泉飛鳥塾

「古(いにしえ)の都・飛鳥」の原風景と共に、小さな旅で出会った風景等を紹介したいと思います!

古代都市 「藤原宮跡に咲く花々」

2017年07月27日 16時13分03秒 | 散歩

奈良県橿原市の「藤原宮」跡には、季節ごとにさまざまな花が開花するよう、5つの花ゾーンが設けられています。夏には11種類の「蓮」と、一面の「キバナコスモス」が観られます。

今丁度、見頃でした。

今回は、古代都市「藤原宮跡に咲く花々」を紹介したいと思います。

「藤原宮」跡の中心である「大極殿」跡南東方向にある「蓮」ゾーンには、約3,000平方メートルに唐招提寺蓮など11種類の「蓮」が植栽されています。

また、「大極殿跡」北方向には、オレンジ一色の「キバナコスモス」が観られます。こちらも、丁度見頃です。

「藤原京」の規模は東西5.3km、南北4.8kmで、その中心部に「藤原宮」がありました。天皇の 住まいである内裏や、天皇が儀式や政治を行った「大極殿」跡が残ります。

最近の調査研究によると、「平城京」や「平安京」を上回る規模だったとも考えられています。

「藤原宮」跡は見晴らしがよいため、大和三山(耳成山・畝傍山・天の香久山)やはるか遠くに二上山なども見えます。

大和三山をバックに「蓮」・「キバナコスモス」の花畑が咲き、とても美しい光景が見られました!

                           

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天武天皇と持統天皇を合葬した桧隈大内陵(ひのくまおおうちのみささぎ)がある 「野口集落」散策

2017年07月23日 15時13分25秒 | 散歩

奈良県明日香村にある野口王墓(のぐちのおうのはか)は、形状は八角墳 で、古墳時代終末期の古墳です。 宮内庁により「檜隈大内陵(ひのくまのおおうちのみ ささぎ)」として第40代天武天皇・第41代持統天皇の陵に治定されています。野口の集落の右手の丘の上にこんもりとした森が見えます。これが、天武天皇と持統天皇を合葬した桧隈大内陵(ひのくまおおうちのみささぎ)です。

今回は、天武天皇と持統天皇を合葬した桧隈大内陵(ひのくまおおうちのみささぎ)がある「野口集落」を紹介したいと思います。

この古墳は野口の集落に位置していることから、「野口王墓」とも呼ばれています。宮内庁によって陵墓(天皇・皇族の墓)および陵墓参考地に指定されている80基の古墳は、そのほとんどで被葬者が確定されていません。そんな中にあって、「野口王墓」は被葬者を特定できる数少ない陵墓の一つです。被葬者が特定可能なのは、この陵の盗掘の様子を調査した記録が幸運にも残されていたためです。

墳丘は現在東西約58メートル、南北径45メートル、高さ9メートルの円墳状です。本来の墳形は、八角形・五段築成、周囲に石段をめぐらすとされています。

現在、北側から古墳を見学すると、古墳の形を見ることが出来ます。よく見ると、古墳の中央に古墳の表面を飾った凝灰岩の石を見ることが出来ます。この古墳は、2室からなる切石積みの石室があり、天武天皇の棺と持統天皇の金銅製骨蔵器が納められているとされています。

野口の集落には、野口王墓(のぐちのおうのはか)や武烈天皇を祀った「小泊瀬稚雀神社」・中世の城跡等を見ることが出来ます。

まるで時が止まったかのような静かな集落で、古代に想いをはせながら夏のひと時をのんびりと散策することが出来ました!

                        

 

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太古の昔から多くの神々が宿る 「飛鳥の神社」

2017年07月18日 16時09分38秒 | 歴史

飛鳥地域には、太古の昔から多くの神々が宿り、現在では「ムラ」の鎮守として祀られています。

今回は、太古の昔から多くの神々が宿る「飛鳥の神社」を紹介したいと思います。

先日、国営飛鳥歴史公園でボランティア活動をされている皆さんと一緒に、飛鳥の「神社」巡りをしました。

途中、小雨が降りましたので予定していた「神社」すべてを参拝することができませんでしたので、後日残りを参拝させていただきました。

平安時代に著された「延喜式」には、延喜式内社が高市郡内54座の内、村内には「飛鳥坐神社」を含め11座が鎮座していたことが記されています。

これら延喜式内社は、古代には国家から奉幣が行なわれるなど、由緒ある神社として位置づけられていました。

更に、村内には延喜式内社のほかに、31座が鎮座しております。

今回の、太古の昔から多くの神々が宿る「飛鳥の神社」巡りは、古代の人々の信仰や信条の一端に触れることができた、素晴らしい歴史散策となりました!

