泉飛鳥塾

「古(いにしえ)の都・飛鳥」の原風景と共に、小さな旅で出会った風景等を紹介したいと思います!

シャクナゲが見頃の 「岡寺」

2017年04月24日 20時23分41秒 | 散歩

奈良県明日香村にある岡寺は、飛鳥時代(633年)に義淵僧正が草壁皇子の岡宮をもらい受け創建されたお寺です。

今回は、シャクナゲが見頃の「岡寺」について紹介したいと思います。

当初、伽藍は別の場所にあったようです。岡宮をもらい受けたことから岡寺と呼ばれていますが、正式には龍蓋寺(りゅううがいじ)といいます。現在は山の中腹に江戸時代の書院(重要文化財)や仁王門(重要文化財)、本堂があります。本尊は天平時代作で女性の厄除け観音として、信仰を集めている如意輪観音坐像(重要文化財)です。像高4.6mでわが国最大の塑像です。西国三十三カ所観音霊場第7番札所でもあります。如意輪観音の最古の遺例としても重要視されており、塑像(土でできた仏像)としては日本最大の仏様で、日本三大仏にもあげられており、重要文化財に指定されています。

現在、西国三十三所草創1300年記念 として特別開帳で三重宝塔壁画・扉絵を見ることが出来ます。何回も岡寺には参拝しているのですが、今回初めて三重宝塔壁画・扉絵を見ることが出来ました。

 境内には約3,000株ものシャクナゲが植えられており、毎年4月の中旬から5月、ゴールデンウィークにかけて咲き誇りあざやかなピンクが境内を彩ります。現在、丁度見頃です。

重要文化財の仁王門周辺、本堂へと続く階段、本堂周辺など、たくさんのシャクナゲを見ることが出来ます。特に奥の院参道『石楠花の道』は、両脇の斜面一面にシャクナゲやシャガの花が見事でした。境内には、牡丹の花も咲き始めていました。シャクナゲが新緑に映えて、とても綺麗でした!

                                 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

大和の桜の名所 「本郷の瀧桜(又兵衛桜)・吉野山」

2017年04月18日 08時04分10秒 | 散歩

飛鳥の桜は散ってしまいましたが、まだ桜が楽しめる場所があります。

今回は、大和の桜の名所「本郷の瀧桜(又兵衛桜)・吉野山」を紹介したいと思います。

奈良県宇陀市大宇陀本郷にある本郷の瀧桜(又兵衛桜)は、樹齢300年ともいわれるシダレザクラが見事な枝振りを見せ、大阪夏の陣で活躍した戦国武将後藤又兵衛の屋敷跡にあることから、地元で「又兵衛桜」と呼ばれて親しまれています。本郷の瀧桜(又兵衛桜)は、奈良県内1位の人気の高いお花見スポットです。4月15日の午前中に見学に行ったのですが、丁度満開でした!

             

奈良県吉野町にある世界遺産・吉野山は、古来桜が多くシロヤマザクラを中心に約200種3万本の桜が密集しています。
可憐な山桜が尾根から尾根へ、谷から谷へと山全体を埋め尽くしていきます。シロヤマザクラは下・中・上・奥の4箇所に密集しており、”一目に千本見える豪華さ”という意味で「一目千本」とも言われます。丁度、「上千本」は満開でした。これからは、「奥千本」が見頃となります。

その他、東南院のシダレザクラや太平記ゆかりのお寺「如意輪寺」周辺の桜も見事でした。

また、吉野山のシンボルである世界遺産・蔵王堂の蔵王権現像(重文)が特別ご開帳されていましたので、参拝してきました。

世界遺産・吉水神社から観る「一目千本」と呼ばれる桜景色が最高でした!

                       

 

   

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春爛漫の 「奥飛鳥の風景」(後編)

2017年04月15日 19時59分23秒 | 散歩

前回は、明日香村の桜を中心に春爛漫の「飛鳥の風景」(前編)を紹介しました。

今回は、春爛漫の「奥飛鳥の風景」(後編)を紹介したいと思います。

「奥飛鳥(おくあすか)」は、奈良県明日香村の大字「稲淵」「栢森(かやのもり)」「入谷(にゅうだに)」の三集落周辺を指します。飛鳥川流域に点在する農地・森林などの景観が文化財保護法に基づく重要文化的景観に選定されています。「日本の原風景」が、色濃く残る地域で大好きな場所です。

「稲淵」「栢森(かやのもり)」を中心に、「日本の原風景」が色濃く残る「奥飛鳥の春」等の風景を紹介したいと思います。

飛鳥の桜も散り始めましたが、レンゲや菜の花等が咲きほこっています。

「稲淵」は、棚田百選にも選ばれた場所です。レンゲや菜の花が丁度見頃でした。

「栢森(かやのもり)」は、鯉のぼりが似合う里山の風景です。

「日本の原風景」が色濃く残る「奥飛鳥(おくあすか)」の散策は、とっても体も心も癒されますよ!

                                      

 

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

春爛漫の 「飛鳥の風景」(前編)

2017年04月12日 20時36分41秒 | 散歩

奈良県明日香村は今、桜を中心に色々な花が咲きほこっています。

今回は、春爛漫の「飛鳥の風景」を紹介したいと思います。

満開の桜の花も、このところの雨で少し散りかけていますが、まだまだ見どころ満載の飛鳥です。「飛鳥の風景」を、2回に分けて紹介したいと思います。

飛鳥の桜の名所といえば、飛鳥川沿いや橘寺・甘樫丘・石舞台古墳等がとても綺麗です。

このところ、毎日のように飛鳥川沿いを散策しています。春の訪れを感じさせられるひと時です。

飛鳥は、四季の変化を肌で感じさせられる所です。特に、春の風景が大好きです!

                                

 

 

コメント (2)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お釈迦様の誕生をお祝いする 「飛鳥寺の花会式」

2017年04月09日 21時10分31秒 | 歴史

奈良県明日香村において、4月8日(土)14時より日本最古の仏像「飛鳥大仏」がある飛鳥寺で、「花会式」が行われました。

今回は、お釈迦様の誕生をお祝いする「飛鳥寺の花会式」の様子を紹介したいと思います。

4月8日はお釈迦様の誕生日です。お釈迦様の誕生時、甘露の雨が降り注いだとの伝承により本堂前の誕生仏に甘茶をかけてお参りします。

飛鳥寺でも花曇りの中、14時より「花会式」が開かれました。また、午前10時ごろより誕生仏への灌沐および甘茶の振る舞いが行われました。

飛鳥寺は日本最古の大寺院として蘇我馬子の発願により588年に創建されました。

「花会式」とは、お釈迦様の誕生をお祝いする法会であり、この「花会式」が日本で最初に行われたのが、飛鳥寺です。

飛鳥寺ではこの日、いつも閉じられている本堂の扉が開け放たれ、境内から本尊の飛鳥大仏(釈迦如来像)を参拝することができました。

「花会式」法要の後、三輪山の平等寺の住職の方の講演がありました。自らの体験等をもとにしながら大切な命等についての話でした。

とても、良い話を聞くことができました!次回は、桜満開の飛鳥の景色を紹介したいと思います。

                    

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする