ぐーたら猫の「パソコン水彩の館」

これまで描いたのは900点余。我ながらよく続いたなぁ!右下にあるブックマークからHPに入ってご覧さいませ。

脳ある狐になりたいよ~(5)

2007-06-09 22:12:23 | パソコン画
あなたが彼から自立するほど、彼は貴女に興味を引かれるようになる。(シェリー・アーコフ作  ラヴ・ビッチより)

本当の自立には「経済的自立」が含まれるんですが
、とりあえず、ここでは、精神的自立をしましょうという事らしいです。
お互いの全てをさらけ出すのが夫婦の愛情の深さと考える人もいるでしょう。
ところが私もシェリーも、そうは考えませんでした。
最初は奥さんとの結婚を、素晴らしい宝物を手にいれたと喜んだ男性も、
慣れてくれば有り難味を失っていくのは自然のなりゆきでしょう。
そんな時「自分のもの」であるはずの女房が、自分を必要としない世界や時間を持っていきいきとしていたら、
男性諸君はハンターの本能がうずいてくるようです。プライドも傷つくようです。

ある日「たまには、外で飯を食おうか?」なんて、ホームドラマめいた提案をした主人。
ごめ~ん。今日は家でゆっくり本を読んでいたいのよ…と答えた私。
雨が降ってきそうだし、これから化粧してよそ行き着るのは億劫じゃ~。
第一、恩着せがましい夫婦デートなんて、ごめんこうむりたいワ。
夫婦でいるのは快適な相手だが、面とむかって正装で食事なんて、退屈なだけだしィ~。
脳にいいというクラシックの名曲を聞きながら、美味しいドーナツでもつまみつつ、面白い本を読む
…これ以上快適な土曜の夜の過ごし方はないじゃありませんかぁーと思っている私。

「本って何?」
「またまた面白いシリーズ本を見つけちゃったのよ。貴方も読んでみる?」
手渡された文庫本の、『鬼平犯科帳』という四文字熟語風の表紙を見せられた主人は、
最初は眉をしかめ、次は中をぱらぱらめくって(ウソだろ、俺はこんなものに負けたのか)と、びっくりしたようです。
これが5年前のはなし。
機械科出身で大の読書嫌いだった主人ですが、それでも
「オレ様の誘いを断ってでも読むーという鬼平犯科帳とはなんぞや」と興味をもったらしく、
とりあえず1作目だけーと読み始めました。
それが今では「何か面白い本ない?」と聞いてくる大の読書好きとなりましたけどね~。

それはさておき…。
私は覚えている。主人の友達の多くが、奥さんの更年期障害で家庭が混乱して困っているという話をしていたのを。
夫婦の間に細やかな愛情の交換があれば、多少とも、治まる云々。
家庭を女房任せにした結果がこうなる要因の一つ云々。
近頃、周囲で熟年離婚が、ぼちぼち出始めた云々。
晩酌の合間に時々、そんな話をしていましたね。
主人も50歳すぎて、心配になったんでしょうか。
それで、ある日突然「帰るコール」をするようになり、休日のデートお誘いが始ったんでしょうね。

安易ですね~。
気持ちはわかるが、私にも都合ってものがあるんですよ。
全ての女房族が、「主人の愛情のおこぼれをありがたがる」とは限らないんですがねぇ…。
こうして2ヶ月に1回はデートのお誘いがあり、
私が丁重にお断りするーというパターンが、我が家の恒例行事?となっております。
いい加減止めればいいのにね。
主人の自己満足なんでしょうね。
とリあえず、家庭サービスは忘れていないって…自己満足ですよ。
きっと。わかりやすくって、かえって気の毒。素直に誠意を感じるようにしております。
ちなみに年1、2回はお付き合いで、同行しておりますから。

「どうして彼女はそんなことがしたいんだ。僕の誘いを断ってまで」と常に自分に問い続ける男性は、
永遠に貴女に惹かれつづけるわけです。(シェリー・アーコフ作  ラヴ・ビッチより)

あなたがありのままの自分でいる力を持ち続けている限り、彼は貴女を追いかけるでしょう。
あなたが自分をコントロールできる女性だと思えば、
彼は自然と貴女の好みに配慮し、貴女を喜ばせるにはどうしたらいいか考えるはずです。
(シェリー・アーコフ作  ラヴ・ビッチより)

現実と歩調をあわせながら(妻業、主婦業、母親業をそつなくこなしつつ?)、
それでも、私の時間の全てを主人に捧げない私。
我ながら「食えないマイペースなのよね」と反省していた(たまによ)けれど、
シェリーさんがこれがいいのよとお書きになっている。
そして、それがベストセラーとして、支持されている。
あらまぁ…これでいいんでしょうか?
どうも、すみませんね。やっぱり主人とデートするより、一人でお気楽に、せんべいかじっているほうが、快適なんです。
ごめんあそばせ。


絵は「竹林にて」   07-06作成
横長画面を使ってみました。
宿泊先のホテルの裏庭に見事な竹林があり、そこをぶらついていて、ふと描いてみたくなりました。
簡単なので1日で完成。
帰宅してから絵を見せたら、娘が「なんか、屏風みたいねぇ。」とのたまう。
言われて見たらそんな気がする。
そうね、私にしたら、ちょっとおすまし風の絵ね。
まだ、ぐうーたら猫スタイルのカンが戻っていないのかな?
そこで漫画チックな狐の親子を書き込んでみました。アンバランスすぎる?

実はゴールデンウィークの初日にノートPCが壊れました。
修理工場も休みなので、結局、修理に出したのは、ゴールデンウィークが終わってから。
しかも工場は、休みあけで当然、混んでいました。
結局、五月いっぱいノートPCが手元にありませんでした。
デスクトップで描けば良かったのでしょうが、なにしろ画面がでかい。
キャンパスの色も微妙に違う。
マウスの動きも気になるし。

結局、描く気になれず、なんやかんやと、丸々1ヶ月ほど、絵を描かないで過ごしました。
ひたすらアウトドア生活。
1年中で一番、気持ちのいい季節でしたから、それなりに充実はしていたのですが…。
問題発生!
パソコンが手元に戻ってきたというのに、今度は目がデスクトップ画面に慣れてしまって、
ノート画面が小さすぎて気持ち悪い。
絵を描く気になれません。
これは困った。

ちょうど主人が長期出張です。
これ幸いと便乗して、1週間のお一人様旅行に出かけました。
強制的に絵を描く環境を作らないと、このままずるずる絵を描きそうもない自分がいました。
最初の3日間は全く絵が書けませんでした。
ひたすら観光して過ごしました。
ようやく、以前描きかけのものを加筆というスタイルで絵を描き始めたのが4日目。
5日目になってやっと新作を1枚書き上げることができました。
教訓。毎日コンスタントに描いていないとダメなんですね。
再開ってひどくエネルギーを使うものなんですね。






コメント
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