長かった。
ようやく政府は、統一協会解散命令請求を決定した。
自民党を通じて政権中枢まで入り込んだ統一協会。別の側面は「勝共連合」を名乗り、各地で日本共産党に謀略をしかけてきた「団体」でもある。
来週に行われる釧路町議会選挙の地域に「反共ビラ」と霊感商法を追求してきた「弁護団」をののしったビラがまかれている。
それにしても「信仰の自由」の名のもとに、どれほどの被害が起きたのか。
すでに「青春を返せ裁判」では、統一教会の違法性が断罪されている。
個人を、家庭を破壊してきた統一協会がここまで長引いてきたのは、岸信介元首相以来、政権中枢に近づきその庇護のもとにいたからだ。
政府は解散手続きをさらに迅速に進めるべきだ。
さらなる課題は、統一協が被害者としっかり向き合い誠実に賠償に応じることを繰り返し要求していくこと、
協会の財産保全のための法整備を迅速に、
そのうえで長い間の自民党との癒着を断ち切ることだ。政権党としての責任が求められている。
いずれにしても、ようやく出発点にたった。
統一教会のことだから、高裁、最高裁まで争うだろう。
だからこそ、追及の手をゆるめることなく迅速に。
追 記
幕末から明治にかけて生まれた宗教を「新宗教」と呼び、戦後に生まれたものを「新新宗教」とも呼んでいた。
とりわけ「新新宗教」には、「マインドコントロール」と多額な「集金システム」がみられる。
苦悩を乗り越え、人生の幸せを目指しているのに、どうみても人生が、家庭が壊されていく。
多くの殺人を繰り返した「オウム真理教」、水子供養などで詐欺罪に問われた「明覚寺事件」、霊感商法などの今回の「統一協会」・・・
まさに「公序良俗」に反する、反社会的集団ともいえる。
宗教とは何か。信仰とは何か、日本国憲法の「信教の自由」とは何か。
考える機会にしたい。
日本共産党は「宗教についての日本共産党の見解と態度」を1975年に発表した。参考に。
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