ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2024.7.28フェスゴ7回目+ドセタキセル7回目(6割減量5回目)+ジーラスタボディポッド7回目4日後のこと 絶不調続き、終日寝たきり

2024-07-28 23:47:28 | 日記
 昨夜はブログアップ後、入浴を済ませ、夫のドライシャンプーをしてさっさとベッドに入った。怠くて身体中が痛む。
 あれほど一日中寝ていたというのに、今朝は日曜日仕様のスマホアラームが鳴るまで目覚めなかった。ドライの空調を4時間ほどかけて眠ったが、寝汗でぐっしょり。そのまままた眠気に負けて寝直してしまう。今日も命に関わる猛暑日のようだ。
 ウトウトウトウトを繰り返す。空腹は感じているが、起き上がれない。夫が何度か様子を見に来るが、口を利くのも面倒臭い。ようやくリビングに移動出来たのは昼を廻ってから。寝過ぎで身体がバキバキいっている。ジーラスタの副作用である腰回りの痛みはいまだ退かない。体重はまた43㎏台に戻ってしまった。

 着替えを済ませ、ノロノロと食卓に着き、夫が用意してくれた朝食を摂る。目玉焼きに野菜ソテーとベーコンの付け合わせ、ミニクリームパンを1個半。生絞りのピンクグレープフルーツジュースをグラスにほぼ1杯。ネクタリン、桃を2かけずつ。アロエの青いヨーグルト。お茶の類は苦みが酷くて受け付けない。
 朝食後のミヤ、タケプロンを飲んだのは1時を廻ってから。

 手の平、指先の赤みが酷く、痛みがジンジンビリビリ。足の裏も痛む。鼻の廻りの乾燥と爛れも痛い。
 ブランチを終えたら、洗濯もお休みで、またソファに一体化。いつの間にかウトウト。今日はドラマの録画を視る元気すらない。ひたすらウトウトしているだけ。身体が痛くてソファの上で寝返りを打つのも一苦労だ。隣室のPCまで移動してメールチェックをしたり、ネットニュースを見ることもしなかった。

 この暑さでは外に出ない方が良いとは思うけれど、夫も終日籠城蟄居に付き合ってくれた模様。
 あっという間に夕方になる。午後に快調に2回の普通便が排出出来たと思ったら、腹痛。またしても下痢が始まった。
 
 治療4日後、今日も完全に籠城蟄居。ほぼソファと一体化で、リビングとお手洗いを往復するだけの1日になった。摂った水分は果物と絞ったジュースだけで、汗をかいているせいもあり、お手洗いに立つことも殆どない。咳は一度出始めるとなかなか止まらない。
 ここまで調子が悪いと、ダメ押しで7回目のドセタキセルを投与したのは無謀だったか、と考えても詮無きことを考える。

 パリオリンピックでは女子柔道で兄妹揃って連覇を狙った阿部詩選手が2回戦敗退。号泣して崩れ落ちる姿には胸が締め付けられそうだった。
 水泳では池江璃花子選手が準決勝敗退。彼女の言葉に深く頷いた。
“「急性リンパ性白血病」と診断されたのは、2019年2月。リレーメンバーとしての21年東京五輪出場は「奇跡の復活」に違いなかった。当時、「病気になって、人の気持ちが分かるようになった」とも。ただ池江は今、率直にこう語る。「病気になって良かったことなんて、やっぱり一個もない」。タイムは伸びず、結果も出ない。頻繁に体調を崩し、思うように練習を積めない。「自分のとりえって何だろう、と考えることが増えた」。追い詰められるような日々を、東京五輪後は過ごしたという。“という今朝の朝日新聞のものだ。

 私も同じだ。もちろん病気にならなければありえかった沢山の出会いも経験もあった。人はこれをいわゆるキャンサーギフトと呼んだりする。けれど、私は了見の狭い人間なんだろう。病気になって良かったことなんて、やはり、ない。病気にはならずに済むならならない方がよほど良い。健康でいられなかったこれまで20年近く、治療にかけた時間、お金、精神的、身体的なダメージ、失ったもの、諦めたこと、数え上げればきりがない。

 もちろん、人として生まれてきた限り、その人生は生老病死だから、この病気にならずとも別の病気と共存していく人生もあったかもしれない。この齢になっても達観出来ないのだから、若くして大病を患った彼女がこう思うのは当然だと思う。
 結局、本人の気持ちは本人にしかわからない。キャンサーギフトとかなんとか、おためごかしのことを外野が言うのはタブーなのではないか。そう言われてしまえば、本人はそれをなかなか否定しづらいのだ。

 ぼーっと起きてケア帽子を被って母にMeet通話。一日冷房の中にいると怠いので、今日もショッピングモール迄少し散歩に出たそうだ。食事も済ませ、大丈夫とのこと。夏生まれの母は暑さには強いようである。私は絶不調で一日寝たきりだったと報告。

 夕食は夫があれこれ作ってくれたので、有難く頂くが、味噌汁の味が判らなくて飲めない。結局水分はピンクグレープフルーツジュースだけ。腹痛も下痢も続く。食後はまたソファと一体化してウトウト。

 一日ほぼ寝た切りだったので、起き上がると、フラフラする。身体中がギシギシいっている。味覚異常で、口の中が膜を張ったように気持ち悪い。食べたい、飲みたいものが思いつかない。コデインのおかげで落ち着いていたお腹も壊れだしてしまい、怠くて何もやる気が起きない。

 フェスゴとドセタキセル併用のダメ押し7回目の治療の副作用はやはり甘くはなかった。これで終了して、来月からフェスゴとタモキシフェンに変更したらどのくらい楽になるのだろうか。

 明日からはまた新しい1週間が始まる。夫は午前中は歯科クリニック、午後からは水曜日の左眼白内障オペ前のコロナ検査等で通院だ。水曜日には手術の付き添いにも行きたいし、復調しなければ。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする