全国の電力会社が、いっせいに2~3割の値上げ申請を行った。
ギリギリの生活をしている人、電力を使う製造業や小売業などの中小企業への打撃ははかりしれない。
もともと電力会社は半官半民でスタートし、法律で守られた地域独占企業であった。
ところが、官と民の悪いところだけが増幅されているようだ。
自然エネなどの再生エネルギーへの不正閲覧、価格のカルテル、原発推進へのわいろ攻勢など、「悪行」の数々が暴露されてきた。
再生エネを敵視していると思わざるをえない原発に固執する姿勢はすごい。
当初、40年であった原発が60年、70年も稼働できるようにする。
新型原発は安全なものとして新設まで推進しようとしている。
核燃料サイクルが破綻しているにもかかわらず。巨大地震がせまっているというのに。
停止している原発の安全対策と称した設備投資にいったいいくらかけているのか。さらに停止している維持費にいくらかかっているのか。
この巨額な維持費も料金値上げの原因だ。
将来の採算性を担保にした無謀な原発政策だ。
そして事故が起きれば途方もないお金がかかり、地域が破壊される。
とても将来にわたって「採算性」がとれるものではない。
電力会社への民主的規制が必要だ。
ところが自民党など、政治とズブズブではないか?
今回の電気料金の大幅な値上げは、政治の問題だ。
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