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【COGHCC聖書通読】 2019/11/09

2019-11-09 08:00:07 | 一日一章・聖書通読日記
民数記 32:1-5

ルベンの子孫とガドの子孫とは非常に多くの家畜の群れを持っていた。彼らがヤゼルの地と、ギレアデの地とを見ると、そこは家畜を飼うのに適していたので、 ガドの子孫とルベンの子孫とがきて、モーセと、祭司エレアザルと、会衆のつかさたちとに言った、 「アタロテ、デボン、ヤゼル、ニムラ、ヘシボン、エレアレ、シバム、ネボ、ベオン、 すなわち主がイスラエルの会衆の前に撃ち滅ぼされた国は、家畜を飼うのに適した地ですが、しもべらは家畜を持っています」。 彼らはまた言った、「それでもし、あなたの恵みを得られますなら、どうぞこの地をしもべらの領地にして、われわれにヨルダンを渡らせないでください」。

神の命により滅ぼしたギレアデの地は牧畜に適した地であったため、多くの家畜と家族を引き連れていたルベン族とガド族の人々は、神の約束されたヨルダンの向こうの地に行く前に、この場所を自分たちの領地にしたいとモーセに申し出ました。しかし彼らの人口は、ルベン族が43,730人、ガド族が40,500人と、全イスラエル601,730人の平均50,144人を大きく下回り、シメオン族、エフライム族に次いで下位3番目と4番目の人数でした。また彼らは荒野を旅した40年の間に人口が減った部族でもあります。彼らは今、自分の目に映るものにとらわれ、まだ見ぬ神の約束の地を仰ぎ見る目がなかったと受け止められても致し方ないでしょう。目の前の魅力あるものに目を奪われ、真の祝福に目を留めることのできない者は、神の約束を受け継ぐことはできません。

https://www.bible.com/bible/81/num.32.1-5.ja1955

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民数記 32:6-15

モーセはガドの子孫とルベンの子孫とに言った、「あなたがたは兄弟が戦いに行くのに、ここにすわっていようというのか。 どうしてあなたがたはイスラエルの人々の心をくじいて、主が彼らに与えられる地に渡ることができないようにするのか。 あなたがたの先祖も、わたしがカデシ・バルネアから、その地を見るためにつかわした時に、同じようなことをした。 すなわち彼らはエシコルの谷に行って、その地を見たとき、イスラエルの人々の心をくじいて、主が与えられる地に行くことができないようにした。 そこでその時、主は怒りを発し、誓って言われた、 『エジプトから出てきた人々で二十歳以上の者はひとりもわたしがアブラハム、イサク、ヤコブに誓った地を見ることはできない。彼らはわたしに従わなかったからである。 ただケニズびとエフンネの子カレブとヌンの子ヨシュアとはそうではない。このふたりは全く主に従ったからである』。 主はこのようにイスラエルにむかって怒りを発し、彼らを四十年のあいだ荒野にさまよわされたので、主の前に悪を行ったその世代の人々は、ついにみな滅びた。 あなたがたはその父に代って立った罪びとのやからであって、主のイスラエルに対する激しい怒りをさらに増そうとしている。 あなたがたがもしそむいて主に従わないならば、主はまたこの民を荒野にすておかれるであろう。そうすればあなたがたはこの民をことごとく滅ぼすに至るであろう」。

ルベン族とガド族の申し出を聞いたモーセは、これから神の約束の地を獲得しに行くこのときに、どうして自分たちだけ安全な場所に留まって高見の見物を決め込むのかと叱責しました。何よりもモーセが懸念したことは、かつてカデシュ・バルネアで、約束の地を偵察に行った12人の斥候のうち10人の人々が、イスラエルの人々の心を挫いたために荒野を放浪することとなり、当時の人々はカレブとヨシュアを除きすべて死に絶えた、あの40年前の出来事の二の轍を踏むのか?ということでした。一部の人々の身勝手な振る舞いがイスラエル全体に災いを及ぼすことを、モーセは誰よりも痛感していたからです。人の心を挫く罪は、極めて重いものであり、共同体の罪は、深刻な被害を及ぼします。私たちは常に人の心を後ろ向きにさせる負の言動に気を付けて、むしろ人を励まし、勇気を与え、希望に満ちあふれた、積極的な言動を心掛けなければなりません。

