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このままでは学校が持たない

2023-11-11 18:20:01 | 日記

雑誌「経済」12月号の冒頭コラムに。

「授業をつくる時間がほしい」
「体を休める時間がほしい」
悲痛な叫びだ。

教員の応募が少なくなり、教員不足がとまらない。
毎日12時間働き、土日も出勤し、それでも授業の準備ができない。私も先生から「休みは盆と正月」と訴えられたことがある。

昔は、一日4コマ授業し、残りの4時間を授業準備にあてた。
当然残業は少なかった。

この制度を政府、自公は「教育改革」の名で壊していった。
子どもの学力が低いのは教員が悪い。
夏休みなど先生が遊んでいる・・・など。

「教育改革」は進んだが、先生の仕事の実態の結論はまったくでない。それどころか悪化している。

政府・自公がやらないことがある。
教員を増やすこと、残業代を払うこと。

これに手をつけない限り、結果は変わらないであろう。

全国学力テストもいい加減に目をさましてほしい。

教員を「点数を取るため」と称してプレッシャーをかけ、過去問題を繰り返し行う学校もでている。

先日、北陸放送から「“学力全国1位”の裏で…「行き過ぎた事前対策」結果にこだわる根深い体質」のニュースがネットに掲載された。

安部元首相から始まった「全国学力テスト」の悉皆調査。
それからどうなったのかの記事だ。
「1年間、学力調査のために仕事している感じ」「結果が悪いとテコ入れされる」“結果”にこだわる体質に現場の声は…

というものだ。

学力=点数への信仰が根深い。これも自公政権だ。
毎年毎年全員のテスト
(悉皆調査)を行い、学力の進捗を公表している。
結果が地元新聞に掲載され、全国から、全道から比較して低い高いが報じられる。低ければさらにハッパがかけられる。
釧路市の議会は「点数条例」までつくってしまった。

それにしても統計学を無視した悉皆調査をいつまで続けるつもりなのか。
自民党議員の「学力」に?がつく。
それとも別の目的があるのか。

もともと現場は健全であった。
しかし徐々にプレッシャーをかけられ、変化させられていった。
学校の統廃合もいっきに進んでいる。
公教育を縮小し、塾産業など民間の教育産業を成長させようとする動きが強められてきた。
なんと「合校」という言葉も。反対できないよいうに、巧妙に言葉を使っている。

いい加減にしてほしい。

教育改革ならば、
教員の数を大幅にふやすこと。
これがもっとも重要だ。


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