猫たちの一生をみてみると、彼らの運命が人間ドラマと重なって見えませんか?
「女は弱し、されど母は強し」編
ちゃっかり猫のカブキと思っていましたが意外な行動をとりました。
三女が送ってきた写真をを見てびっくり。猫小屋で、前足の間に子猫を抱え込んで
まるで母猫のように子猫を嘗めているのがうつっています??
「カブキが捨て猫拾ってきて、母親し始めた~。」
「だって、あいつ、オスでしょうが。」
「それなのよ。おっぱいがでないもんだから、自分が食べた餌を胃で半分消化したものを吐き出して食べさせてるの。」
「な、なんとぉ、猫の離乳食ですかぁ…。」
「こっちも、これ以上、猫が増えるのは困るんだけどね。カブキが必死に子育てしているのをみるとね~。
取り上げるのもかわいそうだしね~。」
この子猫は、珍しい灰色の毛をしていました。
三女の住んでいる住宅街のどこかで飼っているロシアンブルーの落しだねでしょうか。
名前は安易ですネー見たまんま。「グレー」です。
三女宅の飼い猫というより、カブキのペット?という存在で三女宅で暮らし始めました。
ともかく、カブキの必死の子育てで、グレーはその後、すくすくと成長しました。
やがて、親の血を引いて、美しいビロードのような灰色の毛としなやかな肢体を持つ、
すこぶる付きの美猫(びみょう)へと変化しました。
だから名前も変りました。
「グレーの美人さん」という事で「グレ美ちゃん」です。
「大変よ~!グレ美ちゃんのお腹が大きくなってきたの!」
「えぇっ?だってまだ1年経ったかどうかでしょう?猫って産まれて1年で妊娠するの?」
「まだ子供だと思ってうっかり、避妊手術していなかったのよ!」
「それより、父親はだれ?まさか、カブキ?!」
論より証拠。
産まれたのは三匹です。
そのうちの二匹は、まさしくカブキのミニチュアでした。
「呆れた~。あいつ、マイフェアレディそこのけじゃない。
若い娘を小さい時から自分好みのレディに育てて、結婚するって映画のストーリーそのまんま。」
ところが世の中、そう上手くはいかないのよね。ははは。
グレ美は猫小屋で子供を産みました。
カブキが入ろうとすると、シャァー!と威嚇。
(それまでは一緒に寝ていましたのにね。)
カブキは小屋に入れてもらえません。
餌を出せば、まずグレ美が皿に飛びつきます。
カブキも食べようとすると、再び、シャァー!
(それまでは仲良く一緒に食べていましたのにね。)
仕方なく女房が食べ終わるまで、カブキは側で待つ羽目とあいなりました。
かっては、カブキの庇護のもと、はかなげなそそとした美人…風情だったグレ美ちゃんは、
今や3匹の子猫を従えた堂々とした母猫となり、カカァ天下を始めたわけです。
やがてカブキ似の二匹のハンサムちび猫たちは貰われて行き、1匹だけ残りました。
でも、母猫と息子猫は猫小屋を占有したまま。カブキは入れてもらえません。
見かねたご主人が再び日曜大工を始めました。
カブキ用の第2の猫小屋を作ってやる為です。
こうして三女宅のベランダには二つの猫小屋が並ぶようになりました。
そして食事時には女房と子供が一番に食べ、その側らでカブキは大人しく控えて待つーというのがカブキ一家の恒例となりました。
グレ美にとっては、カブキは命の恩人。育ての親。
そして夫のはず。しかし、一旦、母となったら女は強い。
これは動物も人間も同じようですね。ほほほ、お気の毒サマね~。
絵は「夏の女」 07-07作成
風呂上りに扇風機で髪を乾かしている娘がモデル。
顔は下の階に住むチカちゃんがモデル。
写真がなくても見慣れた顔なので描きやすかった。
別の絵を出す予定でしたが、暑中見舞いはおろか、残暑見舞いも出していなかったのに気づきました。
あわてて7月はじめに描いた絵に文字を挿入。
今さら残暑見舞いとは遅すぎる感が否めませんが
…お許しあれ。
そのくらい今年の東京は暑くて、毎日がてんてこ舞いだったのです。
「女は弱し、されど母は強し」編
ちゃっかり猫のカブキと思っていましたが意外な行動をとりました。
三女が送ってきた写真をを見てびっくり。猫小屋で、前足の間に子猫を抱え込んで
まるで母猫のように子猫を嘗めているのがうつっています??
