CHを完成したということは、それ以降に出るショーにおいては、CHへのカード獲りを意識しなくてもよいので、ある意味・・気が楽になります。ですがまだCHになっていないレギュラークラスのワンちゃんからオーバースペシャルされてしまうこともあるので(通称・オバステです。よくあることです)ますます気を抜けなくなります。お相撲にたとえると、まだ横綱になっていない力士が⇒ 横綱に勝つと⇒ 金星 になりますね。あれですよ
北海道での最終日のショー。私はミリオン君と参加しました。ミリオンは2016年の春に私の元へ来ました。その年の夏から北海道のショーに出て、3枚のカードをいただきました。そして翌年2017年の4月・ジャパンインターにて、ヤングアダルトクラスから勝ち上がり、全体のクラスでウイナーズをいただき~最後のCH戦では、10頭のCHクラスの中から、アワードオブ・メリット(BOBに次いでの2番です)という素晴らしい成績をいただきました。まだ2歳に満たない青年でした。私もビックリ のできごとで、身体が宙に浮くようでした。
でもこれは、ミリオンが優秀だったのではないです。ジャッジの方が、ミリオンのタイプを気に入ってくださったからです。本当に ラッキー ラッキー ラッキー だったのです。
そのミリオン君は現在 3歳4か月です。何頭も引いていると、その子によってクセがあり、引きやすい子と むずかしい子がいます。ミリ君はむずかしいです。犬には完璧な子はいません。どの子にも欠点はあります。その欠点を、わからないように隠して歩かせることがハンドラーの役目です。
アップ アンド ダウンはゆっくりと歩きます。
ラウンドからは、私の前をどんどん歩きます。
食べても太らないです。筋肉質な身体です。ショートバックです。ヨーロッピアンです。
まじめに歩いているお顔は、いじらしく可愛いです。ブリーダーさんは、ミリオンを輸出する前に私に言いました。この子は身体は小さいですが・・アンギュレーションがとても良い子ですと。アンギュレーションとは・・
犬の骨格 肩 ひざ 飛節 を統合している関節の角度のことです。犬の勉強会に出席した際に、骨格の話は何度も聞きました。難しい理論ですが・・骨格をつないでいる関節の角度には、良いとされる理想的な角度があります。部分によっては45度とかです。 その角度が理想に近ければ、歩く姿も理想的な美しい歩きになるということです。角度は変えられるものではありません。生まれ持ってそなえていれば、自然と良い歩きをしますという考えです。
この日、3席をいただきました。ミリオンはまだ若いのですが、お顔には白いモノが目立ってきました。今シーズンは終わってしまい、来年になると4歳になります。いつまでショーに出れるかな と考えると、このようなお立ち台写真を撮ってもらえることが喜びです。何よりも、オペラ・ミリオンを私に譲ってくださったブリーダーさんへの恩返しだと思って、最終のショーには、この2匹とリンクを走らせていただきました。
若い子は出れるけど・・年齢を重ねると、今度はいつと~言えません 山口百恵さんの歌のように ラスト~ソング フォ ユウ です
今日もごらんくださり、ありがとうございました。イタグレの文字を ワンクリックしていただけると嬉しいです。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます