泉飛鳥塾

「古(いにしえ)の都・飛鳥」の原風景と共に、小さな旅で出会った風景等を紹介したいと思います!

梅花の香りがいっぱいの「賀名生(あのう)と偕楽園の梅林」

2020年03月15日 13時44分11秒 | 旅行

梅花の香りがいっぱいの時期に、関西では有名な奈良県西吉野にある「賀名生梅林」と、日本三名園のひとつである茨城県水戸市にある「偕楽園」に行ってきました。

今回は、梅花の香りがいっぱいの「賀名生(あのう)と偕楽園の梅林」を紹介したいと思います。

〇五條市西吉野町にある「賀名生梅林」は、丘陵を麓から中腹までおおいつくすように2万本の梅が咲き誇る奈良県下有数の梅林として知られています。さながら雲海のように梅の花がほころび、ほのかな香りが山々を伝うように漂ってきます。早春の陽光を浴びて、純白や淡い紅色の2万本もの梅花が咲き、雲海のような幻想的な風景が広がります。口の千本、西の千本、奥の千本などの景勝ポイントがあります。「賀名生(あのう)」 という地名は、南朝時代に付いた由緒あるもので周辺には賀名生皇居跡や歴史民俗資料館があります。堀家住宅 「賀名生皇居跡」は、かつて南朝の皇居として使われた邸宅です。後村上、長慶、後亀山天皇のほか、後村上天皇の先代後醍醐天皇も京を追われて吉野に入る途中に滞在したと言われています。

「賀名生(あのう)」の名は、もと「もとは穴生」(あなふ)と書いたようですが、後村上天皇が行宮を吉野山からこの地に移した際に、南朝による統一を願って「叶名生(かなう)」と改め、さらに1351年にいったん統一が叶うと「賀名生(あのう)」に改めたという伝承が残っているようです。

3月上旬に行ったのですが、丁度見頃でした。雲海のように梅の花がほころび、ほのかな香りが山々を伝うように漂ってくる「賀名生梅林」、桃源郷のような所でした!

                       

 

〇茨城県水戸市にある「偕楽園」は、金沢の「兼六園」・岡山の「後楽園」とともに日本三名園のひとつに数えられており、江戸時代(1842年)に水戸藩第9代藩主徳川斉昭公により、領民の休養の場所として開園されました。斉昭は、千波湖に臨む七面山を切り開き、領内の民と偕(とも)に楽しむ場にしたいと願い、「偕楽園」をつくりました。
園内には約100品種3,000本もの梅が、春の訪れを告げるかのように可憐に咲き競います。 様々な品種があるため、「早咲き」「中咲き」「遅咲き」と長期間にわたり観梅を楽しむことができるのも魅力のひとつです。2月下旬に行ったのですが、8分咲きくらいでしたが見頃でした。ボランティアガイドさんの案内のもと、楽しく観梅できました。途中で水戸黄門さん?等にも会うことができ、楽しいひと時となりました!

                

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