https://www.bible.com/bible/81/num.32.6-15.ja1955

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民数記 32:16-27

彼らはモーセのところへ進み寄って言った、「われわれはこの所に、群れのために羊のおりを建て、また子供たちのために町々を建てようと思います。 しかし、われわれは武装してイスラエルの人々の前に進み、彼らをその所へ導いて行きましょう。ただわれわれの子供たちは、この地の住民の害をのがれるため、堅固な町々に住ませておかなければなりません。 われわれはイスラエルの人々が、おのおのその嗣業を受けるまでは、家に帰りません。 またわれわれはヨルダンのかなたで彼らとともには嗣業を受けません。われわれはヨルダンのこなた、すなわち東の方で嗣業を受けるからです」。 モーセは彼らに言った、「もし、あなたがたがそのようにし、みな武装して主の前に行って戦い、 みな武装して主の前に行ってヨルダン川を渡り、主がその敵を自分の前から追い払われて、 この国が主の前に征服されて後、帰ってくるならば、あなたがたは主の前にも、イスラエルの前にも、とがめはないであろう。そしてこの地は主の前にあなたがたの所有となるであろう。 しかし、そうしないならば、あなたがたは主にむかって罪を犯した者となり、その罪は必ず身に及ぶことを知らなければならない。 あなたがたは子供たちのために町々を建て、羊のために、おりを建てなさい。しかし、あなたがたは約束したことは行わなければならない」。 ガドの子孫とルベンの子孫とは、モーセに言った、「しもべらはあなたの命じられたとおりにいたします。 われわれの子供たちと妻と羊と、すべての家畜とは、このギレアデの町々に残します。 しかし、しもべらはみな武装して、あなたの言われるとおり、主の前に渡って行って戦います」。

モーセの叱責を聞いたルベン族とガド族の人々は、家族と家畜はギレアデの地に住まわせても、約束の地を獲得に行く戦いには、自ら先陣に立って進むとモーセに答えました。またギレアデの地を嗣業の地とし、神の約束されたヨルダンの彼方の地には自分たちの領地を持たないことも約束しました。彼らの返答を聞いたモーセは、その言葉の通り約束の地を獲得するための戦いに伴に出るならば、ギレアデの地を嗣業の地とすることは主の御前に何の咎めはないと答え、彼らに約束させました。これは神の御前に立てた誓願です。だからこそ誓願に関する教えが、先に30章で記されていたのです。私たちは神の前に立てた誓願、ひとたび口にした約束は、必ず守らなければなりません。

https://www.bible.com/bible/81/num.32.16-27.ja1955

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民数記 32:28-42

モーセは彼らのことについて、祭司エレアザルと、ヌンの子ヨシュアと、イスラエルの人々の部族のうちの氏族のかしらたちとに命じた。 そしてモーセは彼らに言った、「ガドの子孫と、ルベンの子孫とが、おのおの武装してあなたがたと一緒にヨルダンを渡り、主の前に戦って、その地をあなたがたが征服するならば、あなたがたは彼らにギレアデの地を領地として与えなければならない。 しかし、もし彼らが武装してあなたがたと一緒に渡って行かないならば、彼らはカナンの地であなたがたのうちに領地を獲なければならない」。 ガドの子孫と、ルベンの子孫とは答えて言った、「しもべらは主が言われたとおりにいたします。 われわれは武装して、主の前にカナンの地へ渡って行きますが、ヨルダンのこなたで、われわれの嗣業をもつことにします」。 そこでモーセはガドの子孫と、ルベンの子孫と、ヨセフの子マナセの部族の半ばとに、アモリびとの王シホンの国と、バシャンの王オグの国とを与えた。すなわち、その国およびその領内の町々とその町々の周囲の地とを与えた。 こうしてガドの子孫は、デボン、アタロテ、アロエル、 アテロテ・ショパン、ヤゼル、ヨグベハ、 ベテニムラ、ベテハランなどの堅固な町々を建て、羊のおりを建てた。 またルベンの子孫は、ヘシボン、エレアレ、キリヤタイム、 および後に名を改めたネボと、バアル・メオンの町を建て、またシブマの町を建てた。彼らは建てた町々に新しい名を与えた。 またマナセの子マキルの子孫はギレアデに行って、そこを取り、その住民アモリびとを追い払ったので、 モーセはギレアデをマナセの子マキルに与えてそこに住まわせた。 またマナセの子ヤイルは行って村々を取り、それをハオテヤイルと名づけた。 またノバは行ってケナテとその村々を取り、自分の名にしたがって、それをノバと名づけた。

モーセは祭司エレアザルと後継者ヨシュア、そして全イスラエルこら各部賊のかしらたちを集め、ルベン族とガド族の申し出を公表し、彼らが主の御前に立てた誓願、すなわちギレアデの地を自分たちの嗣業の地とすること、しかし約束の地を獲得しに行く戦いには他の部族たちと一緒に出て行くことを、公に誓約させました。そこでモーセはルベン族とガド族そしてマナセの半部族に、先に滅ぼしたアモリびとの王シホンの国とバシャンの王オグの国を所領として与え、そこに町を作り、家族と家畜を住まわせることを許可しました。するとマナセの子マキルの子孫はアモリ人の住んでいたギレアデの地を攻めて獲得したため、モーセは彼らにギレアデの地を所領として与えました。このようにして神の民イスラエルの領地は拡大してゆきました。私たちが積極的に出て行くとき、神の国は大きく広がります。

https://www.bible.com/bible/81/num.32.28-42.ja1955
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