ロッキングチェアに揺られて

再発乳がんとともに、心穏やかに潔く、精一杯生きる

2011.11.12 拡大プチ虹のサロン-ランチと市民フォーラム参加-

2011-11-12 21:20:50 | 日記
 今日は2ヶ月ぶりのプチ虹のサロン。昨日の雨はどこへやら、朝からすっきり晴れて青空になり、小春日和のとても穏やかないい日だった。
 今回はSさんとKさんが通っておられる病院で「乳がん市民公開講座」があるということで、5人揃って参加することにした。

 病院までバスが出ている駅で集合して、早めのランチ。Sさんご推薦のレストランで、野菜たっぷりの素敵なフレンチを堪能した。
 今回、Sさん患者友達のNさんが市民講座に参加されるということで、ランチにゲスト参加された。まだ30代前半の若さで発症、3年目のこの春、骨への転移が判ったという。今は経口抗がん剤エンドキサンとゾメタ、ホルモン治療薬・ヒスロンHを服用されているそうだ。
 私たちプチ虹のサロンのメンバー、つまりは再発治療の先輩のお姉様(!)たちが、明るくしぶとく仕事も治療も元気に続けていることをお話して、エールを送った。
 話は尽きなかったが、バスで病院前まで移動して、会場の大講堂へ入った。

 初めて訪れた病院だったが、あまりに立派でびっくり。いつもSさんとKさんが治療を受けておられる病院をこの目で見ることが出来て、良かった。
 今日のテーマは「正しい知識を学びましょう。」。基調講演はこちらの大学教授でおられる池田先生から「乳がん治療の最新情報」のお話。罹患率や死亡率についての疫学的話題、治療に関する最近の話題として、乳がんの性格を知って治療を行うこと、局所療法・全身療法の進歩、新しい薬剤等の紹介があった。続いて特別講演ではあけぼの会・ワット会長さんから「大切な命を乳がんから守りましょう」というお話があった。
 会長さんは、会の活動状況についてスライドを見せながらお話されたが、6月に亡くなった事務局のTさんが写っておられ、そのお話になると、何度も言葉を詰まらされた。全幅の信頼を寄せていたであろう副会長という片腕を失ったその悲嘆の深さと喪失感の大きさが胸に迫った。

 後半は、パネルディスカッションと称して、事前に参加者から寄せられた質問に、腫瘍内科、外科、形成外科、がん指導薬剤師、乳がん看護認定看護師のそれぞれの講師が回答をしたのち、各講師からミニレクチャーがあった。内容は検診、手術、抗がん剤、生活全般等についての話題。この病院がとても力を入れて乳がん治療に携わっているかは十分伝わってきた。
 講座は4時過ぎまでの予定だったが、取り上げた質問が多く、終了したのは5時近く。外はもう暗くなっていた。

 TさんとNさんは来た時のバスで、2人のSさんと私はタクシーでもう一つの最寄駅まで戻り、ターミナル駅でお別れした。Kさんは病院から徒歩でお帰りになれるとのことだった。
 来月は早くも忘年会兼クリスマス会になる。元気での再会と、お互いの検査結果が良いものであることを祈ってお別れした。

 今日は端から帰りが遅くなることを予測して、夕食はお寿司をとっていたので安心して帰宅した。
 Sさんから、鉄男の息子に九州新幹線のグッズのお土産まで頂戴した。家に帰って渡したら大喜び。早速お礼のメールを打っていた。

 毎月会っているメンバーに2ヶ月会わなかっただけで、今日の再会が本当に待ち遠しかった。プチ虹のサロンのメンバーにどれだけ精神的に支えてもらっていることか・・・と改めて有難く思う。

コメント (2)
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