正鵠を得る
最近は使われていない言葉のようだが・・・
米誌「タイム」が岸田首相を表紙に「岸田氏は数十年にわたる平和主義を放棄し、日本を真の軍事大国にすることを望んでいる」は、まさに「正鵠を得る」だ。
岸田首相の言っていることは「強い」ものに引かれ、コロコロ変わるが、一貫しているのが「軍事大国」への道だ。
口では「平和」や「核軍縮」を繰り返すが、今国会での43兆円の軍事予算、トマホークなど他国を攻撃できる兵器の購入など、今まで安部元首相さえ出来なかったことを平然とやろうとしている。
自民党の派閥である宏池会は穏健派であり平和・護憲派ともいわれていた。その宏池会出身の岸田首相は、完全にタカ派の主張を飲み込んだ。
43兆円の軍事予算で世界第3位の軍事大国となる。
空母、トマホークなどを持ち、他国を攻撃でき日本=まさにタイム誌が指摘している通りではないか。
外務省があわてて否定し、タイム誌を非難すること事態が異常だ。
人は「正鵠を得た」批判には、いきりたつ習性があるようだ。包摂力のない権力者ほど。
日本を本来の「平和の流れ」に引き戻す。
日本共産党はいっかんして訴えている。
戦争は政治家が引き金をひき、メディアが煽る。
その歯止めが日本国憲法だ。
追 記
本日の、14日付け北海道新聞のオピニオンコラム「風」は秀逸だ。
・・・「置き土産を捨て去る時」
国会は入管法の改悪で与野党対決になっている。
その入管は戦前の、特高警察や内務官僚の「置き土産」とした。
その通り!
これも「正鵠を得る」だ。
ぜひ一読を!
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