の棚田や彼岸花が見事でした。稲の収穫後、天日干しされた景色は、とても懐かしい風景でした。また、11月にあった中尾山古墳の現地説明会は見学者が多かったため、見学の時間は約3分間程でしたが古代のロマンが味わえるひと時でした。

2020年は、コロナで始まりコロナで終わる年でした。2021年は、一刻も早くコロナが終息し平常の生活に戻ることを願っています。

2020年の「泉飛鳥塾」のブログは、これが最後となります。拙いブログを見ていただき、ありがとうございました!

2021年も、「飛鳥」等の魅力や小さな旅で出会った風景等を発信していきたいと思っています。

どうぞ、宜しくお願い致します。  「2021年、皆様にとって良い年でありますように!」

                       

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

城崎にての舞台「城崎温泉散策」

2020年12月17日 17時22分53秒 | 旅行

「志賀直哉」の短編小説「城崎にて」を読んでいると、行ったことがない「城崎」が気になって、万全の準備(マスク・消毒液等)をして特急「こうのとり号」に乗り、「城崎」に行ってきました。

何と数日後の12月12日に、街歩きの達人・タモリさんが“ブラブラ”歩きながら知られざる街の歴史や人々の暮らしに迫る「ブラタモリ」に、豊岡市(城崎)が登場していました。

今回は、城崎にての舞台「城崎温泉散策」の様子を紹介したいと思います。

12月12日の「ブラタモリ」で訪れたのは、兵庫県北部の豊岡市(城崎)です。旅のお題「城崎・豊岡“影の主役”は玄武岩?」を解き明かす。人気観光地・城崎温泉の川にも玄武岩!▽タモリさんも大推薦の玄武洞へ!でした。

残念ながら、私が訪れたのは「ブラタモリ」放映前でしたので、城崎温泉街のみでした。また機会があれば、「ブラタモリ」で訪れた場所に行ってみたいですね。特に、玄武洞は不思議な場所みたいですね・・・

(散策コース)

城崎駅ー城崎ロープウェイ(温泉寺)-城崎温泉街散策(御所の湯・城崎文芸館・昼食)-城崎駅

今回の目的は、「城崎にて」の舞台を見てみたかったからです。「志賀直哉」も愛したとされる温泉街の川沿いを、のんびりと散策することができました。とても、風情のある温泉街でした。

「城崎温泉」は、兵庫県豊岡市城崎町にある温泉で、平安時代以前から知られる長い歴史を持ちます。石造りの太鼓橋がかかる大谿川沿いの柳並木は、城崎を代表的する風景です。

最初に「城崎ロープウェイ」に乗りました。山頂から温泉街や日本海などを望むことができました。途中駅の温泉寺駅でおりると、すぐ近くに「温泉寺」がありました。このお寺は、720年に城崎温泉を開いた「道智上人」により738年に開創された古刹です。立派な「温泉寺本堂」(重要文化財)にはいると、33年ごとのご開帳の秘仏である本尊「十一面観音立像」が丁度御開帳されていました。幸運にも拝観できました!

ところで「城崎温泉」といえば、「外湯めぐり」が有名です。温泉街には展望露天風呂の「さとの湯」や岩窟風呂の「一の湯」などの外湯が7軒あります。地元の方のお勧めで、天井が高く「天空風呂」とも呼ばれる「御所の湯」にはいりました。京都御所を思わせる外観が特徴の湯です。紅葉を見ながらの露天風呂は、とても気持ちがよかったです。

せっかくなので、「城崎温泉」にゆかりのある文豪たちに関する資料を所蔵・展示してある「城崎文芸館」にも行ってきました。『城の崎にて』を執筆した志賀直哉や、さまざまな作品に登場する城崎を紹介しています。志賀直哉の原稿等も見ることができました。

昼食は、川沿いにある地ビールを飲ましてくれるレストランに入り、数種類のビールと共に珍しい「カニビール」を試飲しました。不思議な香りと味のビールでした。

今回の「城崎温泉散策」では、「志賀直哉」も愛したとされる温泉街や川沿いを、のんびりと散策することができました。明日香に戻ったら、もう一度「城崎にて」を読み返してみたいと思います。

冬でしたので、浴衣姿で歩く人は見かけませんでしたが、とても温泉情緒を感じられる風情のある街並みでした!

                     

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「晩秋の飛鳥・2020」

2020年12月11日 14時59分50秒 | 散歩

暦では冬なのですが、飛鳥地域はここ数日間まるで春のような陽気です。例年だと、この時期の飛鳥はセピア色の景色ですが、まだあちらこちらに紅葉が見られます

今回は、「晩秋の飛鳥・2020」の散策の様子を紹介したいと思います。

〇11月28日に行われた、「中尾山古墳・現地見学会」後の様子を見に行ったのですが、調査はまだ続いていました。

以前、紹介しましたが「中尾山古墳」周辺は、隠れた紅葉のスポットです。丁度紅葉が、見頃となっていました。高松塚古墳周辺も、晩秋の様相でした。古墳をバックにした紅葉の景色は、飛鳥ならではの風景ですね!

           

〇645年の乙巳の変(大化の改新)の中心人物である、中臣鎌足が生まれた場所が明日香村にあります。その跡は、神社となっています。近くには、鎌足の母の大伴夫人の墓と言われている、小さな古墳もあります。またすぐ東には、万葉集に詠まれた「大原の里」があります。(現在の地名は、小原となっています。)

久しぶりに、「大原の里」の集落を散歩しました。夕方だったせいか、ここからみた飛鳥の景色は、まるで万葉の世界のようでした!

                 

 

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大和の紅葉の名所「談山神社・室生寺」

2020年12月05日 12時21分03秒 | 散歩

大和には、歴史と由緒ある寺社が数多く存在し、秋にはこの地域ならではの紅葉に彩られた荘厳な建物が鑑賞できます。今回紹介するのは、「談山神社・室生寺」です。11月下旬に行ったのですが、紅葉が丁度見頃でとても綺麗でした。

今回は、大和の紅葉の名所「談山神社・室生寺」を紹介したいと思います。

〇奈良県桜井市にある「談山神社」は、645年の乙巳の変(大化改新)の中心人物である「藤原鎌足」を祀る神社です。本殿・拝殿などの華麗な社殿は、殆どが重要文化財です。また、日本唯一の木造十三重塔(重要文化財)は、藤原鎌足の追福のために、長男・定慧と次男・不比等に よって678年に建立されました。 現存の塔は、1532年の再建で木造十三重塔としては、世界唯一のものです。「談山神社」は、明日香村にある石舞台古墳から車で約10分位の所にあり、近いこともあって新緑の春と紅葉の秋の時期には毎年訪れています。特に、秋は全山が紅葉に包まれ鮮やかに色付いたもみじが境内を彩り、大和ならではの秋の景色が見れる神社で、おすすめです!

                  

〇奈良県宇陀市にある「室生寺」は、“女人高野”の名で知られ「高野山」が女人規制なのに対し、古くから女性に開放された名刹です。明日香村から車で約40分位の所にあるお寺です。国宝である金堂や五重塔などの堂塔が立ち並ぶ所の紅葉の情景は、ひときわ美しいです。紅葉は、入り口の太鼓橋から本堂までの参道が見どころです。また、平安初期の特徴を備えた仏像など、国宝や重要文化財指定の希少な仏像が数多く安置され拝観することができます。紅葉に包まれた「室生寺」は、他のお寺とは違う優雅さと気品に満ちています。山間にあり、とても静かな落ち着いたお寺です!

今回、二つの大和の紅葉の名所を紹介しました。古都大和ならではの景色が見れる、素敵な所ですよ!

           

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする