みごとな結果だった。
自民党の「裏金」への国民の怒りは沸騰している。
しかし自民党は「裏金」の原因や解明に背をむけたまま。
それどころか、秘書や会計責任者の押し付け、政治家は逃げ切ろうとしている。
さらに衆院政治改革特別委員会に出された自民案は、またもや抜け穴の改革案だ。
小手先の改革案で、まったくやる気なしの、企業団体献金の存続だけがはっきりしている。
30年前の自民党の相次ぐ金券腐敗事件を受けての政治改革。当時は「企業団体献金の禁止」が大きな焦点となった。
「企業団体献金の禁止」と引き換えに税金による「政党助成金」300億円が決まった。
ところが政党支部と政治資金パーティという名を変えた「企業団体献金」という抜け穴がつくられた。
これが結局、自民党をむしばみ、腐敗を自民党全体に広げてしまったわけだ。
国民の声が政治に届かない。
世論調査と自民党の出す法案のかい離がはなはだしくなっていった。
今度こそ、「企業団体献金の禁止」を抜け穴なしではっきりさせるべきだ。
これは民主主義の問題でもある。金で「政策」を買うというれっきとした買収だからだ。
釧路市議会では、なんと自民党会派が賛成して「企業団体献金の禁止」の意見書が成立した。
反対は公明党などである。やはり「団体献金禁止」が困るのであろう。
国会はこれからだ。
連休明けには、自民党への徹底的追及がもとめられている。
今日の最後にひとこと。3選挙区の結果から「野党」をひとくくりで報道しないでほしい。
「野党」でも、実態は自民党と変わりがないものもあるからだ。
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