ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2011.1.23 プチ虹のサロン 新年会

2011-01-23 20:40:53 | あけぼの会
 今日は楽しみにしていた“プチ虹のサロン”の新年会。遅い朝食後、張り切って出かけた。
 夫が、先日友人から沢山頂いた夏みかんを使ってマーマレードを作り、4つビンに入れて皆さんにお渡しできるように用意しておいてくれた。私にとって大切なメンバーにホームメイドのお土産が出来て、夫の気持ちがとても嬉しい。

 今日は、昨年火事にあわれたSさんがお家の打ち合わせのために残念ながら欠席。4人での開催となった。
 新年ということで和食の懐石料理。4人で広々とした掘りごたつの個室で十分リラックス。まずは乾杯して無事の再会を祝った。
 それでも、どうしても年末年始と続いた知人の訃報に話がいってしまう。
 ついていないことに到着してすぐに胸痛があり、いつも持っているロキソニンを飲もうとしたところ、バックを変えたため入れ忘れていた。座って食事をすれば治まるかと思っていたが、ダメだった。あわてたところ、Tさんがご自分で持っていらしたカロナールを分けてくださった。本当に助かった。感謝である。

 しっかりフルコースを満喫し、追加で御汁粉までオーダーして充実した食事だった。本音のお喋りも満載で、どうしてこんなに時間が進むのが早いのだろうと思うほど、4時間以上が経過していた。それぞれ年末年始の旅行の報告をしたり、薬の副作用の話、食べ物や投薬量についての意見交換など、4人よると文殊の知恵以上だ、と実に有り難く思う。そうこうしている間にラストオーダーからさらに1時間も居座ってしまった。
 次回の日程を決めて、名残惜しい中、解散。
 今日も素敵なマカロンのプレゼント、私の好きないわさきちひろさんのクリアファイルの頂き物つきでとても嬉しい会となった。近々「いわさきちひろ美術館」ツアーも実現しそうでとても楽しみだ。

 帰りにはターミナル駅の百貨店で開催中の駅弁フェアで、息子のリクエストのお弁当を買うために大混雑の催場であちこちに並ぶ。頂いた薬は飲んだものの、やはり胸痛が続いており、必死で買い求めた。
 帰宅後、私の帰りよりも駅弁を待ちわびた夫と息子に戦利品の4品(息子は2食分完食)を出し、賑やかな夕食となった。そしてデザートは頂いたマカロンで。

 今日は1冊読んだ。
 群ようこさんの「またたび読書録」(新潮文庫)。
「『そうだったのか』『そこまでやるか』。西原理恵子のマンガもブッダのことばも、群ようこが読むと発見と感動は倍増!捨てる名人、体型コンプレックスを消してくれる名人などなど事実より奇なる人々が登場し、『字の書き方』『ボタンの付け方』から『風邪の引き方』まで納得情報が満載。どの本も欲しくなる読書エッセイ」との裏表紙。またまた読まなくては、という本が出てきてしまった。それにしても本当に時間が足りないし、本を置くスペースもいよいよ足りない・・・。

 食事が終わってもまだ胸痛が治まらない。明日からに備えて今日は早めに入浴して休みたいと思う。
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6 コメント

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いわさきちひろ美術館 (Jun)
2011-01-23 23:00:56
昨年90歳の母と念願だったいわさきちひろ美術館へ
行きました。小規模だけれどお茶も飲めるし、
小さな子ども連れのお母さんも多くて、
素敵な時間を過ごしました。お勧めです!

駅弁大会は息子が買出しに行ってくれました。
重くて女性の買出しは大変でしたね。混んでるし・・・
夕食は豪華な旅行気分で楽しかったです。
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痛みは嫌ですね (ゆう)
2011-01-24 12:40:13
 ロキソニンは、胸骨の痛みで服用していらっしゃるのですか?私も、痛みがあると気持ちが前向きになれません。でも、ロッキングチェアさんの張りのある日々の生活は、大変参考になります。

 ロッキングチェアさん、オリーブさんコメント有難うございました。
 私も同様、主人の事を考えると辛いです。主人は、私がいない生活に関して一切言葉を返してこないので、がん患者の家族として、ストレスをどれ位感じているのか・・・ 

