被爆者の方々に対しましては、保健、医療、福祉にわたる支援の必要性をしっかりと受け止め、原爆症の認定について、できる限り迅速な審査を行うなど、高齢化が進む被爆者の方々に寄り添いながら、今後とも、総合的な援護施策を推進してまいります。
今年の8月6日、安倍首相が、広島で行った「平和祈念式あいさつ」の一文である。
被爆者に寄り添う
舌の根がかわかないうちに、「黒い雨」訴訟における地裁の「全員救済」判決を不服として政府は「控訴」する決定を行った。
原告84人を被爆者と認めないということだ。
なんと心ない決定か。
被爆者に冷たい安倍首相の姿勢は一貫している。これは、被爆者が要望している「核兵器禁止条約」への反対の態度でもはっきりしている。
広島市長、被爆者7団体が、「核兵器禁止条約」に署名・批准をしてほしいと要望しても、安倍首相は「(核兵器廃絶への)アプローチが異なる」などと同じことを繰り返し、まったく心がない。あるのはアメリカへの忠誠ではないのか。
これが唯一の被爆国の首相なのか?
被爆者に寄り添う
これほど「空虚」な言葉はない。
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