ぐーたら猫の「パソコン水彩の館」

これまで描いたのは900点余。我ながらよく続いたなぁ!右下にあるブックマークからHPに入ってご覧さいませ。

脳ある狐になりたいよ~(3)

2007-05-26 16:11:30 | パソコン画
4月は残酷な月である。(T・S・エリオット)

5月はおにぎりのおいしい季節である。(ぐーたら猫)

ものみな芽吹き、生命の萌え出ずる輝かしい4月は、老人にとっては
「老い」を実感させられる季節だから残酷なんだって…。
私にとっての5月は、暑くもなく寒くもなくちょうどいい季節なので、朝起きて天気がいいと、
主人を送り出すやいなや、トレッキングへと出かける季節であります。
朝の残りご飯をかき集め、ちょこっとおにぎりを2個ばかり作ります。
主人たち、サラリーマンが乗る都心に向かう電車とは反対方向へむかう、
ガラガラに空いた電車に飛び乗ります。多摩や秩父の山を目指しGo!
最短20分で緑いっぱいの多摩湖狭山湖に到着。
1時間あれば、自然いっぱいの多摩の山中。
もうちょっと時間をかけていいなら、鄙びた秩父山中にも到着できます。

あまりメジャーでない山道を選んで、山登り開始。片道1時間かけて頂上付近を目指します。
そして頂上付近に到着後、広々とした風景を眺めおろしながら、おにぎりをぱくつく。
空腹は最大の調味料ナリと申しますネ~。天気快晴。空気のおいしいことこの上なし。
歩きつかれて腹ペコで食べるおにぎりは、もちろん最高においしい。
例え、塩だけのおにぎりでもネ~。

「いやぁ、今回のゴルフは上天気だったァ。こんなに陽に焼けてしまったよォ。」
主人が自慢たらしく腕を差し出します。
「あらまぁ、一日でも凄く焼けるのね~。」
主人はふと、気がついた。
「そう言えば、貴女も陽に焼けているねぇ…?」
「あら、そぉ?」
毎日のようにトレッキングに出かけているーという情報は、申告しません。
別に隠しているわけではないのでありますヨ。
ただ、聞かれていないので話さないだけ。
そして、彼は聞いてきませんし~。


自己申告しない理由:
主人が私の行動を、健康的で安上がりの、大変いい趣味と思ってくれるのは、
仕事が順調で機嫌のいい時だけだろうと思われるから。
これがひとたび機嫌が悪くなると
「オレが必死に働いている間に、女房の奴は能天気に、遊びまわっている。」と考える可能性アリ。
だったら、世間知らずのぼけ女房は、
家のまわり半径1キロ以内をうろうろしているーと誤解したままでいてくれているほうが、
なんぼかマシじゃ~と判断した結果です。
どう誤解されようと、痛くも痒くもない。
せいぜい、誤解してくださいな。夫婦の大勢には影響ないでしょうし。

ちなみに私がPCを習っていると主人が知ったのは、習って3年目を過ぎた頃でした。
うっかり言ってしまった。
「ビスタ買おうかと思ったんだけど、先生は待てと言うのよね。」
「…先生って?」
「パソコン教室の先生よ。」
「えぇっ?!パソコン習っていたの?いつから?」
「今年で5年めくらいかな?」
「…そ、そうなんだ…。」こ
れ以上根堀り葉掘り聞いてくるような男は嫌いだ。

夫たるもの、こんな時、
「パソコン教室の月謝程度なら、やりくりで捻出しているのだろう。」と瞬時に判断し、
「家計簿が赤字でないのなら、それもまたアリ。」と懐の深いところをみせ
「お金のかかる趣味でなくて助かった。」と幸運を感謝すべきなのです。
(だって考えても見てくださいよ~。ここを突っ込んできたら、私は逆切れしますわよ。
主人の1回のゴルフにいったい、いくら、かかっていると思うの~!先月なんか月に3回もでかけましたよね~!)
私は話さない、主人はつっこんでこない。
この絶妙のバランスこそが、結婚35年の実績なのかも…。

このブログはほとんどが同年代の女性が読んでいるものと思って書いていますが、
たまさか、間違って紛れ込んできた男性がいらしたら是非ぜひ、教えてくださいな。
亭主族が女房に望むものって、
「帰宅したら、にっこり笑ってお疲れ様!と迎えてくれる女房」
「熱くてたっぷりのお風呂」
「おいしい家庭料理」
「よく干してお日様の匂いのする布団」のほか、何かありますか?

まさか、女房と角突き合わせて、ディスカッション…なんて、望んでやしませんよね。
もちろん、今日一日なにをしていたかーと、女房から行動を詳しく報告してもらいたいとは思ってやしませんよね。
貴方がた男性が望むのは「なにをしていたか」と話してもらう事ではなくて、
「なにをしていたか」と話を聞いてもらう事なんじゃありません?
だったら、こちらとしてはやはり
「あらぁ、そうなの」「んまぁ、びっくり」「へ~驚いた」と自動応答するしか、ありませんよね。
あしからず~!

脳ある狐は言う必要もない事を聞かれたら、あいまいでありきたりの話をしてごまかす。
相手の好奇心をどこまでも満たしてあげる必要はない。
もちろん、すべてさらけ出しはしない。
一方、尽くす女性は自分の胸のうちをぶちまけ、感情をむき出しにします。
彼が少しでも耳を傾けてくれるでしょうか。
答えはノーです。
彼は彼女から必死さだけを読み取り、その結果、彼女への興味を失います。(シェリー・アーコフ/ラヴ・ビッチより)



絵は「 絵手紙」07-04作成
淡色でシンプルに描けば文章は入れられますが、
これは結婚以来、ウンともスンとも言ってこない息子へ宛てた絵手紙なので、文章は不必要。
家庭を持ってまがりなりにも新家庭の大黒柱となった男が「ママ~」なんて言ってくるようではかえって困りますけどね。
でも、男の子って育てても、つまんないものですね。


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