1945年の終戦から
日本は欧米に追い付け追い越せで
がんばって来ました。
1968年頃には
世界第二位の経済大国となり
1970年代後半には
一億総中流とか
JAPAN AS NO、1(ジャパン アズ ナンバーワン)
と呼ばれるようになりました。
1980年代後半の
戦後の集大成と言ってもよい
バブル経済の興隆を経て
1990年代に崩壊が始まりました。
1990年代後半から
デフレ経済に入りました。
失われた20・30年と言われますが
他国に比べれば格差の少ない
安定した国なのではないでしょうか。
逆に言うと
世界で最も成功した社会主義国家と言われるように
平和で満たされ過ぎた社会だからこそ
変革に対して行動が鈍いのかも知れませんね。
また世界最速で進む
少子高齢化も影響しているのかも知れません。
高齢者になると
なかなか変われないものです。
ゆっくりと確実に
じりじり後退が進行しています。
子供の時から
貧しい環境で育ち
明日は今日より良くなると
希望を持って働く時代ではなく
子供の時から
豊かな環境で育ち
あまり働かなくても生きて行けるのなら
無理して働く必要はないと思い
時が過ぎて行くのではないでしょうか。
物から心の時代に移行していますが
実際は物からお金に囚われている人も
少なくないかも知れませんね。
年配の人で大金を抱えながら亡くなっていく人も
あの手この手の詐欺事件も増え続ける一方です。
また若い人も
安易にお金儲けができるとの
怪しい情報に引っかかる人もいるようです。
ある意味では
物質的に豊かで
お金に囚われている社会は
満たされ過ぎた社会なのかも知れません。
心豊かに・精神的に豊かに生きるとは
どういうことであるのか?
そんな問いも
満たされ過ぎる悩みなのかも知れません。
この満たされた時代に
生まれたことに感謝して
一日一日精一杯生きて行くための
創意工夫をすることが
大切なのではないでしょうか。
また若い人の中には
本当の意味でボランティア精神を
持っている人も増えて来ているようですね。
分かち合うことも心豊かな精神ですね。
運も良くなります。