今日から5月。一昨日からの第三弾、これでSho先生の患者心得も最後である。
※ ※ ※(転載開始)
抗がん剤でつらい思いしないための秘訣
抗がん剤治療が失敗する理由
それは以下の理由による
・病院に全てお任せ
・主治医に遠慮してききたいことをきけない
・治療のことばかりで頭がいっぱい
・がんとその治療について勉強しない
・がん治療の常識は普通の病気の常識と同じに思っている
・治療がうまく行くことだけ祈り、うまくいかないときの対策を考えていない
・気分転換をしない
・色々なことに挑戦しない
・治療はきつくても我慢するのが当たり前と思い込んでいる
・同様な治療を受けている友人を持っていない
(転載終了)※ ※ ※
・→病院に全てお任せはしていない。自分の希望は常に伝えている。
・→主治医に遠慮して聞きたいことを聞かないことはまずない。
・→これまでがんとその治療について勉強は欠かしていない(このところちょっとさぼり気味、ある意味勉強しすぎも良くない気がしているので)
・→がん治療の常識が普通の病気の常識とは一線を画していることは重々承知している。
・→上手くいくことだけを祈り、はない。もちろん祈りはしているが、常に「もしも・・・」という危機意識は持っている。とはいえ、あまり過度に考えすぎないようにはしている。要はバランス感覚か。
・→気分転換の方法は多々持っている。それを許してくれる環境に感謝している。
・→挑戦は止めていない。ヨーガインストラクターしかり、先日はゴスペルにも挑戦した。次の挑戦も始めている。
・→きつくて当たり前とは思っていない。その辛さをいかに乗り切るか、主治医にきちんと伝えて相談している。
・→同じような治療をしているとても大切な友人がいる。
※ ※ ※(転載開始)
抗がん剤でつらい思いをしないために
・多少つらい思いしてもがんばる価値があるのは治る可能性があるがんのときのみ。
・治らないのなら、がんと共存をはかる治療戦略となる→日常生活といかに両立するか?
・となると抗がん剤治療の第一の目標は副作用対策であり、治療効果は二番目となる
・主治医にとって白血球、血小板減少など検査でわかる副作用以外は患者さんから自覚症状情報が頼り。
・患者さんが直接言わなければ主治医は問題認識もできない。
・往々にして主治医が驚くのは患者さんが突然治療を拒否すること。
・これはお互いの意思疎通がうまくいっていなかったという証拠
・責任を医療側にだけ求めても解決は難しい
・患者さん自身が行動しないと結局うまくいかない
・治療メモ帳を作って日々の問題や要望、工夫点を記載し、外来日にそれをコピーして不満点や要望を書き加えて(三つぐらいにしぼる)窓口に提出する。
・そうすることで看護師さんも対策を一緒に考えてくれ、医師も時間を費やさずに問題点を把握できる。
・診察時にその対策を準備して応対できる。
・治療の点で最も不満になるのは治療の意味が理解できないこと
・そういう疑問も率直に文書にして渡すことで担当医も効率的に問題点を把握できてありがたい。
・あとどれくらい生きられるか(余命のこと)は最悪の場合と最良の場合の両方を主治医に聞く
・医療側は突発的なことが起こることも含めて厳しめの余命を言いがち。
・患者さん側はその数値にショックを受ける。たとえ治療がうまくいってもその数値が一人歩きして治療に悪影響が出る。
・余命は本当のところが誰もわからず、6割は外れる。
・むしろ本人の行動で簡単に変化する。
・がんによって決まった治療法があるが、それを最大限活用できるかどうかは本人次第。
・つまり自分の人生を変えられるのは自分のみ。
・抗がん剤の副作用も最初から対処する準備をして先手先手で対処することでつらく厳しい治療生活になるか、つらさを最低限にして充実した治療生活を送れるかが決まる。
・主治医以外にも看護師、薬剤師、治療仲間をうまく利用して悩みを早く解決することも今後の人生を左右することになる。
(転載終了)※ ※ ※
・→多少辛い思いをして・・・は最初の抗がん剤タキソテール、大量投与の時に充分体験した。けれど、所詮完治はかなわないわけだから、この治療以降仕事を長期に休まず、日常生活が送れる治療を念頭に9年余りを過ごしてきている。がんとの一日も長い共存こそが私のゴールである。
・→メモに作って事前に提出しなくとも、日々ノートにメモしたことを診察時間内に過不足なく伝えることが出来ているので困っていない。良好なコミュニケーションが取れていることに感謝している。
→余命については今の主治医に聞いてはいないが、もろもろ総合するともう少し長らえることが出来そうなので、次の段階(薬がなくなった時)に先延ばしにしている。というのも、当てにならない余命で気持ちを乱したくないし、自分の行動様式や意思の力がある程度の影響力を持つことは日々感じているので。総じて、これまでの治療は間違っていないし、その恩恵を充分受けていると感謝している。
→これまで9年余り、おかげさまで辛いことばかりではなく、実に充実した治療人生を送ってきていると思う。もちろん健康である人と同じだけ経験できているとまでは思っていないが、それでもステージ4でここまであれこれ楽しんでいる患者はそうはいないのではないかと自負している。悩みを延々と持ち続けることなく、日々を充実して過ごすことが出来るのも、それもこれも主治医を初め医療チームの皆様、患者会の皆様、このブログを通じてやりとりが始まっている皆様の支え、そして何より家族の存在だと感謝している。
※ ※ ※(転載開始)
治療選択を間違わないために
他の患者さんの治療成功体験は、希望につながるが、実は自分の治療には役に立たない。
むしろ失敗体験のほうが自分への教訓となる。
→なぜなら、がんは患者さんごとに性質、事情が全く異なるから。つまり自分のがんの
診断自体という出発点が同じと言うことはあり得ない。となると他の人の治療を真に受
けることはあぶない。
世の中たくさんのがん治療情報があるが、最も正確な診断はあなたの主治医こそが知って
いる。それなしでがん治療を探すことの危険性を知ってほしい。
(転載終了)※ ※ ※
→がんは百人百様。他の方の治療を真に受けることに意味がないことは重々承知している。けれど、気持ちの持ち方や副作用への対処の仕方など、学ぶところはあると思っている。
そして、何より主治医を信頼しているので、がん情報を必要以上に漁ることはない。その時間は自分で好きなことに使うことが出来ていることに改めて感謝したい。
というわけで、5月スタートとともに今日は待ちに待った創刊号が送付された。これからもSho先生のメルマガが楽しみで仕方ない私である。
※ ※ ※(転載開始)
抗がん剤でつらい思いしないための秘訣
抗がん剤治療が失敗する理由
それは以下の理由による
・病院に全てお任せ
・主治医に遠慮してききたいことをきけない
・治療のことばかりで頭がいっぱい
・がんとその治療について勉強しない
・がん治療の常識は普通の病気の常識と同じに思っている
・治療がうまく行くことだけ祈り、うまくいかないときの対策を考えていない
・気分転換をしない
・色々なことに挑戦しない
・治療はきつくても我慢するのが当たり前と思い込んでいる
・同様な治療を受けている友人を持っていない
(転載終了)※ ※ ※
・→病院に全てお任せはしていない。自分の希望は常に伝えている。
・→主治医に遠慮して聞きたいことを聞かないことはまずない。
・→これまでがんとその治療について勉強は欠かしていない(このところちょっとさぼり気味、ある意味勉強しすぎも良くない気がしているので)
・→がん治療の常識が普通の病気の常識とは一線を画していることは重々承知している。
・→上手くいくことだけを祈り、はない。もちろん祈りはしているが、常に「もしも・・・」という危機意識は持っている。とはいえ、あまり過度に考えすぎないようにはしている。要はバランス感覚か。
・→気分転換の方法は多々持っている。それを許してくれる環境に感謝している。
・→挑戦は止めていない。ヨーガインストラクターしかり、先日はゴスペルにも挑戦した。次の挑戦も始めている。
・→きつくて当たり前とは思っていない。その辛さをいかに乗り切るか、主治医にきちんと伝えて相談している。
・→同じような治療をしているとても大切な友人がいる。
※ ※ ※(転載開始)
抗がん剤でつらい思いをしないために
・多少つらい思いしてもがんばる価値があるのは治る可能性があるがんのときのみ。
・治らないのなら、がんと共存をはかる治療戦略となる→日常生活といかに両立するか?
・となると抗がん剤治療の第一の目標は副作用対策であり、治療効果は二番目となる
・主治医にとって白血球、血小板減少など検査でわかる副作用以外は患者さんから自覚症状情報が頼り。
・患者さんが直接言わなければ主治医は問題認識もできない。
・往々にして主治医が驚くのは患者さんが突然治療を拒否すること。
・これはお互いの意思疎通がうまくいっていなかったという証拠
・責任を医療側にだけ求めても解決は難しい
・患者さん自身が行動しないと結局うまくいかない
・治療メモ帳を作って日々の問題や要望、工夫点を記載し、外来日にそれをコピーして不満点や要望を書き加えて(三つぐらいにしぼる)窓口に提出する。
・そうすることで看護師さんも対策を一緒に考えてくれ、医師も時間を費やさずに問題点を把握できる。
・診察時にその対策を準備して応対できる。
・治療の点で最も不満になるのは治療の意味が理解できないこと
・そういう疑問も率直に文書にして渡すことで担当医も効率的に問題点を把握できてありがたい。
・あとどれくらい生きられるか(余命のこと)は最悪の場合と最良の場合の両方を主治医に聞く
・医療側は突発的なことが起こることも含めて厳しめの余命を言いがち。
・患者さん側はその数値にショックを受ける。たとえ治療がうまくいってもその数値が一人歩きして治療に悪影響が出る。
・余命は本当のところが誰もわからず、6割は外れる。
・むしろ本人の行動で簡単に変化する。
・がんによって決まった治療法があるが、それを最大限活用できるかどうかは本人次第。
・つまり自分の人生を変えられるのは自分のみ。
・抗がん剤の副作用も最初から対処する準備をして先手先手で対処することでつらく厳しい治療生活になるか、つらさを最低限にして充実した治療生活を送れるかが決まる。
・主治医以外にも看護師、薬剤師、治療仲間をうまく利用して悩みを早く解決することも今後の人生を左右することになる。
(転載終了)※ ※ ※
・→多少辛い思いをして・・・は最初の抗がん剤タキソテール、大量投与の時に充分体験した。けれど、所詮完治はかなわないわけだから、この治療以降仕事を長期に休まず、日常生活が送れる治療を念頭に9年余りを過ごしてきている。がんとの一日も長い共存こそが私のゴールである。
・→メモに作って事前に提出しなくとも、日々ノートにメモしたことを診察時間内に過不足なく伝えることが出来ているので困っていない。良好なコミュニケーションが取れていることに感謝している。
→余命については今の主治医に聞いてはいないが、もろもろ総合するともう少し長らえることが出来そうなので、次の段階(薬がなくなった時)に先延ばしにしている。というのも、当てにならない余命で気持ちを乱したくないし、自分の行動様式や意思の力がある程度の影響力を持つことは日々感じているので。総じて、これまでの治療は間違っていないし、その恩恵を充分受けていると感謝している。
→これまで9年余り、おかげさまで辛いことばかりではなく、実に充実した治療人生を送ってきていると思う。もちろん健康である人と同じだけ経験できているとまでは思っていないが、それでもステージ4でここまであれこれ楽しんでいる患者はそうはいないのではないかと自負している。悩みを延々と持ち続けることなく、日々を充実して過ごすことが出来るのも、それもこれも主治医を初め医療チームの皆様、患者会の皆様、このブログを通じてやりとりが始まっている皆様の支え、そして何より家族の存在だと感謝している。
※ ※ ※(転載開始)
治療選択を間違わないために
他の患者さんの治療成功体験は、希望につながるが、実は自分の治療には役に立たない。
むしろ失敗体験のほうが自分への教訓となる。
→なぜなら、がんは患者さんごとに性質、事情が全く異なるから。つまり自分のがんの
診断自体という出発点が同じと言うことはあり得ない。となると他の人の治療を真に受
けることはあぶない。
世の中たくさんのがん治療情報があるが、最も正確な診断はあなたの主治医こそが知って
いる。それなしでがん治療を探すことの危険性を知ってほしい。
(転載終了)※ ※ ※
→がんは百人百様。他の方の治療を真に受けることに意味がないことは重々承知している。けれど、気持ちの持ち方や副作用への対処の仕方など、学ぶところはあると思っている。
そして、何より主治医を信頼しているので、がん情報を必要以上に漁ることはない。その時間は自分で好きなことに使うことが出来ていることに改めて感謝したい。
というわけで、5月スタートとともに今日は待ちに待った創刊号が送付された。これからもSho先生のメルマガが楽しみで仕方ない私である。