サムエル記上 31:1-2
「さてペリシテびとはイスラエルと戦った。イスラエルの人々はペリシテびとの前から逃げ、多くの者は傷ついてギルボア山にたおれた。 ペリシテびとはサウルとその子らに攻め寄り、そしてペリシテびとはサウルの子ヨナタン、アビナダブ、およびマルキシュアを殺した。」
強大な敵ペリシテ人の総攻撃の前に、イスラエルの軍勢は為す術もなく背走し、王の一族を守る者も次々と倒され、サウルたちの身に迫ってきました。そしてついにヨナタンと兄弟たちも戦死してしまいました。悲しい事実ですが、いかにきよい心と健全な信仰を持っていても、愚かな指導者に仕える者は、ついに滅びてしまいます。指導者の責任はそれほど重いものであることを、私たちは忘れてはなりません。
http://bible.com/81/1sa.31.1-2.ja1955
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サムエル記上 31:3-5
「戦いは激しくサウルに迫り、弓を射る者どもがサウルを見つけて、彼を射たので、サウルは射る者たちにひどい傷を負わされた。 そこでサウルはその武器を執る者に言った、「つるぎを抜き、それをもってわたしを刺せ。さもないと、これらの無割礼の者どもがきて、わたしを刺し、わたしをなぶり殺しにするであろう」。しかしその武器を執る者は、ひじょうに恐れて、それに応じなかったので、サウルは、つるぎを執って、その上に伏した。 武器を執る者はサウルが死んだのを見て、自分もまたつるぎの上に伏して、彼と共に死んだ。」
王の護衛兵を失い、ヨナタンと子どもたちも戦死し、ペリシテ人の標的はサウル一人に集中します。雨のごとく射られた弓矢を浴びて瀕死の重傷を負ったサウルは、敵の手に掛かって死ぬよりはと太刀持ちの従者にとどめを刺すようにと命じましたが、従者は王に手をかけることを恐れたため、ついにサウルは自害して命を落としました。最後まで王の威厳を保つことにこだわって死に至ったサウルの哀れな結末から、プライドや体面を保つことと、遜り悔い改めていのちを保つことと、どちらが大切か、私たちは正しく学ばなければなりません。
http://bible.com/81/1sa.31.3-5.ja1955
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サムエル記上 31:6
「こうしてサウルとその三人の子たち、およびサウルの武器を執る者、ならびにその従者たちは皆、この日共に死んだ。」
口寄せの女を通して語られたサムエルの預言通り、サウルとその子たち、および王の従者たちは、たった一日のうちに全員滅びてしまいました。これもすべて、最後まで神様の御前に遜ることを拒み、御言葉に聞き従わなかったサウルの不信仰の故です。高慢と不従順は自らを滅ぼす大きな罪であることを、私たちは忘れてはなりません。
http://bible.com/81/1sa.31.6.ja1955
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サムエル記上 31:8-10
「あくる日、ペリシテびとは殺された者から、はぎ取るためにきたが、サウルとその三人の子たちがギルボア山にたおれているのを見つけた。 彼らはサウルの首を切り、そのよろいをはぎ取り、ペリシテびとの全地に人をつかわして、この良い知らせを、その偶像と民とに伝えさせた。 また彼らは、そのよろいをアシタロテの神殿に置き、彼のからだをベテシャンの城壁にくぎづけにした。」
戦い終えて意気揚々と略奪に来たペリシテ人たちは、サウルの遺体を見つけて、王の首を切り、鎧をはぎ取り、体を城壁に釘付けにして、見せしめの晒し者としました。最期まで王の威厳を保つことにこだわったサウルでしたが、死んでしまえば何の意味もありません。一時の恥を忍んでも神様の御前にへりくだり、生きながらえて、敵からあざけられ呪われる者とならないよう、肝に銘じる私たちでありますように。
http://bible.com/81/1sa.31.8-10.ja1955
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サムエル記上 31:11-13
「ヤベシ・ギレアデの住民たちは、ペリシテびとがサウルにした事を聞いて、 勇士たちはみな立ち、夜もすがら行って、サウルのからだと、その子たちのからだをベテシャンの城壁から取りおろし、ヤベシにきて、これをそこで焼き、 その骨を取って、ヤベシのぎょりゅうの木の下に葬り、七日の間、断食した。」
サウルがイスラエルの王となった頃、アンモン人から救ってもらったヤベシ・ギレアデの人々は、サウルに対する恩を忘れることなく、ベテシャンの城壁に晒し者とされていたサウルとその子たちの遺骸を取り下ろすために徹夜で出向き、丁重に葬った後、7日間断食して喪に服しました。後にダビデも、このヤベシ・ギレアデの人々の忠義を褒めました。これこそが真の救いを経験した者の取るべき態度です。主イエス様の十字架により罪赦され救われた私たちもまた同様に、その恩を決して忘れることなく、生涯をかけて忠義を尽くす者でありたいと願います。
http://bible.com/81/1sa.31.11-13.ja1955
「さてペリシテびとはイスラエルと戦った。イスラエルの人々はペリシテびとの前から逃げ、多くの者は傷ついてギルボア山にたおれた。 ペリシテびとはサウルとその子らに攻め寄り、そしてペリシテびとはサウルの子ヨナタン、アビナダブ、およびマルキシュアを殺した。」
強大な敵ペリシテ人の総攻撃の前に、イスラエルの軍勢は為す術もなく背走し、王の一族を守る者も次々と倒され、サウルたちの身に迫ってきました。そしてついにヨナタンと兄弟たちも戦死してしまいました。悲しい事実ですが、いかにきよい心と健全な信仰を持っていても、愚かな指導者に仕える者は、ついに滅びてしまいます。指導者の責任はそれほど重いものであることを、私たちは忘れてはなりません。
http://bible.com/81/1sa.31.1-2.ja1955
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サムエル記上 31:3-5
「戦いは激しくサウルに迫り、弓を射る者どもがサウルを見つけて、彼を射たので、サウルは射る者たちにひどい傷を負わされた。 そこでサウルはその武器を執る者に言った、「つるぎを抜き、それをもってわたしを刺せ。さもないと、これらの無割礼の者どもがきて、わたしを刺し、わたしをなぶり殺しにするであろう」。しかしその武器を執る者は、ひじょうに恐れて、それに応じなかったので、サウルは、つるぎを執って、その上に伏した。 武器を執る者はサウルが死んだのを見て、自分もまたつるぎの上に伏して、彼と共に死んだ。」
王の護衛兵を失い、ヨナタンと子どもたちも戦死し、ペリシテ人の標的はサウル一人に集中します。雨のごとく射られた弓矢を浴びて瀕死の重傷を負ったサウルは、敵の手に掛かって死ぬよりはと太刀持ちの従者にとどめを刺すようにと命じましたが、従者は王に手をかけることを恐れたため、ついにサウルは自害して命を落としました。最後まで王の威厳を保つことにこだわって死に至ったサウルの哀れな結末から、プライドや体面を保つことと、遜り悔い改めていのちを保つことと、どちらが大切か、私たちは正しく学ばなければなりません。
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サムエル記上 31:6
「こうしてサウルとその三人の子たち、およびサウルの武器を執る者、ならびにその従者たちは皆、この日共に死んだ。」
口寄せの女を通して語られたサムエルの預言通り、サウルとその子たち、および王の従者たちは、たった一日のうちに全員滅びてしまいました。これもすべて、最後まで神様の御前に遜ることを拒み、御言葉に聞き従わなかったサウルの不信仰の故です。高慢と不従順は自らを滅ぼす大きな罪であることを、私たちは忘れてはなりません。
http://bible.com/81/1sa.31.6.ja1955
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サムエル記上 31:8-10
「あくる日、ペリシテびとは殺された者から、はぎ取るためにきたが、サウルとその三人の子たちがギルボア山にたおれているのを見つけた。 彼らはサウルの首を切り、そのよろいをはぎ取り、ペリシテびとの全地に人をつかわして、この良い知らせを、その偶像と民とに伝えさせた。 また彼らは、そのよろいをアシタロテの神殿に置き、彼のからだをベテシャンの城壁にくぎづけにした。」
戦い終えて意気揚々と略奪に来たペリシテ人たちは、サウルの遺体を見つけて、王の首を切り、鎧をはぎ取り、体を城壁に釘付けにして、見せしめの晒し者としました。最期まで王の威厳を保つことにこだわったサウルでしたが、死んでしまえば何の意味もありません。一時の恥を忍んでも神様の御前にへりくだり、生きながらえて、敵からあざけられ呪われる者とならないよう、肝に銘じる私たちでありますように。
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サムエル記上 31:11-13
「ヤベシ・ギレアデの住民たちは、ペリシテびとがサウルにした事を聞いて、 勇士たちはみな立ち、夜もすがら行って、サウルのからだと、その子たちのからだをベテシャンの城壁から取りおろし、ヤベシにきて、これをそこで焼き、 その骨を取って、ヤベシのぎょりゅうの木の下に葬り、七日の間、断食した。」
サウルがイスラエルの王となった頃、アンモン人から救ってもらったヤベシ・ギレアデの人々は、サウルに対する恩を忘れることなく、ベテシャンの城壁に晒し者とされていたサウルとその子たちの遺骸を取り下ろすために徹夜で出向き、丁重に葬った後、7日間断食して喪に服しました。後にダビデも、このヤベシ・ギレアデの人々の忠義を褒めました。これこそが真の救いを経験した者の取るべき態度です。主イエス様の十字架により罪赦され救われた私たちもまた同様に、その恩を決して忘れることなく、生涯をかけて忠義を尽くす者でありたいと願います。
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