「カブキが捨て猫拾ってきて、母親し始めた~。」
「だって、あいつ、オスでしょうが。」
「それなのよ。おっぱいがでないもんだから、自分が食べた餌を胃で半分消化したものを吐き出して食べさせてるの。」
「な、なんとぉ、猫の離乳食ですかぁ…。」
「こっちも、これ以上、猫が増えるのは困るんだけどね。カブキが必死に子育てしているのをみるとね~。
取り上げるのもかわいそうだしね~。」
この子猫は、珍しい灰色の毛をしていました。
三女の住んでいる住宅街のどこかで飼っているロシアンブルーの落しだねでしょうか。
名前は安易ですネー見たまんま。「グレー」です。
三女宅の飼い猫というより、カブキのペット?という存在で三女宅で暮らし始めました。
ともかく、カブキの必死の子育てで、グレーはその後、すくすくと成長しました。
やがて、親の血を引いて、美しいビロードのような灰色の毛としなやかな肢体を持つ、
すこぶる付きの美猫(びみょう)へと変化しました。
だから名前も変りました。
「グレーの美人さん」という事で「グレ美ちゃん」です。
「大変よ~!グレ美ちゃんのお腹が大きくなってきたの!」
「えぇっ?だってまだ1年経ったかどうかでしょう?猫って産まれて1年で妊娠するの?」
「まだ子供だと思ってうっかり、避妊手術していなかったのよ!」
「それより、父親はだれ?まさか、カブキ?!」
論より証拠。
産まれたのは三匹です。
そのうちの二匹は、まさしくカブキのミニチュアでした。
「呆れた~。あいつ、マイフェアレディそこのけじゃない。
若い娘を小さい時から自分好みのレディに育てて、結婚するって映画のストーリーそのまんま。」
ところが世の中、そう上手くはいかないのよね。ははは。
グレ美は猫小屋で子供を産みました。
カブキが入ろうとすると、シャァー!と威嚇。
(それまでは一緒に寝ていましたのにね。)
カブキは小屋に入れてもらえません。
餌を出せば、まずグレ美が皿に飛びつきます。
カブキも食べようとすると、再び、シャァー!
(それまでは仲良く一緒に食べていましたのにね。)
仕方なく女房が食べ終わるまで、カブキは側で待つ羽目とあいなりました。
かっては、カブキの庇護のもと、はかなげなそそとした美人…風情だったグレ美ちゃんは、
今や3匹の子猫を従えた堂々とした母猫となり、カカァ天下を始めたわけです。
やがてカブキ似の二匹のハンサムちび猫たちは貰われて行き、1匹だけ残りました。
でも、母猫と息子猫は猫小屋を占有したまま。カブキは入れてもらえません。
見かねたご主人が再び日曜大工を始めました。
カブキ用の第2の猫小屋を作ってやる為です。
こうして三女宅のベランダには二つの猫小屋が並ぶようになりました。
そして食事時には女房と子供が一番に食べ、その側らでカブキは大人しく控えて待つーというのがカブキ一家の恒例となりました。
グレ美にとっては、カブキは命の恩人。育ての親。
そして夫のはず。しかし、一旦、母となったら女は強い。
これは動物も人間も同じようですね。ほほほ、お気の毒サマね~。
絵は「夏の女」 07-07作成
風呂上りに扇風機で髪を乾かしている娘がモデル。
顔は下の階に住むチカちゃんがモデル。
写真がなくても見慣れた顔なので描きやすかった。
別の絵を出す予定でしたが、暑中見舞いはおろか、残暑見舞いも出していなかったのに気づきました。
あわてて7月はじめに描いた絵に文字を挿入。
今さら残暑見舞いとは遅すぎる感が否めませんが
…お許しあれ。
そのくらい今年の東京は暑くて、毎日がてんてこ舞いだったのです。