警察⇨検察から起訴され、裁判での有罪率は
99.9%となっている。
テレビドラマの題名にもなっている。
身に覚えのない事件で逮捕起訴された場合、
この数字をみると絶望するといわれている。
1審有罪、2審無財となった痴漢えん罪被害
者の矢田部さんが語っている。
最初から有罪と決めてかかり、それを補強す
るためだけに供述を無理やりとる。
いっかんして否認しても起訴され有罪とされ
る。恐ろしいことだ。
さらに2審で無罪になっても、謝罪のひとこ
ともない。(12日付赤旗)
冤罪は、そもそも事件性もないものを無理や
り事件にしてしまうものと、事件と結びつけ
て無理やり犯罪者にしてしまう、二通りがあ
るといわれている。
有罪と決めつけられての取り調べは、「自白」
するまで執拗に行われる。
だからこそ、全面的な可視化が必要だ。
国会で審議されている「一部可視化」は、逆
に多くのえん罪をつくりだす。
えん罪の被害者は、一様に訴える。
99.9%のなかに、どれだけえん罪で泣いてい
る人がいるのか。
映画「それでもボクはやっていない!」は再
びあってはならない。
えん罪をつくらないためにどうするか、の観
点がまったくないといえる今回の「刑事訴訟
法」の改正はいったん止めるべきだ。
私は、小説「1984」のような社会につな
がるような芽は、一つひとつ無くしていかな
ければならないと思っている。
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