いか@ 筑豊境 寓 『看猫録』

Across a Death Valley with my own Distilled Resentment

ひな祭りの思い出

2006年03月03日 21時29分08秒 | その他

筑波山麓の雑貨屋にて


「革命」概念をおぼえたての頃、ひな祭りが来た。飾られたひな人形を見て、衝動が走った。三人官女の一人と五人バヤシの一人を選び、お雛さまとお内裏さまと入れ替えた。さらに、おどろいたことはその人形移動の際、人形の首がいとも簡単に”すぽっと”抜けたことであった。かぶらの根のごときの人形のくび。お内裏さまにはおかれては、首を抜かせていただいて牛車の横に置かせていただいた。

革命。

親にはひっぱたかれるし、妹は激しく泣くし、さんざんなこととなった。

さらには、しばらしくして、泣き止んだが息もたえだえの妹は、ひとつき前に覚えたであろう所業で、ひなあられをおいらの顔面に、「鬼は外!」と散弾銃からの噴射のように、至近距離から浴びせたのであった。

これこそが、おいらが受けた生涯一度の白色テロである。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。