伊藤ファミリーBLOG

「緑のgoo!」のテンプレートに変えてみました!
(注:コメントスパム・TBスパムは予告なく削除させていただきます)

【COGHCC聖書通読】 2018/06/03

2018-06-03 23:25:29 | 一日一章・聖書通読日記
エゼキエル書 12:1-6

主の言葉がわたしに臨んだ、 「人の子よ、あなたは反逆の家の中にいる。彼らは見る目があるが見ず、聞く耳があるが聞かず、彼らは反逆の家である。 それゆえ、人の子よ、捕囚の荷物を整え、彼らの目の前で昼のうちに移れ、彼らの目の前であなたの所から他の所に移れ。彼らは反逆の家であるが、あるいは彼らは顧みるところがあろう。 あなたは、捕囚の荷物のようなあなたの荷物を、彼らの目の前で昼のうちに持ち出せ。そして捕囚に行くべき人々のように、彼らの目の前で夕べのうちに出て行け。 すなわち彼らの目の前で壁に穴をあけ、そこから出て行け。 あなたは彼らの目の前でその荷物を肩に負い、やみのうちにそれを運び出せ。あなたの顔をおおって地を見るな。わたしはあなたをしるしとなして、イスラエルの家に示すのだ」。

神様はエゼキエルに現在エルサレムで行われている隠れた実状の幻を見せた後、バビロンにいるユダの人々の見ている前で、捕囚のように荷物を持ち出して移る実演をしなさいと命じられました。神様はユダの人々を、自分の目で見えても見ず、聞こえても聞かない反逆の民だと指摘しながらも、もしかしたら自らを省みるかもしれないと、傍目には滑稽な、意味のわからない行動を取るようエゼキエルに命じました。エゼキエルの預言者としての活動は、神様の御心を示すしるしとなることでした。たとい人に笑われようとも、何のためにこんなことをしなければならないのかわからなくとも、神様の御心を示し続けることが、先に救われたクリスチャンの使命です。

http://bible.com/81/ezk.12.1-6.ja1955

*****

エゼキエル書 12:7-11

そこでわたしは命じられたようにし、捕囚の荷物のような荷物を昼のうちに持ち出し、夕べにはわたしの手で壁に穴をあけ、やみのうちに彼らの目の前で、これを肩に負って運び出した。 次の朝、主の言葉がわたしに臨んだ、 「人の子よ、反逆の家であるイスラエルの家は、あなたに向かって、『何をしているのか』と言わなかったか。 あなたは彼らに言いなさい、『主なる神はこう言われる、この託宣はエルサレムの君、およびその中にあるイスラエルの全家にかかわるものである』と。 また言いなさい、『わたしはあなたがたのしるしである。わたしがしたとおりに彼らもされる。彼らはとりこにされて移される』と。

神様はエゼキエルに不可思議な預言的行動を行わせた翌朝、その意味を明かされました。それはエルサレムにいる王と、イスラエル人全員に関わる問題だというのです。それは、当時は一時的にバビロンによるユダの包囲網が解かれていた時代でしたから、もしかしたら捕囚の地からエルサレムに帰還できるかもしれないという期待がありました。しかし神様の答えはむしろ逆で、今エルサレムに残っているユダの人々も、ことごとく捕囚となってバビロンに連れ去られることを示すものでした。私たちは目の前の現実を自分の都合の良いように解釈する傾向がありますが、事実を事実として受け止めた上で、真摯に御心を尋ね求めなければなりません。

http://bible.com/81/ezk.12.7-11.ja1955

*****

エゼキエル書 12:12-14

「彼らのうちの君は、やみのうちにその荷物を肩に載せて出て行く。彼は壁に穴をあけて、そこから出て行く。彼は顔をおおって、自分の目でこの地を見ない。 わたしはわたしの網を彼の上に打ちかける。彼はわたしのわなにかかる。わたしは彼をカルデヤびとの地のバビロンに引いて行く。しかし彼はそれを見ないで、そこで死ぬであろう。 またすべて彼の周囲にいて彼を助ける者および彼の軍隊を、わたしは四方に散らし、つるぎを抜いてそのあとを追う。」

