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【COGHCC聖書通読】 2017/01/05

2017-01-05 08:00:23 | 一日一章・聖書通読日記
列王紀上 19:1-4
『アハブはエリヤのしたすべての事、また彼がすべての預言者を刀で殺したことをイゼベルに告げたので、 イゼベルは使者をエリヤにつかわして言った、「もしわたしが、あすの今ごろ、あなたの命をあの人々のひとりの命のようにしていないならば、神々がどんなにでも、わたしを罰してくださるように」。 そこでエリヤは恐れて、自分の命を救うために立って逃げ、ユダに属するベエルシバへ行って、しもべをそこに残し、 自分は一日の道のりほど荒野にはいって行って、れだまの木の下に座し、自分の死を求めて言った、「主よ、もはや、じゅうぶんです。今わたしの命を取ってください。わたしは先祖にまさる者ではありません」。』

エリヤの起こした奇跡を経験したアハブは、ただ自分の目で見たことをイゼベルに告げるしかありませんでした。しかしイゼベルの悪は更に上回っていて、殺されたバアルの預言者たちの報復として、24時間以内にエリヤを殺すと宣言しました。

この言葉を聞いたエリヤは、イゼベルを恐れて北イスラエル王国の地から南ユダ王国の南端のベエルシバまで逃げ、僕をそこに残して更に一日分の距離を荒野に入り、木の根元に座って、もはや生きるのは嫌だと神様に死を願いました。

イスラエルに3年間も雨を降らさせず、450人ものバアルの預言者たちと対決し、再び大雨を降らせた大預言者エリヤですら、恐れの念に取り憑かれると、生きる希望を失い、死を望むようになります。すべての力を失わせる恐れに打ち勝つには、「恐れるな、私はあなたと共にいる」との主の御言葉をしっかりと胸に抱き、希望を与えられ続ける以外にありません。

http://bible.com/81/1ki.19.1-4.ja1955

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列王紀上 19:5-8
『彼はれだまの木の下に伏して眠ったが、天の使が彼にさわり、「起きて食べなさい」と言ったので、 起きて見ると、頭のそばに、焼け石の上で焼いたパン一個と、一びんの水があった。彼は食べ、かつ飲んでまた寝た。 主の使は再びきて、彼にさわって言った、「起きて食べなさい。道が遠くて耐えられないでしょうから」。 彼は起きて食べ、かつ飲み、その食物で力づいて四十日四十夜行って、神の山ホレブに着いた。』

完全に意気消沈し、生きる希望さえ失ったエリヤに、神様は何も言わずにそっとパンと水を差し出し、食べて元気を取り戻すように薦めただけでした。エリヤは神様から与えられた食物を食べても力を取り戻すことなく、再び寝てしまいました。神様はもう一度エリヤにパンと水を指し出し、食べて歩き出すようにと言われました。神様はむやみやたらに「頑張れ」と叱咤激励するような厳しいだけの鬼監督ではなく、その人に今、最も適切な助けと励ましの方法で、必要な力を与えてくださる憐れみと慈しみに富むお方です。

この神様の優しい励ましに力をいただいて、荒野を40日40夜歩いてエリヤが向かった先は、神の山ホレブでした。そこはモーセがはじめて神様と出会った場所、出エジプトを果たしたイスラエルの民に神様が現れた場所、モーセが神様の後ろ姿を拝した場所でした。自分の進むべき道を見失ったとき、私たちが立ち返るべき場所は、信仰の原点です。

http://bible.com/81/1ki.19.5-8.ja1955

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列王紀上 19:9-10
『その所で彼はほら穴にはいって、そこに宿ったが、主の言葉が彼に臨んで、彼に言われた、「エリヤよ、あなたはここで何をしているのか」。 彼は言った、「わたしは万軍の神、主のために非常に熱心でありました。イスラエルの人々はあなたの契約を捨て、あなたの祭壇をこわし、刀をもってあなたの預言者たちを殺したのです。ただわたしだけ残りましたが、彼らはわたしの命を取ろうとしています」。』

