ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2012.12.28 仕事納めに思うこと

2012-12-28 20:04:18 | 日記
 今日で2012年も仕事納め。
 昨年は仕事納めが通院日、今年の仕事始めも通院日に当たっていた。曜日の関係がうまくいってナベルビン2投1休のスケジュールが、休みを挟むことなく予定通り投与出来たのだ。
 とりあえず今回の年末年始は片方だけでも出勤することが出来て良かったと思う。年が明けると仕事始めが通院日だから。

 さすがに今日は職場に人が少ない。暖房の効きも悪く、何とも寒々しい。風邪ひきの身、特に体に堪える。この年末年始は、カレンダーの並びで仕事始めに休暇をとれば9連休になる。思い切って大きな旅行も出来るだろう。仕事納めか仕事始め、どちらかに休む人が大半だ。
 2009年5月に病気休職から復職した時は、有給休暇がほぼゼロだった。それから病欠取得が出来るようになるまでに1年かかり、さらにこの年末までかかってようやく人並みに、有給休暇を翌年度に繰り越せるまでになった。少々のことでは有給休暇を取らず、必死に溜めた甲斐があって、治療以外に何かあっても休めない、という切羽詰まった状況から脱したことが有難い。

 とにもかくにも今年の仕事も無事(?)終了。
 来年の治療がどうなるのか判らない中、職場は第4四半期を迎え、どんどん繁忙期に突進していく。
 出来るだけ先回りして、少なくとも1月末までの仕事の段取りはつけているけれど、当然ながら未確定で手をつけられないものもある。
 こうして無治療で1カ月以上を過ごしてしまうと、体の楽さ加減にまた慣れてしまって、治療をすればまたあの副作用と付き合うのだ、と思うのが情けないしやるせない。
 無事に今働けているのはあのキツい治療のおかげだった、ということをどうも忘れてしまうのがいけない。

 朝、出勤するとプチ虹のサロンのSさんからメールを頂いた。メンバー中フルタイムで働き続けているのは、同い年の彼女と私の2人だけだ。
 「今年も今日一日の勤務ですね。お互い治療しながらも、勤務出来たことを嬉しく、よく頑張りましたよね」と。
 本当にそうだ。

 体調が良い時、こうして勤務することは全く何の問題もなくごくごく普通のこと、呼吸をするのと同じことだ、と思える。逆に、毎日が日曜日になってしまったら、自宅以外に自分の机がなくなってしまったら、・・・という不安さえある。
 けれど、いざ体調が悪くなると、精神的にも肉体的にも綱渡りの連続。こんなにまでして仕事を続けている意味が果たしてあるのか、がん患者でもこうして働けます、などということは健康な人たちにとって何の意味もないし、私なんぞが辞めても世界は全く変わらないのではないか、とつい弱気になり、思考は負の螺旋に入る。
 もちろん、仕事を続ける意味は経済面だけでない。今や「いきがい」とまでは言えないかもしれないけれど、私の生活のかけがえのない一部であるには違いないのだけれど。

 そんなこんなで、相変わらず気持ちがすっきりと穏やかになりきれず。まだまだ修行の身である。
 それにしても寒いわけだ。年末の挨拶を済ませて帰途についたが、晴れのち雨の予報だったのに、霙どころか雪になっていた。

 とにもかくにも明日からは年末年始の6連休。もちろん今年一年頑張ったご褒美やお楽しみの予定もある。1月の新刊文庫もどっさり買い込んだ。しっかりチャージして新年からの治療と仕事に備えたい。
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