エゼキエルが行ったもう一つの預言的行動は、ユダの王ゼデキヤに対するものでした。それはエルサレム陥落直前に、城壁の一部が破られたときに、ゼデキヤは民衆を捨てて夜のうちにエルサレムから抜け出し、逃げ延びようとしました。しかしバビロン軍の追撃から逃れることはできず、捕らえられて北の国境の町リブラに移され、目の前で自分の子どもたちが惨殺される姿を見せつけられた後に目をえぐり取られ、バビロンに連行されました。ここに彼が、バビロンを見ないでその地で死ぬという、一見矛盾した預言が実現したのです。神様の御言葉は、人の知恵では理解できなくても、必ずその通りに成就することを覚え、真正面から聖書と向き合う者でありたいと願います。

http://bible.com/81/ezk.12.12-14.ja1955

*****

エゼキエル書 12:15-16

「わたしが彼らを諸国民の中に散らし、国々にまき散らすとき、彼らはわたしが主であることを知る。 ただし、わたしは彼らのうちに、わずかの者を残して、つるぎと、ききんと、疫病を免れさせ、彼らがおこなったもろもろの憎むべきことを、彼らが行く国びとの中に告白させよう。そして彼らはわたしが主であることを知るようになる」。

バビロン軍に包囲されエルサレムに籠城した人々は、激しい飢饉と疫病に次々と倒れて行きましたが、一部の人々は生き延びることができました。しかしそれは彼らが世界中に散らされていったその地で、エルサレム陥落の生き証人となるよつに、神様が残された人々でした。彼らはそのときになって、神様の生きて働かれること、主の御言葉に嘘偽りがないと改めて知ることになりました。イスラエルの苦難の歴史を通して、今日の私たちは主こそまことの神であると知ることができますから感謝いたします。

http://bible.com/81/ezk.12.15-16.ja1955

*****

エゼキエル書 12:17-20

主の言葉がまたわたしに臨んだ、 「人の子よ、震えてあなたのパンを食べ、おののきと恐れとをもって水を飲め。 そしてこの地の民について言え、主なる神はイスラエルの地のエルサレムの民についてこう言われる、彼らは恐れをもってそのパンを食べ、驚きをもってその水を飲むようになる。これはその地が、すべてその中に住む者の暴虐のために衰え、荒れ地となるからである。 人の住んでいた町々は荒れはて、地は荒塚となる。そしてあなたがたは、わたしが主であることを知るようになる」。

神様がエゼキエルに命じた、震えてパンを食べ、恐れおののいて水を飲むという行為は、激しい飢餓状態を意味します。その言葉の通り、バビロンに包囲されたエルサレムの町では食料が尽きて激しい飢饉に陥り、陥落後はバビロンによって徹底的に破壊されて、麗しの都とも呼ばれたエルサレムは完全に荒れ塚となってしまいした。当時の人々が想像だにしなかったことが、たった5年後には現実のものとなったのです。そのときはじめて、歴史を越えて働かれる主をまことの神として信じ受け入れるようになるのです。

http://bible.com/81/ezk.12.17-20.ja1955

*****

エゼキエル書 12:21-28

主の言葉がわたしに臨んだ、 「人の子よ、イスラエルの地について、あなたがたが『日は延び、すべての幻はむなしくなった』という、このことわざはなんであるか。 それゆえ、彼らに言え、『主なる神はこう言われる、わたしはこのことわざをやめさせ、彼らが再びイスラエルで、これをことわざとしないようにする』と。しかし、あなたは彼らに言え、『日とすべての幻の実現とは近づいた』と。 イスラエルの家のうちには、もはやむなしい幻も、偽りの占いもなくなる。 しかし主なるわたしは、わが語るべきことを語り、それは必ず成就する。決して延びることはない。ああ、反逆の家よ、あなたの日にわたしはこれを語り、これを成就すると、主なる神は言われる」。主の言葉がまたわたしに臨んだ、 「人の子よ、見よ、イスラエルの家は言う、『彼の見る幻は、なお多くの日の後の事である。彼が預言することは遠い後の時のことである』と。 それゆえ、彼らに言え、主なる神はこう言われる、わたしの言葉はもはや延びない。わたしの語る言葉は成就すると、主なる神は言われる」。

バビロンに捕囚となっていたイスラエルの人々は、エゼキエルの語る幻ははるか遠い先の将来のことだといって、現実味を帯びたものとして受け止めませんでした。しかし神様はそんなイスラエルの民に対し、主の預言にもはや延長はなく、その言葉は必ず成就するとエゼキエルに語られました。その言葉の通り、これらのエゼキエルの預言から5年後に難攻不落の要塞都市エルサレムは陥落し、ユダの人々はごく一部を除いて捕囚となってバビロンに連行され、エゼキエルの預言は成就しました。聖書の御言葉を、いつか実現する話と他人事のように受け止めているとしたら、それは御言葉に対する誤った姿勢です。世の終わりの兆候が少しずつ現実のものとなりつつある今だからこそ、聖書の御言葉を真摯に受け止め、主の再臨の日に備える私たちでありますように。

http://bible.com/81/ezk.12.26-28.ja1955
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 【今日の聖句】 2018/06/03 | トップ | 【今日の聖句】 2018/06/04 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。