いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

今日の看猫 20101216

2010年12月16日 20時29分27秒 | ねこ


子にゃんの頃生き別れた兄弟かにゃー、と情報誌の表紙を見つめるうめちゃん; その2.

heuristic results: ヒ素・バクテリアばなし;

NASA「ヒ素を摂取し生命維持できるバクテリア発見」と発表*1

その昔、自分の論文で自分の実験データについてheuristic resultsと書いたら、"まぁ、はしたない"と顰蹙を買ったものだ。バカだった 若かった、あの頃。"はしたなさを露呈しあう世の中"の魁(さきがけ)だったにちがいない。

さて、NASA。事前予告をしての記者会見は"ためにするもの"に違いなかったのだ。つまり、NASAの予算獲得のためのプロパガンダに他ならない。それにしても、なぜ、「特異な生物⇒宇宙にも生物がいるに違いない」という"物語"になるのか?

なによりも、この"特異な生物⇒宇宙にも生物がいるに違いない"へのストーリー展開への、世間からの、つっこみは見ていない。

extraordinary life ⇒ extra terrestrial life、ってこともなかろう。

むしろ、この地球の環境の多様性と生物の多様性を示しているのではないだろうか。ヒ素が濃集(#1)している環境は水なしでは考えられないのであろうから、むしろ地球ならではという生物なのではないか。

Watch your step!

ヒ素バクテリアのメッセージを、おいらは、こう聞いた。

#1;絶対量としてヒ素が濃い、というのではなく、他の環境に比べヒ素が相対的に濃集していること。

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*1
NASA「ヒ素を摂取し生命維持できるバクテリア発見」と発表
2010.12.3 04:43
このニュースのトピックス:◇学術・カルチャー
カリフォルニアの湖で発見されたヒ素を摂取するバクテリア=NASA発表(ロイター)カリフォルニアの湖で発見されたヒ素を摂取するバクテリア=NASA発表(ロイター)

 【ワシントン=犬塚陽介】米航空宇宙局(NASA)は2日(日本時間3日未明)、ワシントン市内で記者会見し、普通の生物にとって有毒なヒ素を摂取して生命を維持できるバクテリアを発見したと発表した。これまでの生物の概念を広げる発見で、同様の過酷な環境の中で存在する可能性もある地球外生命の探索にも大きな影響を与えそうだ。

 このバクテリアは、水質がアルカリ性で塩分濃度が高く、人間などには極めて有毒なヒ素も多く含まれる米カリフォルニア州東部のモノ湖で発見された。

 研究チームは採取したバクテリアを培養したところ、これまで生物の生命活動に不可欠と考えられてきたリンがなくても、ヒ素を取り込んで利用することで生命を維持していることが確認された。

 NASAは声明で、新たなバクテリアの発見で「生命の定義を広がった」との認識を示した上で、「太陽系内で生命が存在する兆候を探索する際にも、より広く、より多様に、われわれの知らない形の生命についても考慮しなければならない」と語った。


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