ぐーたら猫の「パソコン水彩の館」

これまで描いたのは900点余。我ながらよく続いたなぁ!右下にあるブックマークからHPに入ってご覧さいませ。

脳ある狐になりたいよ~(1)

2007-05-12 15:22:09 | パソコン画
娘の部屋から時折、笑い声が上がっている。
ケイタイで話しているわけではなさそうなので(何だろう?)と思っていたら、そのうち分厚い本を持ってやってきた。
「おかしいよ~。この本には、ママみたいな人になれーって書いてあるんだ。」
げらげら笑っている。
アメリカのベストセラー本で、シェリー・アーコフというラジオの司会者が書いた本である。
題名は「ラヴ・ビッチ」
ビッチは蔑称である。「
悪い女」「ムカツク女」「人を不快にする女」「性悪女」そんなニュアンスのはず。
「おいおい、それはひどいもの言いじゃありませか。ママは絵にかいたような善良なる専業主婦よ。
これまで警察のお世話になった事ないしーフリンしたことないしー借金したことないしーご近所のどなた様とも、
上手にお付き合いしておるぞぉ~。(住んでいるマンションは住人同士のトラブルが多いので有名 (T_T))」

シェリー・アーコフの言う「ビッチな女」とは、しっかりと生きていて、男性を追い掛け回したりしない女のことのようです。
それは若い女性たちにそういう女になれと、勧める本でした。
身も心も貴方のものーとしがみついて、男性を増長させてはならないーと戒める本でした。

「私はママに育てられたから、この本読んで、そんなこと当たり前、何をいまさら…と思って読んだけど、
でも、Amazonで、これがベストセラーになって’目からうろこが落ちました'なんて書評がたくさん寄せられているんだから、
私にとってはそのほうがびっくりなのよねぇ。」

ビッチな女=脳ある狐の女は、男性を喜ばせる一言を知っている。それは「貴方の方が正しい」です。

・・・・・・かくいう私は、99%は主人の言うなりです。
「ヨン様って普通すぎるよね。どこがいいんか、さっぱりわからない。」
「そうね。(少なくても貴方よりは魅力的よ)」
「ゴルフで6時に出発と思ったが、5時にした。朝飯早めに用意して」
「はい。(休日に貴方一人が遊びに行くのに、なぜ私が早く起きるのさ)」
「今年の夏休みは、海をやめて、家族で田舎へ帰ろうと思う。」
「わかりました。(貴方ひとりで帰ったらどう?)」
「読売新聞飽きたから、朝日に変えて。」
「はい、連絡しておきます。(すぐまたスポーツ欄にひかれて読売に戻すんでしょうが)」

4階から飛び降りろ的な事でない限り、主人の言うなり。
本当にできない事でない限り、主人の言うとおりにしています。
それって実は、喧嘩するのが面倒くさいから。
喧嘩するのって、かなりエネルギーを使いますからねぇ。
つまんない事に無駄なエネルギーは使いたくない。
エネルギーは楽しい事にこそ使いたい。
だから、私にできる事なら、主人の言うとおりにして時間を節約しようという「省エネ精神」なのですら~。
だけど主人は誤解する。「俺様はこの家のボスである。女房は俺様の言いなり。俺様の意見は何でも通る」ってね…。

でもね。
私が本当に~したいと思った時は、相談することもしないで決行するのですよ。

「明後日から、一人で旅行に行ってきます。」
一月に1回は、突然、こう言い出します。
主人に嫌も応も言わせない毅然とした態度で宣言するのです。
この時の決然とした態度が重要なのよね。相手に意見を言わせる余裕を与えない気迫が大切。

主人も女房の気迫を感じとり、「ま、いっか。俺様はこの家のボスなんだし、たまには女房に休みぐらいやっても。」
渋々、自分を納得せざるを得ないのです。(^m^)

そして、私は吉日を選び(?)、豪華ホテルお一人様二泊三日の旅行にでかけるわけで~す。
長期旅行で留守をすると、荷物が増えるし、留守中の家事も溜まるので、結局二泊三日がお手軽でベストなんです。
宅急便だの保険の勧誘だのとうるさい日常から(たった)3日離れて、好きな時間に寝て、好きな時間に起きて、
思いつくまま食べたり飲んだり。
ホテル周辺をプチ観光旅行して疲れたら温泉で手足を伸ばし、思いっきり集中してパソ画を書きなぐり…。
気が向くままに、マイペースでのんびり過ごす…実に健康で小市民的ストレス開放法ですね。

知人から「よく、一人で出かけられるわね。私は主人に気を使って、留守番させての旅行なんてとてもできないわ。」と言われます。
それはちょっと違うかな?気を使うからこそ、出かけるわけです。(屁理屈か?)
旅行から帰ると、心機一転。
バッテリーは充填しているから、また1ヶ月は機嫌よく主人の言うことに「はい」「はい」と言えるのかもしれません。

新婚の頃、主人の実家では、私が何か言われるたび
「はい。」と即効、動くのを見て「新婚の間だけの新妻のぶりっこ。」と思っていたそうです。
それが10年20年経っても変わらないのを見て、30年目にとうとう「モト(主人の愛称)のところは、亭主関白なんだな。うらやましいぞ。」と親戚一同の前で言われました。主人は小鼻をふくらまし「いやぁ、はっはっは~。」(嬉しそうね)

でもね。
私のクローゼットにいつの間のにか毛皮が増え、宝石箱に大粒の指輪が増え、
あろうことか輸入禁止になっているはずの×十万のクロコダイルのバッグが鎮座しているのを彼は知りません。
自分が本当に欲しいと思ったものは、相談しないんですものネ~。 <(_ _)>

これまで私は自分ほど我儘勝手はいないだろうと少々、後ろめたく思って暮らしていました。
でもネ。この「ラブヴ・ビッチ」という本では、
それが「脳ある狐」の女のやり方として、推奨されていたのです。娘が大笑いするのも、むべなるかな。
私はちょっと複雑な心境。
これからシリーズで、おいおい、書いていきますが、皆様も一度お読みになったらいかがでしょうか?


絵は「雷(2)帰心矢の如し」 07-02作成
自然の力には驚かされます。
マンションの部屋から、稲光や落雷を眺めているのですが、それでも怖いですね。
これがさえぎるもののない広野だったら、どんなに怖い事でしょうか?
チータはA3画面いっぱいに描いたものを縮小しました。
でもせっかく描いた模様もぶれてしまって、よくわからないですね。
もったいないな。
水彩ソフトでは、縮小や反転でも画面が荒れない技術が待たれるところです。





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