中流階級とは

中流階級とは何でしょうか？

何をもって中流階級なのかがあいまいなような気がします。

 

一般的に分かりやすいのが年収による分類ですね。

 

実際のところはいくら年収が高くても

余裕のない生活をしている人も多いものですし

年収が低くてものんびりと生きている人もいます。

 

第二次世界大戦後の先進国は

工業生産力が飛躍的にアップしました。

それまで労働者階級だった人達も

物質的にも経済的にも豊かになりました。

多くの人々が豊かさを享受するときに

中流階級意識が増して来るのではないでしょうか。

 

日本では１９７０年代後半から８０年代に掛けて

一億総中流と呼ばれました。

 

みんながみんなそうではありませんが

そういう時代の気分だった人もいたのでしょうね。

 

そういう意味では物質的に豊かになった以後に生まれ育った世代は

その前の世代とは、また気分が違うのではないでしょうか。

 

９０年代後半ぐらいからは所得も減って来て

デフレ経済になりました。

 

マスメディアは分かりやすいのが信条なので

経済や所得を引き合いに出して

中流階級を提示して、格差を煽ります。

 

一概に所得で格差を語ることは出来ないのではないでしょうか。

 

もちろん貧困問題は取り組まなくてはいけませんが

引きこもりやニートなどの問題は所得の問題と言うよりも

精神的な問題ではないでしょうか。

 

また引きこもりやニートの子供さんがいる家庭は

親世代は中流階級の場合が多いものです。

親の金銭的援助があるからこそ

長い間、引きこもりやニートをやれる訳ですが

親御さんが老いて来ると問題が深刻化しますね。

 

結局のところ

中流階級とは気分や心構えのことかも知れませんね。

 

これからの中流階級は

自立して相互扶助の人間関係が創れる人ではないでしょうか。

 

精神的に中流階級であると思えば

中流階級かも知れませんね（笑）