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【COGHCC聖書通読】 2016/08/26

2016-08-26 08:05:04 | 一日一章・聖書通読日記
申命記 25:1
「人と人との間に争い事があって、さばきを求めてきたならば、さばきびとはこれをさばいて、正しい者を正しいとし、悪い者を悪いとしなければならない。」

申命記では正しい裁きを行うことを何度も繰り返し記しています。それは人間が正しい裁きを行うことがいかに難しく、生きて行く中で悪を正しいとしなければならない状況に置かれることも示しています。しかし義なる神様は、正しい裁きを曲げることは決してなさいません。私たちもまた、正しいことのみを正しいとし、悪に屈しない勇気を持って生きる者でありたいと願います。

http://bible.com/81/deu.25.1.ja1955

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申命記 25:3
「彼をむち打つには四十を越えてはならない。もしそれを越えて、それよりも多くむちを打つときは、あなたの兄弟はあなたの目の前で、はずかしめられることになるであろう。」

40回を越えるの鞭打ちの計は、人前で侮辱する行為と見なされました。鞭打ちの刑とは先端に金属製の鉤がついた鞭で身体を打ち叩く過酷な刑罰で、40回を越えると失血死に至る可能性があるとも言われています。イエス様も使徒パウロも「40に一つ足らない鞭」を打たれたと新約聖書に記されています。

神様の与える懲らしめは、人を苦しめることが目的ではなく、人を正すために行われるものです。人の尊厳を奪うことでもなく、まして人のいのちを奪うために行われるものではありません。重罪人であっても、人としての尊厳を尊重する愛を忘れない私たちでありますように。

http://bible.com/81/deu.25.3.ja1955

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申命記 25:4
「脱穀をする牛にくつこを掛けてはならない。」

脱穀をする牛の口にくつわをはめてしまうと、何も食べずにただ働きさせることになります。たとえ相手が動物であっても、労働には正当な報酬を与えなければならないとの教えです。今日ではブラックバイトなど、不当に人を働かせる悪しき行為が横行していますが、そのような現代の風潮に、はっきりとNOと主張する勇気を持ち、また自らも人に対して誠意と信頼をもって正当に接する私たちでありますように。

http://bible.com/81/deu.25.4.ja1955

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申命記 25:5-6
「兄弟が一緒に住んでいて、そのうちのひとりが死んで子のない時は、その死んだ者の妻は出て、他人にとついではならない。その夫の兄弟が彼女の所にはいり、めとって妻とし、夫の兄弟としての道を彼女につくさなければならない。 そしてその女が初めに産む男の子に、死んだ兄弟の名を継がせ、その名をイスラエルのうちに絶やさないようにしなければならない。」

この戒めは「レビラート婚」というユダヤ独自の考え方ですが、昔の日本でも、家系を守るために兄弟の妻と結婚することは行われていたようです。現代の文化にはなじめない部分もあるかと思いますが、神様はそのようにしてまで子孫の繁栄、祝福の継承を守ろうとされたことは忘れてはなりません。

http://bible.com/81/deu.25.5-6.ja1955

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申命記 25:13-16
「あなたの袋に大小二種の重り石を入れておいてはならない。 あなたの家に大小二種のますをおいてはならない。 不足のない正しい重り石を持ち、また不足のない正しいますを持たなければならない。そうすればあなたの神、主が賜わる地で、あなたは長く命を保つことができるであろう。 すべてこのような不正をする者を、あなたの神、主が憎まれるからである。」

少し前のニュースで検査値の偽装や虚偽報告、隠蔽工作など、企業ぐるみの不正が大々的に報道されていたように、世の人々は自分の利益のためには不正を働くことをも厭いません。しかし神様は不正を働く者を決して許されません。

特に理系の人間にとっては、自分の出した実験結果には、絶対的な責任を持たなければなりません。自分の目で見たものを、ありのまま、間違いなく記録することが、理系の基本です。いかなる不正も許さず、誤りのない正しい計測、間違いのない正しい数値をもって、人々の信頼に応える私たちでありますように。

http://bible.com/81/deu.25.13-16.ja1955

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申命記 25:17-19
「あなたがエジプトから出てきた時、道でアマレクびとがあなたにしたことを記憶しなければならない。 すなわち彼らは道であなたに出会い、あなたがうみ疲れている時、うしろについてきていたすべての弱っている者を攻め撃った。このように彼らは神を恐れなかった。 それで、あなたの神、主が嗣業として賜わる地で、あなたの神、主があなたの周囲のすべての敵を征服して、あなたに安息を与えられる時、あなたはアマレクの名を天の下から消し去らなければならない。この事を忘れてはならない。」

アマレク人は、エジプトを脱出して慣れない荒野の放浪生活に疲れ切ったイスラエル人を、隊列の後ろから、弱い者から攻めてきた、極めて卑劣かつ卑怯な民族でした。それゆえ神様はイスラエル人が約束の地に定住した後、アマレクを滅ぼし尽くすために、彼らの卑劣な行為を決して忘れないようにと命じられました。

時が経ってイスラエル最初の王サウルに神様はアマレク人を滅ぼし尽くすようにと命じられました。しかしサウルはアマレク人の持つ資産に目がくらみ、自分の欲望を満たすために彼らを滅ぼし尽くしませんでした。このサウルの不従順に、神様も預言者サムエルも失望し、彼をイスラエルの王位から退けました。自分の欲望を満たすために神様の命令をないがしろにする者は、神様から捨て去られることを、私たちは決して忘れてはなりません。

http://bible.com/81/deu.25.17-19.ja1955
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