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【COGHCC聖書通読】 2020/04/20

2020-04-20 20:45:10 | 一日一章・聖書通読日記
列王紀上 21:1-4

さてエズレルびとナボテはエズレルにぶどう畑をもっていたが、サマリヤの王アハブの宮殿のかたわらにあったので、 アハブはナボテに言った、「あなたのぶどう畑はわたしの家の近くにあるので、わたしに譲って青物畑にさせてください。その代り、わたしはそれよりも良いぶどう畑をあなたにあげましょう。もしお望みならば、その価を金でさしあげましょう」。 ナボテはアハブに言った、「わたしは先祖の嗣業をあなたに譲ることを断じていたしません」。 アハブはエズレルびとナボテが言った言葉を聞いて、悲しみ、かつ怒って家にはいった。ナボテが「わたしは先祖の嗣業をあなたに譲りません」と言ったからである。アハブは床に伏し、顔をそむけて食事をしなかった。

イスラエルの王アハブは、自分の宮殿に隣接するぶどう畑を時分の畑にしたいと願い、所有者であるナボテに相応の対価をもって譲渡してほしいと申し出ましたが、先祖代々の嗣業の地なので譲れないとの答えに、ふてくされて食事もしませんでした。イスラエルでは土地の真の所有者は神様で、この世に生きる限り神様から貸与されているに過ぎないという考え方がありますから、たとい土地を手に入れても、ヨベルの年には元の所有者に返却しなければなりせん。ですからここでは、ナボテの言い分の方が正しいのです。それなのに自分の思い通りにならないからといって食事も絶つほど気分を害するのは、だだをこねる子どものような態度で、一国の王とは思えない無様な姿です。また、他人の嗣業の地を自分のものにしたいという願望は、単なる貪欲、自らの欲望のままに生きているに過ぎません。他人のものを欲しがる貪欲には、私たちも注意しなければなりません。

https://www.bible.com/bible/81/1ki.21.1-4.ja1955

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列王紀上 21:5-14

妻イゼベルは彼の所にきて、言った、「あなたは何をそんなに悲しんで、食事をなさらないのですか」。 彼は彼女に言った、「わたしはエズレルびとナボテに『あなたのぶどう畑を金で譲ってください。もし望むならば、その代りに、ほかのぶどう畑をあげよう』と言ったが、彼は答えて『わたしはぶどう畑を譲りません』と言ったからだ」。 妻イゼベルは彼に言った、「あなたが今イスラエルを治めているのですか。起きて食事をし、元気を出してください。わたしがエズレルびとナボテのぶどう畑をあなたにあげます」。 彼女はアハブの名で手紙を書き、彼の印をおして、ナボテと同じように、その町に住んでいる長老たちと身分の尊い人々に、その手紙を送った。 彼女はその手紙に書きしるした、「断食を布告して、ナボテを民のうちの高い所にすわらせ、 またふたりのよこしまな者を彼の前にすわらせ、そして彼を訴えて、『あなたは神と王とをのろった』と言わせなさい。こうして彼を引き出し、石で撃ち殺しなさい」。 その町の人々、すなわち、その町に住んでいる長老たちおよび身分の尊い人々は、イゼベルが言いつかわしたようにした。彼女が彼らに送った手紙に書きしるされていたように、 彼らは断食を布告して、ナボテを民のうちの高い所にすわらせた。 そしてふたりのよこしまな者がはいってきて、その前にすわり、そのよこしまな者たちが民の前でナボテを訴えて、「ナボテは神と王とをのろった」と言った。そこで人々は彼を町の外に引き出し、石で撃ち殺した。 そして人々はイゼベルに「ナボテは石で撃ち殺された」と言い送った。

ナボテの畑が手に入らないと気分を害したアハブの前に、妻のイゼベルがやって来て、自分がナボテの畑を手に入れてみせると答えました。そして彼女はイスラエルの王の印をもって町の長老に手紙を出し、神と王を呪ったという無実の罪でナボテを裁判に掛けるようにと命じました。そしてイゼベルの謀略の通り、ナボテは処刑されてしまいました。自分の都合の良いように神を利用し、義人を平然と、公然と殺害するとは、なんと恐ろしい罪でしょうか。

https://www.bible.com/bible/81/1ki.21.5-14.ja1955

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列王紀上 21:15-19

イゼベルはナボテが石で撃ち殺されたのを聞くとすぐ、アハブに言った、「立って、あのエズレルびとナボテが、あなたに金で譲ることを拒んだぶどう畑を取りなさい。ナボテは生きていません。死んだのです」。 アハブはナボテの死んだのを聞くとすぐ、立って、エズレルびとナボテのぶどう畑を取るために、そこへ下っていった。 そのとき、主の言葉がテシベびとエリヤに臨んだ、 「立って、下って行き、サマリヤにいるイスラエルの王アハブに会いなさい。彼はナボテのぶどう畑を取ろうとしてそこへ下っている。 あなたは彼に言わなければならない、『主はこう仰せられる、あなたは殺したのか、また取ったのか』と。また彼に言いなさい、『主はこう仰せられる、犬がナボテの血をなめた場所で、犬があなたの血をなめるであろう』」。

ナボテが処刑されたことを聞いたイゼベルは夫のアハブに、所有者のいなくなった畑を自分のものとしなさいと、悪しき行いを奨励するかのように焚き付けました。これはイゼベルの罪深さをよく表すと同時に、のこのこ出て行ったアハブもアハブです。そんなアハブの前に、神は預言者イザヤを遣わし、アハブとイゼベルの罪を指摘して、どのようや死に方、埋葬のされ方をするか、裁きの宣言を伝えさせました。

https://www.bible.com/bible/81/1ki.21.15-19.ja1955

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列王紀上 21:20-29

アハブはエリヤに言った、「わが敵よ、ついに、わたしを見つけたのか」。彼は言った、「見つけました。あなたが主の目の前に悪を行うことに身をゆだねたゆえ、 わたしはあなたに災を下し、あなたを全く滅ぼし、アハブに属する男は、イスラエルにいてつながれた者も、自由な者もことごとく断ち、 またあなたの家をネバテの子ヤラベアムの家のようにし、アヒヤの子バアシャの家のようにするでしょう。これはあなたがわたしを怒らせた怒りのゆえ、またイスラエルに罪を犯させたゆえです。 イゼベルについて、主はまた言われました、『犬がエズレルの地域でイゼベルを食うであろう』と。 アハブに属する者は、町で死ぬ者を犬が食い、野で死ぬ者を空の鳥が食うでしょう」。 アハブのように主の目の前に悪を行うことに身をゆだねた者はなかった。その妻イゼベルが彼をそそのかしたのである。 彼は主がイスラエルの人々の前から追い払われたアモリびとがしたように偶像に従って、はなはだ憎むべき事を行った。 アハブはこれらの言葉を聞いた時、衣を裂き、荒布を身にまとい、食を断ち、荒布に伏し、打ちしおれて歩いた。 この時、主の言葉がテシベびとエリヤに臨んだ、 「アハブがわたしの前にへりくだっているのを見たか。彼がわたしの前にへりくだっているゆえ、わたしは彼の世には災を下さない。その子の世に災をその家に下すであろう」。

バアルの預言者たちとの対決以来、久しぶりに対面したイザヤを見たアハブは、わが敵よと、敵対心むき出しにしました。しかしイザヤから厳しい裁きの預言の言葉を聞くと、衣を裂き、荒布をまとい、断食して悲しみました。妻イゼベルにそそのかされるままイスラエルに偶像を大々的に持ち込み、主の忌み嫌われる憎むべきことを平然と行い、前代未聞の悪行の限りを尽くしたアハブでしたが、かつてのイスラエルの王ヤラベアムやバアシャのように悲惨な結末を迎えるとの厳しい裁きの言葉を聞いて、主の前にへりくだったアハブを見た主は、憐れみを施して、アハブの存命中は災いを下さないと告げられました。義なる神は罪を憎まれ裁かずにはおられないお方ですが、罪を悔い改めてへりくだる者にはどんな大きな罪でも裁きを思い直される、実に憐れみ深いお方です。

https://www.bible.com/bible/81/1ki.21.20-29.ja1955
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