また機会を見つけて、神々が宿る「飛鳥の神社」巡りを行い、皆さまに紹介できたらと思っています。

(行程)・・・明日香村の大字名(神社名)

御園(天神社)-平田(八坂神社)-立部(春日神社)-橘(春日神社)ー岡(八坂神社)ー岡(高市事代主神社)-川原(龍神社)

-川原(板葺神社)-川原(八坂神社)ー野口(小泊瀬稚雀神社)

                                            

 

 

 

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夏を彩る 「飛鳥の蓮の花」

2017年07月14日 16時11分00秒 | 散歩

奈良県明日香村に「橘寺」というお寺があります。寺伝では、飛鳥時代に推古天皇の命 により聖徳太子が創建された寺院であり、そしてこの地は聖徳太子の生誕の地でも あると伝えられています。また、聖徳太子建立七大寺の一つとされています。

「橘寺」には、太子は推古天皇の命により、勝鬘経(しょうまんきょう)を3日間にわたって講義されました。その時に、大きな「蓮(はす)の花」が降ってきて、庭に積もったという伝説があります。

今回は、夏を彩る「飛鳥の蓮の花」を紹介したいと思います。

明日香村でも、色々な所で「蓮の花」を見ることが出来ます。時期的には、少し早いかもしれませんが、可憐な「蓮の花」を見ることができました。見頃は、多分7月下旬頃ではないでしょうか・・・

今回は、明日香小学校横にある蓮畑と飛鳥寺近くの蓮畑、お隣の橿原市の藤原京跡の蓮畑を紹介したいと思います。

明日香小学校横にある蓮畑は、遠くに葛城山や二上山、甘樫の丘が見え写真を撮るにはお勧めのスポットです。飛鳥寺近く蓮畑は、蓮根を採取するために育てられている蓮畑です。知り合いの方が作られていて、昨年、散策中に蓮根をいただきました。とても美味しかったです。

橿原市の藤原京跡の大極殿跡南東方向にある蓮畑には約3,000平方メートルに唐招提寺蓮など11種類を植栽されています。 見頃時期は早朝から多くの人で賑わいます。

「蓮の花」は、ハスの古名「はちす」は、ハスの花托(花床)が蜂の巣のように見えることに由来するといわれています。その「はちす」がなまって変化したのが「はす」です。

「お釈迦様」が誕生したインドでは「聖者の花」といわれ、昔から仏教と深く結びつき大切にされてきた「蓮の花」です。泥水の中から美しい花を咲かせる蓮は、仏教では“泥水=煩悩・苦しみ”の中にあって汚れる事のない「清らかさ」の象徴、または仏の「悟り」の象徴といわれています。

古来より日本においても、短歌や俳句で夏の季語として詠まれ、涼しさを呼ぶ夏の季節の代表的な水生植物として親しまれてきました。

可憐に咲く愛らしい姿で人々の心 を和ませてくれる「蓮」は、一年に一度、夏に開花時期をむかえ美しい花を咲かせます。

明日香村の山や田畑の緑が一層濃くなる中で咲いている「蓮の花」。白色・ピンク色・淡いピンクの花びらは、まるで宝石のようでした!

                                         

 

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梅雨の時期の 「飛鳥の花のある風景」

2017年07月09日 21時23分10秒 | 散歩

奈良県明日香においても梅雨の季節なのですが、例年に比べると余り雨が降っていないような気がします。

皆さまの地域は、いかがですか・・・

今回は、梅雨の時期の「飛鳥の花のある風景」を紹介したいと思います。

今日は、午後より雷をともなう激しい雨が降りましたが、夕方頃には小雨になっていました。

いつも通り、傘をさしながら飛鳥を散策しました。

この時期の花は何といっても「アジサイの花」ですが、ややピークは過ぎたもののあちらこちらで咲きほこっています。

特に、奈良県立万葉館の北側にある「アジサイの花」は、まるで宝石を散りばめたみたいに色とりどりで、とても綺麗でした。

また、飛鳥京跡近くの畑において、4月に飛鳥を訪れた少年達と一緒に植えた「ヒマワリ」の花が丁度満開で、観光客の方がカメラにおさめていました。

この時期は、飛鳥を訪れる方が極端に少なくなる時期ですが、梅雨の季節の「飛鳥の花のある風景」お勧めですよ!

ところで、九州の福岡・大分での自然災害の被害状況をニュース等で報道があるたびに、とても心を痛めています。何かできることを、しなければと思っています・・・

                            

 

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