音楽をがんがんスピーカーで鳴らしていたお寺をのぞいて、はじき返された後、大きな通りへ向かって歩いていくと、辻のところで、年のいった女性が、後ろを振りかえりがちに、ゆっくり歩いていた。そこへ、鮮やかな布地のサリーで着飾った若い女性が、手にお供え物であろう何かを持って、駆けてきた。
(なぜ嫁と見たかというと、サリーを着ているので既婚者とみるのが自然。事実、上の写真の奥の若い女性たちはパンジャビスーツを着ている。)
以下空想;
「お義母さま、できました。」
「ほんと、のろまだね。はやくしないとおわっちまうよ。それにしても、ちゃんとできたんだろうね?」
早足で急ぐ二人。
半歩下がって、決して姑の影を踏まない嫁。
はたして、ふたりはくだんのお寺に入っていったのでした。