神の山ホレブで主はエリヤに「あなたはここで何をしているのか」と問われました。しかしエリヤの答えは、自分がこれほど神様のために熱心に仕えてきたのに、今やいのちを狙われていると告げるのみでした。エリヤは完全に被害妄想に陥り、自分のことしか見えなくなっていました。心の目が閉ざされるとき、私たちは周りから孤立し、客観的に自分を見ることができなくなってしまいます。このときのエリヤの気持ちは、私にも痛いほどよくわかります。しかしそんな状況でも、神様の恵みと憐れみが私たちを取り巻いていることに気が付かなければなりません。

http://bible.com/81/1ki.19.9-10.ja1955

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列王紀上 19:11-13
『主は言われた、「出て、山の上で主の前に、立ちなさい」。その時主は通り過ぎられ、主の前に大きな強い風が吹き、山を裂き、岩を砕いた。しかし主は風の中におられなかった。風の後に地震があったが、地震の中にも主はおられなかった。 地震の後に火があったが、火の中にも主はおられなかった。火の後に静かな細い声が聞えた。 エリヤはそれを聞いて顔を外套に包み、出てほら穴の口に立つと、彼に語る声が聞えた、「エリヤよ、あなたはここで何をしているのか」。』

自分を客観的に、冷静に見ることができず、生きる希望も失ったエリヤに、神様はモーセと同じように直接現れてくださいました。そしてエリヤが洞穴の入口に立つと、神様は細い声で再び「あなたはここで何をしているのか」と問われました。私たちが神様の細き御声に気が付くならば、絶望の中でも立ち上がり、神様と直接出会うことができます。

http://bible.com/81/1ki.19.11-13.ja1955

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列王紀上 19:14-18
『彼は言った、「わたしは万軍の神、主のために非常に熱心でありました。イスラエルの人々はあなたの契約を捨て、あなたの祭壇をこわし、刀であなたの預言者たちを殺したからです。ただわたしだけ残りましたが、彼らはわたしの命を取ろうとしています」。 主は彼に言われた、「あなたの道を帰って行って、ダマスコの荒野におもむき、ダマスコに着いて、ハザエルに油を注ぎ、スリヤの王としなさい。 またニムシの子エヒウに油を注いでイスラエルの王としなさい。またアベルメホラのシャパテの子エリシャに油を注いで、あなたに代って預言者としなさい。 ハザエルのつるぎをのがれる者をエヒウが殺し、エヒウのつるぎをのがれる者をエリシャが殺すであろう。 また、わたしはイスラエルのうちに七千人を残すであろう。皆バアルにひざをかがめず、それに口づけしない者である」。』

エリヤは再び、自分がどれほど神様のために熱心に仕えてきたかを弁明しましたが、神様はまだエリヤには使命が残されていることを告げました。同時に、たった一人で神様のために仕えてきたというエリヤに対し、エリヤと同じ志を持ち、神様に忠実に仕える者を7,000人もいることを告げました。私たちは決して孤独ではなく、共に神様のために働く信仰の同労者が大勢いることを忘れないでください。

http://bible.com/81/1ki.19.14-18.ja1955

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列王紀上 19:19-21
『さてエリヤはそこを去って行って、シャパテの子エリシャに会った。彼は十二くびきの牛を前に行かせ、自分は十二番目のくびきと共にいて耕していた。エリヤは彼のかたわらを通り過ぎて外套を彼の上にかけた。 エリシャは牛を捨て、エリヤのあとに走ってきて言った、「わたしの父母に口づけさせてください。そして後あなたに従いましょう」。エリヤは彼に言った、「行ってきなさい。わたしはあなたに何をしましたか」。 エリシャは彼を離れて帰り、ひとくびきの牛を取って殺し、牛のくびきを燃やしてその肉を煮、それを民に与えて食べさせ、立って行ってエリヤに従い、彼に仕えた。』

神様の言葉に再び力をいただいたエリヤは、自分の後継者となるエリシャと出会い、彼に自分のマントを着せました。するとエリシャは自分の使命として受け止め、現在の仕事と生活を捨てて、エリヤに従って神様のために仕える、直接献身をしました。神様から御声がかかったならば、安定した生活を捨てても神様のために献身する決意を直ちに実行する私たちでありますように。

http://bible.com/81/1ki.19.19-21.ja1955
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