 3人の子供がいます。昨日は、3番目の娘が、この春、大学に行くので、3人で住まいを決めて来ました。6年後、卒業式に出れるのだろうか?私がいなかったら、娘は国家試験に合格できないのではないだろうかと考えてしまい、また辛くなってしまいました。皆さん、残される家族のことが、一番辛いですね。
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充実した日々とは (kazu)
2011-01-24 16:40:50
ロッキングチェアさん、同じ病をかかえた皆さんと定期的に集まれて会食やお話ができて楽しかったことでしょうね。私の住んでいる三重県にはそういう会がなさそうなので、できたらなあと思います。
私は、去年はまず生きることに必死だったのですが、少し病勢が落ち着いてくると今度は、こんな淡々とした日々を過ごしていていいのだろうか、充実した日々はどうしたら送れるのだろうと考え込んでしまいます。働いていたから余計にそう思うのかもしれませんが。
先日は、無謀と思いながら、全身骨転移なのに行きたかったイタリア旅行に申し込んでしまいました。期日は5月でまだまだ先。1か月先に薬に耐性ができて痛みが我慢できなくなるかもしれないのに。
命の期限がみえているといろんな事を考えて、いいこともあれば、あせることもあります。
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楽しそうですね(^ ^) (オリーブ)
2011-01-24 20:25:09
いつもながら“プチ虹のサロン”のお集まりは楽しそうで羨ましい限りです。
痛みや辛さの話の中にも楽しさや明るさが感じられます。
「女性のパワーってすごいな」って思いますね(笑)
どんな内容の話も遠慮なく交わせる癌友は何より有難い存在ですね。
同じ病になった者でなければ分からない心や身体の辛さを癒し合える他、情報も分かち合えます。
そして、自分独りで闘っているのではないという力と元気をもらえます。
私は身近な癌友を多く亡くしました。
もう会って慰めあうことも出来なくなったけど、ここに新たに「どうぞのイス」を設けて頂きました。
時として、辛さに耐えかねる日もあるでしょうし、先行きの不安に潰されそうな日もあるでしょう。
そんな時、同じ病の者同士、この繋がりを大切に励まし合える事、とても有難く思います。


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そうですね (ロッキングチェア)
2011-01-24 20:34:26
Junさん、
そうでしたか。お母様とちひろ美術館にいらっしゃったのですね。私も是非、行きたいと思っています。
駅弁は息子さんが買い出しでしたか。我が家はいつも夫が仕事帰りに買ってきてくれるのですが、今回は特別、私が担当でした。

ゆうさん、
ゆうさんも痛むのですか。辛いですね。思うに暑い時よりも寒いときのほうがより痛むようです。ロキソニンは胸部の圧痛、鈍痛に使っているほか、今ではナベルビン投与後の発熱の防止にもお世話になっています。
お嬢さんが3人いらっしゃるのですか。なんて華やかなのでしょう。3番目のお嬢さんの新しい旅立ちに乾杯です。6年後の国家試験まできっちり見届けられると信じて、治療頑張ってくださいますように。

kazuさん、
おかげさまで患者会でとても良い友人を得ることができ、本当に感謝しています。再発治療が一段落した後に思い切って入会したので、まだ1年半ほどの新米会員です。
あけぼの会の三重支部でもおしゃべりサロンや新年会をやっている様子ですが、ご自宅からはご不便でしょうか。
働いていらしたので淡々とした日々、というお気持ち、よくわかります。私も休職中はあせりました。あせっても仕方なかったのですが・・・。
イタリア旅行、素敵ですね。5月なんてどんなに素晴らしい季節でしょうか。
帰ってこられたら、是非、そのお話を聞かせてくださいね。私も今年は5年ぶりに海外旅行にいければいいな、と思っています。



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また、タッチの差でした (ロッキングチェア)
2011-01-24 20:50:18
オリーブさん、
味覚異常はいかがでしょうか。少しでも和らいでくれていると良いのですが。
プチ虹のサロンのメンバーはみな、実に明るく優しくたくましく・・・とても有り難いです。
そうでしたか。同じ病の親しいご友人を亡くされているのですね。どんなに衝撃が大きいのか、想像するに余りあり、胸が潰れそうな思いです。それでも、オリーブさんがこの「どうぞのいす」を喜んでくださっていると伺い、こちらもとても嬉しいです。
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