和歌山県は「経済の起爆剤」としてカジノ誘致を進めていた。
ところが20日の県議会で統合型リゾート(IR)の区域整備計画案が否決された。自民党などが割れたため。
原因は誘致する事業者の「クレアベストニームベンチャー」が
不透明になるとともに県民の反対運動が大きく盛り上がっためである。
カジノは世界的に飽和状態で斜陽産業となっている。
和歌山市ではカジノ誘致の賛否を問う住民投票を求める署名が1ヶ月で必要数の3倍も集まった。
日本は世界で名だたるギャンブル大国でもある。パチンコ、競馬、競輪、スポーツくじなど身の回りにたくさんあり、「ギャンブル依存症」問題が深刻化している。
このうえ、カジノが始まればどうなるのか。
カジノは掛け金の上限がない。
大王製紙の会長がカジノで100億円を失った事件はまだ記憶に新しい。
本人は「熔ける ・・・懺悔録」(双葉社)を出したが、あまりのもすさまじい内容だ。
カジノで一家離散、自殺など、どこでも悲惨な事件が起きている。誘致した地域も衰退している。
巨額の金が動くからといって、なぜ「経済の起爆剤」なのか。
「ぼろ儲け」に心が奪われて、税金の巨額投入まで行おうとする自公・維新などの政治家。
なぜ「額に汗する」働く人たちのことを考えないのか。それこそ真っ当な経済ではないか。
カジノは、人の不幸の上に成り立っている。右から左へと金が動くだけだ。
6月の参院選公示まで、ちょうど2ヶ月。カジノを進める自公・維新を少数に。
"ギャンブル大国"日本
世界には700万台のギャンブルマシンがある。日本はそのうち世界の60%を占めているギャンブル大国である。
日 本 421万
アメリカ 86万
イタリア 35万
ドイツ 24万
スペイン 24万
イギリス 22万
フランス 2万
韓国 1万6千
マカオ 1万4千
スイス 3千
シンガポール 3千
(8年前の私のHPから)
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