唐様というのは、流行りのおしゃれな書体のことです。
その書体で売屋と書く三代目というのは
実学や経営能力が無く、お店を倒産させた後継ぎは
子供のころから甘やかされて
経営には関係のない、唐様ような遊芸の勉強ばかりしていたと
少し皮肉を込めた言葉が
「唐様で売屋と書く三代目」です。
ただ三代目さんの本当に大変なことは
創業者と同じくらい大変です。
因循・姑息な番頭さんや重役が経営を牛耳っていることも多く
それをイノベーションするには創業者と同じくらいのパワーが必要です。
また時代による経営環境も、三代目だと大きく変化しているものです。
三代目は後を継ぐのではなく、先代からの事業は他人様に継承して
それこそ遊芸を仕事の域に高め、その道で創業者になった方が良いのかも知れません。
これからの創業・垂統の時代は、その方が運が良くなると思います。
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