今日の朝日に「国立大、任期付き6割」と
報道された。
国立大学の40歳未満教員の63%が5年ほど
の身分が不安定な「非正規労働」となってい
る。
人件費削減もはなはだしい!
これでは基礎研究どころか、目先の「成果」
しか見ない教員が多数になってしまう。
地方自治体も、「嘱託」、「臨時」がどん
どん増えている。釧路市は、嘱託が10年の
雇止め、臨時は半年だ。
いわゆる「官製ワーキングプア」が大量に生
み出されている。民間どころではない。
正規の、安定した職業は、ますます狭くなっ
ている。学校を卒業したあと、座る「イス」
の数が大幅に減っている。
この「イス」を取るために、学力競争は激し
くなっている。それも「学力が低い」という
強迫観念によって。
まさに「イス取りゲーム」だ。
人としての、人間の生活をかえりみない「非
人間的」な制度をつくり、広げていった者た
ちは誰か。
企業を貸借対照表の五つの箱のうち、費用の
箱こそ、とりわけ人件費削減こそ、利益を上
げると思い込んでいる人たちが増えている。
法律をつくって、「非正規」を増やしてきた
自・公の責任は明らかだ。
さらに、「年金70年削減プラン」も国会で審
議中だ。
これでは消費を冷やすばかりだ。
日本共産党の第27回大会議案は、
アメリカ社会は、・・・1%の富裕層が全国民
の22%の収入を得るなど、格差と貧困がさら
に拡大し、国内産業の空洞化、中間層の没落が
すすんだ。
日本社会は、「超富裕層がますます富み、国民
全体の所得が低下するなかで中間層が疲弊し、
貧困層が増大する――これが現在の日本社会の
姿である。貧困は、特別な事情でなく、倒産、
失業、リストラ、病気、親や家族の介護などで
職を失えば、誰もが貧困に陥ってもおかしくな
い。「板子一枚下は地獄」。そうした社会に陥
っている」
「中間層」の没落、疲弊と貧困層の拡大が大き
な特徴だ。
こうした社会を変えていくには・・・
ぜひ日本共産党の27回大会議案を読んでほしい。
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